「見上げると東の空に天の川、東岸にひときわ輝くアルタイル、西岸にこちらも燦然とベガ、ともに一等星、夜も更けるころ、二つの星は少しづつ天の川の中央により始め、ついに真ん中あたりで重なる。輝きが増したそのとき、雲のカーテンが閉じられた。」
・・・・てなことを期待して、我が家の屋上に登るが、満天、雲が覆って何も見えぬ。誰かが言っていた。七夕は旧暦でやるべきである、あの時期なら天の川も見られるだろ言う。日記をひっくり返してみる。去年も一昨年も、二つの星は見られなかった。
去年の七夕、私は洞爺湖サミットのことを書いた。福田首相の花道とささやかれ、地球温暖化問題が議論されたものの表面的に終わり、原油は145ドルを越していた。
一昨年は余り政治的なことは書いていない。しかし8月6日に参議院議員選挙が行なわれ、野党が大勝したこと、そしてこの後9月に安倍首相が内閣を投げ出す・・・・現在の政治の状況はとりあえず、この辺が出発点になっているようにも見える。あれから色々起こった。もう、遠い昔のことのように思える。
民主党が政権をとろうとしている。「一流国など目指さなくていい。民が幸せに暮らせればそれでいいではないか。」といった庶民感情が、大きく後押ししているように感じる。その結果、選挙の関心は、年金、雇用、福祉など、そして突然金科玉条のように振り回された地方分権、そういったごく身近な問題ばかりが、争点になっているように見えるる。
しかし外交や防衛のような国の全体を決める問題を、決して軽視してはならないと思う。そしてそれらに対する民主党のスタンスが、私には今一歩見えてこない。
外交の代表的な問題は、たとえば環境問題である。
テレビ朝日でやさしく中国の環境問題を取り扱っていた。日本の二酸化炭素排出量は今では世界の4%に過ぎない。急激に伸びているのは中国で、今年あたりはアメリカを追い抜いて世界一になった、とも言われている。しかし後進国を自認する中国は言うのである。
「このように環境問題がクローズアップされたのは、先進国が産業を開発させ、環境を悪化させ繁栄を謳歌したことが原因である。まず先進国が削減努力をしろ。後進国はこれから繁栄を謳歌する権利がある。当面は排出量を減らす義務はない。減らさせたかったら無償で公害防止技術を開示しろ。」先進国との溝が埋まらない。
日本は自国の地球環境問題に真剣に取り組み、今回も世界レベル以上の削減目標をうちたてようとしている。環境論者は「日本がリーダーシップをとらなければいけない。」というが、産業界に将来大きなハンデイとなることは間違いない。もっと自分自身の立場にも軸足を置くべきではないのか。この辺のコントロールが政府の役目と想う。新政権はどう考えるか。
外交では、そのほかにも貿易自由化交渉の問題、世界的な不況への対処等、問題が山積している。それらへしっかりした対応なくしては国の将来が危ういと考える。
次に防衛問題である。中国の存在感が増してきている。国土の大きさ、人口、資源いづれをとっても日本をはるかに凌駕している。それゆえアメリカは、最近では日本を無視して中国とうまくやってゆこうとしている。そんな中で日本は自分の防衛をどうかんがえてゆくべきなのだろうか。愛川欣也「パックインジャーナル」は、好きな番組ではないが、先日「核持ち込みの密約があるか否か。」が話題になったとき、珍しく正論を言っていた。「なんやかや言って日本は自分で守ることはせず、アメリカの核の傘の下で平和に暮らしたいんでしょ。だったらしかたがないんじゃないか」・・・・・そんな内容だった。回答者たちが「国民の前に密約があったのかどうかはっきりしていないのが、いけないのであって・・・・」と言葉を濁す。
北朝鮮が国連制裁を無視してまで、ミサイル発射等を続ける今日、新政権は、特に米国との関係において日本の防衛をどう考えるのだろうか。もっとも自分で守るというのなら話は別、その場合には相当の覚悟が必要だろうが・・・・。
ハンチントンの「文明の衝突と21世紀の日本」という書の中の一節。
「日本は独立した文明圏であることは誇ってよいが、所詮は小さな文明圏で、東南アジアでは中国に継ぐナンバー2である。仮想ストーリーでは中国と米国が戦争になり、日本は両者の間をふらふらし、結局は中国につき破壊される。」・・・・杞憂であることを祈る。
そんなことを考えると民主党が政権をとるということは、まさに日本が新しい方向に舵を切ることになる。しかしその方向はどこへ・・・・?嵐を予感させる。
夏ゆえ寒くはないが、風がびゅうびゅう吹いている。これから日本に一体何が起こるのだろうか。変化の速度はものすごく速い。来年の七夕に私は一体何を書くだろうか。
註 ご意見をお待ちしています。
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home-page http://www.bekkoame.ne.jp/~agatha
私の古くからのお友達「英国にすむ美人のいづみさん」から次のようなメールをいただきました。
阿笠さん、こんばんは!
英国では七月七日は、夕刻から嵐のような暴風雨雷雹!
これは、無理だな〜と思いつつも、
かねてから計画した「七夕祭り@our office」を開催!
母校の英国青山会の同窓生ー突如飛び入りの22歳先輩の女性も!
**さん(いづみさんのご亭主)も、部外者だけれど、参加してくれました。
午後には、日本語のレッスンで、生徒さん達にお願いごとを書いてもらい
その夜も、短冊に皆さんお願いごとを書いたのを、観葉植物にかけました。
持ち寄りの食べ物や飲み物ーグルジア高級ワイン、アルザスの鴨のパテ、日本から虎屋の羊羹、お寿司、から揚げ、、私は、手作りサンドイッチ、10日早い私のバースデーケーキ!
ピンクシャンペン2本、ビールを提供! 楽しい夜でした。
帰りには、嵐の空が晴れて、ヴェガとアルタイルがおデート!
満月に照らされて、短い英国の夜を楽しんでいたようです。(以下略)
もちろん私はすぐに返事のメール。
メールをありがとう。
40歳のお誕生日、おめでとうございます。
それにしても豪華なクリスマスですね。
私など、中国産の赤い短冊に、日本産のボールペンで
「新GNP(元気、長生き、ぽっくり)が、世のため、子のため、自分のため」なんて書いて
どぶ川の岸に設置された竹の棒につるしてオシマイ。
夕食には何を食べたか覚えていません。 二つの星の濡れ場も見られなかったし・・・・・・・・。
淋しい孤独な老後・・・・・・クシュン!(以下略)
するとまたすぐにご返事。
おはようございます!
お誕生日まで、あと6日ですが 早々にお祝いありがとうございます。
40歳? あれれ? 2年前より10歳若くなっている、、(笑)
そうなんですよ! 実は、最近も、
「どうみても30sにしか見えない」と言われて、、無理もな いですね。(以下略)
幸せな英国の美人のいづみさんに乾杯!