私は寧ろ楽天の試合の方が気になっていた。
今日は西武と戦う。あの新人に毛がはえた程度の井坂が投げるという。
西武には前の前の試合であったか、投手陣が打ち込まれて19点も献上している。あの二の舞にならなければいいが・・・・・・。
しかし勝ってしまった。嬉しくなって次は誰が投げるのだろう、などと想像しながら床についた。25日4時半頃起きる。
茶の間に座り、TVをつけたときに思い出した。
「そうだ、ガールフレンドのAさんは今朝の3時半からFIFAワールドカップ日本とデンマークの決勝進出をかけた試合が行なわれる、起きられるかしら、と言っていた。」
チャンネルを回すと、おお、試合の真っ最中、2対0で勝っているではないか。
この続きは後で見ることにして私はその後朝飯の用意をしたり、日記を書く準備をした。
スポーツは面白いがどうも見続ける気がしない。
あの勝ち負けを考える緊張が煩わしい。
あれは結果だけを後の新聞かダイジェスト版で見ればいいのではないか。
そんな風に考えるとどうしてたかがサッカー、しかも予選なのに大騒ぎするのだろう。
しかし詩吟教室で一緒のN氏は緒戦のカメルーン戦を南アフリカまで見に行った。
現地の様子を聞いたところ
「どこにでも座れましたよ。考えてみればよほど酔狂でないと日本から南アフリカまで見になんか行かない、相手のカメルーンは貧乏国、国民にサッカー観戦に出かける余裕などないだろう、主催の南アフリカにとっては関係ない二国、ガラガラは当然・・・・」
それだけ分かりながら行くところ凄い、というべきか。
5時近くなってYAHOOを見ると、3対1で勝ったとのこと、そうするとTVを見て喜びに浸りたくなるのだから私も妙な人間。
ふとYAHOOの記事のタイトルを見回してみると「北朝鮮にアメリカが支配される衝撃作」
開いてみると、ビデオゲームらしい。日本での発売は未定。
ゲームHomefrontのバックストーリーでは,「どのような過程を経て,アメリカが北朝鮮に占領されることに至ったかがダイジェストで語られる。ムービー序盤に描かれるのは,北朝鮮の指導者の死と,その後継者の台頭だ。その後継者が非常に若く,またカリスマに満ちあふれた人物として登場する。まず朝鮮半島を統一し,その後日本をも支配下に収めた北朝鮮は,次にアメリカへと進行していった……というのが本作の歴史設定なのだ。
ニュース映像や新聞の見出しなどのカットが繋がり,歴史が紡がれていくこのムービーは疾走感があり,妙な説得力と心に残る怖さがあった。」
高等学校の英語の事業で習った「Animal Farm」を思い出した。1945年に刊行されたジョージオーウエルの作品。ウイキペデイアのあらすじをそのまま拝借すると「人間の農場主が動物たちの利益を搾取していることに気づいた「荘園牧場」の動物たちが、偶発的に起こった革命で人間を追い出し、「豚」の指導の下で「動物主義」に基づく「動物農場」をつくりあげる。動物たちの仲間社会で安定を得た彼らであったが、不和や争いが絶えず、最後は理解できない混乱と恐怖に陥っていく。結果的に支配者が入れ替わっただけで、人間が支配していた時以上に抑圧的で過酷な農場となる。」
昔、面白いと思った小説のひとつに小林信彦「ぼくたちの好きな戦争。」
「真珠湾攻撃を悪い冗談位に思っていたアメリカは、ようやく戦争と認識。俳優のギャレットを戦死したユガワラ将軍になりすまして、日本に潜入させる。彼は日本が禅爆弾なるものを開発したことを知る。アメリカは禅爆弾のおかげで戦争に負けて二分され、西半分は日本が支配することになった。ギャレットは、そのままユガワラ将軍を装い続けてニコゴリ元帥とも親しかったが、とうとうばれてしまった。・・・・・」
どれもお笑い話なのだが・・・・・・。話題はさらうのかもしれない。
そしてYAHOOサイトには参議院選挙の公示のニュース。いわれなくても前哨戦のようなものは始まっている。識者は日本の将来を問う選挙だ、という。
報道の面白いところは、スポーツも荒唐無稽な話も政治談議もみんな均質に流されてしまうこと。それらを、一般庶民は自分の趣味と能力に応じて切り分け、頭に入れ、加工し、薀蓄をたれる。もしかしたら、ある人には日本がデンマークに勝ったニュースは、共産党政権が出来るニュースよりも大きいのかもしれない・・・・・。
註 ご意見をお待ちしています。
e-mail agatha@bekkoame.ne.jp
home-page http://www.bekkoame.ne.jp/~agatha