正月の準備を、一昔前はクリスマスが終わる頃から始めたが、最近は30日と31日で行なう人が増え、スーパーなどのバーゲンもそれに習ってきているとか。私もその伝。
私の家は、近代風に言えば5DKくらいなのだろうか。台所とキッチン以外に5室という意味である。5Dは大体終わっていた。28日が可燃物のゴミ収集最後の日、5袋もだした。残りはキッチンだが、やりだすと切りがないくらい大変。換気扇、ガスレンジ、調理台周辺、食器戸棚、冷蔵庫周辺、これらを丁寧にやってゆくと、いくら時間があっても足りないくらい。そしてトイレに風呂場。いつもキレイにしていればいいのだが、風呂場の床には、秋に殺した小さなゴキブリの死骸まで転がっている有様。家の外の掃除もあるが、そこまでは中々手が回らぬ。
しかし30日、31日はこれだけならいいのだけれど、外にいくつも用事が重なる。
買い物には、30日も今日も行かなければならぬ。「一夜飾りはいけない。」といわれて育った。だから小さな鏡餅、いけばな、玄関の飾り、たいしたものではないが30日に備えなければならぬ。次女一家が1日に来る。彼らはお寿司が好きだ。元旦にすし屋はやっていない。31日の夕方に買っても消費期限は彼らが来るとき、間に合うかどうか分からぬくらいだ。
次女一家が来る以外は一人だけの元旦になることが分かっているのに、なんとなくお重を用意したくなる。かまぼこ、伊達巻は、28、29日に熱川に旅行した際買ってきた。煮物、私の好きな黒豆、キントンは、ガールフレンドのAさんが用意してくれた。それでもなますや田作りは、自分で作った。もう一つ厄介なのが、年越し蕎麦対策。丁度桜えびがあったから、それで掻き揚げを作ることにした。一人前だと作る気分にならぬが、今年はAさんも「私にも・・・・」ということで少し作る量が増え、やる気が出てきた。
さらに私の場合は、アパートを弟と共同で経営しており、3日に彼を訪ねるが、其のときに打ち合わせをすることにした。其の資料作り。其のほかにも朝のラジオ体操、日記、昼は一服と友人と昼飯を食う等々、忙しい、忙しい。
夕方5時前にようやく、Aさんと料理の交換も終わり一段落ついた感じ。6時前に自家製かき揚げをのせた年越し蕎麦を食べた。メールをチェックしたり、詩吟、カラオケ等の練習をして一服し、階下に下りると紅白が始まったばかりだった。しかし新しい歌は、ほとんど知らず聞く気がしない。政治討論や年忘れ日本の歌のほうが、どれだけ自分の趣味に合うか知らぬ。
ただAさんが珍しく紅白で一つ聞きたい歌があるといっていた。植村花菜という若い女性の歌っている「トイレの神様。」フォークソングのような歌いぶりに聞こえたが、よく分からぬ。調べるだけは調べておこうとインターネットを利用。
「植村花菜」:1983年生まれ、27歳、兵庫県出身。子供の頃からクラシックバレーとピアノを習い、8歳のときに「サウンドオブミュージック」を見て歌手になろうと決心した。
高校卒業後18歳でオオサカスクールオブミュージック専門学校に進学。
やがてギターを弾くようになり、作詞作曲に目覚め、路上ライブをやるようになる。
2005年キングレコードから「大切な人」でメジャーデビュー。
2010年「トイレの神様」が大ヒットし、紅白に選ばれることになった。
「歌詞(一部)」・・・・・トイレには/それはそれはキレイな女神さんがいるんやで/だから毎日キレイにしたら/女神様みたいにべっぴんさんになれるんやで/其の日から私は/トイレをピカピカにし始めた/べっぴんさんに絶対なりたくて/毎日磨いてた
・・・・・
少し大人になった私は/おばあちゃんとぶつかった/家族ともうまくやれなくて/居場所がなくなった/休みの日も家に帰らず/彼氏と遊んだりした
・・・・・・
どうしてだろう/人は人を傷つけ、大切なものをなくしてく/いつも味方をしてくれたおばあちゃん残して/ひとりきり/家 離れた
・・・・・・・
「おばあちゃん、ただいまー!」ってわざと/昔みたいに言って見たけど/ちょっと話しただけだったのに/「もう帰りー。」って/病室を出された。/次の日の朝/おばあちゃんは静かに眠りについた/まるで、まるで/私を待ってくれたように
自分の経験そのものなのかね、この歌は?そうとすれば彼女のおいたちが推定できる。
夕食で酒は飲まないことにしているけれども、チャンネルをガチャガチャしているうちに妙に淋しくなった。紙パックの剣菱。一人で燗して飲み始めた。すぐに眠くなった。元来、酒には弱い。寝ることにする。トイレ・・・・今日だけはキレイですぞ!
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