パック旅行でドイツ周遊旅行を楽しんできた。ドイツは今まで何度か訪問したことがあるが、これだけ観光に特化して日にちをかけたのは始めて。
10日間、一人当たり、ガイドも宿も食事も、みんなついて30万円足らず、昔に比べれば随分安くなった、旅行社も勉強しているわい、といいたいところだが・・・・。
交通はルフトハンザ成田フランクフルトだった。8月からルフトハンザが使い始めたエアバス380は、2階建て大型機、2階がエクゼクテイブ、1階がエコノミークラスで、全部で600席以上あるらしい。大変な飛行機。ガイド氏も宣伝していたが、我が家に戻ってインターネットをソット調べた。燃料チャージ等は別料金だが
「秋冬のヨーロッパへ 62000円から」
旅行会社は十分儲かっている。円高の影響かもしれない。行くなら今のうち!
旅程を全部書くのも脳のない話。今回の旅行でインプレッシブであったところをかいつまんで述べてみよう。
まずはベルリンの発展振り。
かっての西ベルリンは壁で包囲されていた。壁は、東ドイツ側が作ったものであり、前長155キロ、西ベルリンを取り巻いていた。東ドイツが、自国民が西側に流出するのを恐れて1960年代になって作ったものである。数十メートルの幅で二重になっていた。
統一後、壁が取り払われたのはもちろんだが、今では東ドイツ側にビルが林立し始め、かっての二重壁の間もビルで覆い尽されている。ブランデンブルグ門では若者たちが深海掘削反対の寄せ書きをしていた。「くもの巣」という自転車ではしゃぐ観光客が目に付いた。一方で昔の壁の一部が残され、落書きがされていた。
ドレスデンはチェコ共和国との国境近くに位置する町。ザクセン選帝侯の宮廷都市として栄え、選帝侯たちが居城としたドレスデン城、18世紀にでたアウグスト強王の建てたツヴィンガー城、それに続く大聖堂などの建物が林立していた。それらは第二次世界大戦で徹底的に爆撃されほぼ灰燼にきしていた。
東ドイツにあったが、歴史的建築物の再建が進められツヴィンガー宮殿等が復興された。この流れは1990年の統一後も変わらなかった。特に瓦礫のまま放置されていた聖母教会の再建には世界各地から182億もの寄付が集まり、2005年10月に工事が完了した。瓦礫から掘り出したオリジナルの部材を、コンピューターを活用して可能な限り元の位置に組み込む作業は「ヨーロッパ最大のパズル」と評された。もちろん裏を見ればいろいろあるだろうが、我々観光客には発展著しい、活気のある町に見えた。
3番目に驚いたのは世界遺産の指定の威力。ルードウイッヒ2世の建てたノイシュバンシュタイン城は、デイズニーの白雪姫にも取り入れられ最も人気の観光スポット。連日観光客が押しかけるため、予約制、バッチ式で観光客を入れている。遅れたりしようものなら、再発行を受けねばならず、ガイドはひどく気を使っている。
ロマンチック街道は20年前に訪れたことがあった。しかしまだのんびりしていてバックパッカーなども目立ったが、今では大変身。ローテンブルグなど年中お祭りをやっているような雰囲気。ライン川下り、古城街道、ゲーテ街道等も中々の人気のように見えた。
最後にドイツの酒は意外においしいということ。
ビールにあれほど種類があり、かつカクテルを造ることが出来るなど驚いた。小麦ビール、燻製麦芽を利用したラオホビールなど中々いい味。ラドガーはビールにジンジャエールを加える。レッドアイはトマトジュース、ベルリナーヴァイスはシロップとか。この辺に成ると分からない。皆さん、トライしてみてはどうですか。
ドイツのワインはフランスワイン、イタリアワインなどとは異なる格づけしているようだ。その一番上にEisweinと貴腐ワインがある
前者は、葡萄の摘み取りを遅らせ、気温が下がり葡萄が氷結したときに素早く摘み取り、窄汁して造るワイン。氷結しないで腐敗してしまうこともあり、生産量は少ない。
後者は貴腐菌という菌が発生する最適な天候状態の年のみに造られる。ほとんど干しブドウ同様になったブドウから造られる「天然のリキュール」ともいえるもの。一滴は世界最高のデザートワインといわれ、大変貴重で驚くほど高価。
庶民派の私としては、ほんの少量買い求め、いつ飲もうかと目下思案中。
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