民主党の多くの新人議員がうれしそうに初登院の日を迎えている。鳩山氏や小沢氏の得意の顔がテレビに映し出されている。テレビもテレビで歴史の大転換などと寿ぎ、これから素晴らしい日本が作られるのだ、と思わせるような報道を続けている。
そんな画面を見ながら私は感じる。国会議員の給与は高すぎるのではないか。
国会議員の歳費は年間2000万円以上と聞く。テレビでは不況にあえぐ中小企業などとかかれているが、多くの中小企業の社長にとってのどから首が出るくらいほしい金額である。育児手当だのなんだのさわぐおばさんには想像もつかない金額である。
それだけの金額がもらえるなら少々のインチキをしても嘘の申告をしても一攫千金でなりたいと思う人が出ても不思議ではない。だから今回だって破産を申請した議員まででたとか。色々な職業を経験して苦労を嘗めてきた・・・・聞こえはいいがフリーターの経歴と重なる、そういうやからもときには収入目当てに、主義主張は適当にして時流に乗っかって当選していはしまいか。
金と言うものは人間を変える。そんな連中も一たび高給取りになり、先生、先生とあがめられ、赤絨毯でふんぞり返れば、昔のことなど忘れてしまう。みんなの為の政治をしようというなら、まずこの点から改めるべきではないか、と思うのだがどうだろうか。
次に私は不安である。本当にうまく行くのかな・・・・。
断っておくがこれは私の持つ不安である。ある人は「政権は一度変らなければいけないですよしかし変わっても政治の実態は変りませんよ。どっちにしたって日本はアメリカの腕の中ですよ。対等の関係なんていっても孫悟空が手のひらの中でお釈迦様に向かってわめいているものですよ。経済もそうでしょ。」こういう人もいるから、これから書く不安は私の個人的な不安なのかもしれぬ。
@ 景気は本当によくなるだろうか。
景気を良くする、と言うと、いかにも企業向けの話のように見えるけれども、これが今の日本の状態をよくする大前提だ。企業は別に好きで派遣切りをやっているわけでも、賃金カットをやっているわけでもない。背に腹は変えられないからやっている。麻生内閣で行なった刺激回復のためのカンフル剤は切れようとしている。景気が腰折れになれば、いくら企業を締め付けるルールを作っても追いつかない。
A 国民の暮らしは全体として本当によくなるのだろうか。
省エネルギーに反する高速道路の無料化や子育て支援のためのバラマキをやっただけで国民の暮らしが良くなるとは思えない。
B 日本の財政事情はどうなるだろうか。
いくら小泉路線がおかしいといっても、国の財政健全化を目指した点では正しい。国民に聞こえの良いバラマキ政治を行なっても、結局は与謝野氏の言うように国の将来を見据えた財政再建の道を考えざるを得なくなるのではないか。
C 米国との関係をおかしくすることはないだろうか。
D 自衛隊のソマリア派遣など中止して国際社会から孤立することはないだろうか。
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あれから半月がたった。
鳩山新内閣が動き出し、新しい政策が次々に打ち出されようとしている。
しかしどうも今までの「官僚政治」を改めるのだ、とばかり、張り切りすぎているように感じられる。そして党の決めたことを最優先し、今までのことは圧殺してしまおうとする様子が垣間見え、私の不安は決して休まらない。
亀井大臣の中小企業へ貸した金は当分返さなくてよいことにしよう、などという発言はまさに驚天動地だ。過去にそのような例があったかもしれないが、これがまかり通るなら国との契約は政権が変れば守られないかもしれない、と言うことになり、国債など誰が買うものか、と言うことに成る。郵政民営化だってそうだ。ここまで進んできてしまったのだ。押しとどめるにしても、これまでの経緯を十分に考慮に入れなければ成るまい。
八ツ場ダムの話も同じ類だ。問題なのは「はじめにマニフェストありき。」で議論を進めようとする節が見られることだ。マニフェストは間違っていたのかもしれない、という謙虚な態度がまったく見られない!政権は変わっても相手にとって国家はひとつである。家主がかわりましたから、では国家はまったく信用されなくなる。
CO2削減問題も同じだ。自分たちの考えで25%削減を打ち上げるが、追求されると「国際的な協調が得られることが前提。」などと言いぬける。しかし新興国は追従せず、米国中国が抜けた形で国際的に合意をし、そこできめたから問答無用で産業界は25%削減しろ、では救われない。
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