878「アデル」(7月9日(金)晴れ)

1911年、パリ、自然科学博物館である科学者が、ジュラ紀の化石から怪鳥(翼竜)プテロダクティルスを孵化させることに成功した。この舌をかみそうな怪鳥はさっそく博物館の窓を破って逃走、パリの上空を飛び回る。
美貌の新聞記者アデルはピラミッドを探索していた。彼女はすでにそこに眠るファラオの秘密に関する文書を入手、中のことなら隅々まで知っていた。そんな馬鹿な?でもハリウッド映画ならそんな設定はごく当たり前でしょう。
ピラミッドの奥深く侵入する彼女、彼女の指示一つである岩を推せば秘密の通路に通じファラオの棺の前に、そしてオタカラ発見・・・・・。しかしそんな彼女を見て現地の悪人共が放って置くわけもなく「こっちによこせ。」のみならず「秘密を知った者の運命は分かっているだろう。」と銃口を向ける。そのとき足元に黒い液体、どうやら地下から石油が出てきたようだ。死ぬ前に一服させてと、ライターを借りた彼女が「私がこれを落としたら、どうなる。」と脅し危機一髪。ナイルのほとりに逃げ出す。

パリに戻った彼女、怪鳥騒ぎを知り、持ち前のお色気で怪鳥ちゃんと仲良くなる一方、怪鳥ちゃんを復活させた博士を訪ねる。実は彼女がピラミッド旅行したわけは妹の病気を治す秘薬を手に入れるためだった。アデルと彼女の妹アガットは仲のよい姉妹で、テニスが好きであった。しかしあるとき激しい打ち合いの末アデルの打った球がアガットを直撃、アガットはひっくりかえり、運悪く髪飾りに用いていた針が頭を貫通、寝たきりになっていたのだ。
博士は「「ファラオの侍医」ならば治せるかもしれない。」折からパリルーブル美術館ではエジプトファラオ展?が開催中。ファラオやその重臣たちの棺が展示されていた。彼女は深夜のルーブル美術館に侵入、棺を持ち出し、自室アパートに運ぶ。しかしどうやれば死んだミイラをよみがえらせることが出来るのか。博士に寄れば心が通じれば復活する。彼女は何とか通じさせようと、またまたお色気作戦まがい。めでたく復活させるがミイラがいうことに「私は物理学専門、侍医ではない。しかも侍医は皇帝の命令でのみ動く。」

一方怪鳥の話は次第に大きくなる。大統領まで襲われ、5日のうちに問題を解決しろ、の厳命が下る。それが下のほうに行くに従って72時間以内、48時間以内になり、最後の名探偵の元に届いたときには24時間以内になっていた。名うての動物ハンターなどが招集され、彼らは羊に化けるなどしてなんとか怪鳥を捕まえようと躍起。一方怪鳥ちゃんはブローニュの森の奥深く居を構え、アデルの愛犬なども運び込む。
当局はとんでもないものを復活させた罪でついに博士を逮捕。それは大変とアデルは博士を救うべく料理女、尼僧、当局の役人などに化けて刑務所進入を図るが尽く失敗、愈愈博士はギロチンにかけられることになった。そこでアデルはあの怪鳥ちゃんを手名づけ、その背に乗って現場に駆けつけ、危機一髪で博士を救う。

復活させたミイラが侍医ではなかった、と聞いて、アデルは今度は博士とともにルーブルに侵入、ミイラをみな自室に運び込む。やがて博士の魔法で心が通じ、ファラオが何千年の眠りから覚めるなど次々ミイラが復活。アデルの願いを聞いたファラオは最終的にアガットを助けること承認、秘薬が施され、アガットは元気を取り戻す。
また怪鳥も彼らの活躍で再び化石の世界に戻って一件落着した。ミイラたちは「それではわれわれもナイルに帰るとしよう。しかしその前に野蛮人どもの築いたパリの街とやらを見てゆこう。」そしてぞろぞろとパリの街に繰り出す。ルーブル美術館前広場にたち「野蛮だが、この町はなかなか洗練されている。この広場も素晴らしい。しかしここに文明の象徴たるピラミッドを建ててやったらいいのではないか。」
すべて問題の解決した彼女は再び新しい冒険の旅に・・・・・。彼女を慕っていた若い新聞記者は花束を持ってアデルのアパートを訪ねるが、そこに病気から回復したアガットを見つけてびっくり・・・・・・。
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一度見ただけで、カタログも買わずに、これだけのストーリーを書くのは苦労したぞ!小さなところは間違いがあるかも知れぬ。なおウイキペデイアにはこの映画についてのサイトがあるが、著作権の問題などもあり、いま閉鎖を検討中とか。この記事はひっかからないだろうなあ。
映画は面白くなければならない、気晴らしに見たい方には是非お勧め!監督リュック・ベッソンは1959年生まれのフランスの映画監督。「レオン」、「トランスポーター」などの作品があるそうだが知らぬ。主演女優ルイーズ・アルゴワンはTVでミス天気予報に抜擢され、毎回趣向を凝らしたファッションで人気を得た、とか。

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