931「老後に妻がいると素晴らしいか?」(1月19日(月)晴れ)

私は、小さな仲間同士の集まりを出来るだけ大事にしている。大事にする、というのは1年に1度でもいいから定期的に飲む会を開いたり、年賀状を交換したりすることである。
今日は弟と友人のA君。二人は中学校で一緒で親しかった。
まず政権や日本の未来についても色々議論があったが、A君が面白いことを言っていた。
「二酸化炭素で地球が温暖化すると言ったり、工場の品物の品質を上げようとISO制度を立ち上げたり、向こうのに人間はとんでもないことを言い出し、メシの種にする。日本には何故それが出来ないんだろう。」
そういえば米中交渉では米国は元の切り上げを厳しく要求している。中国はなんとか穏便に取り計らってもらおうとする。それをいいことに米国は10兆円近くの商談を中国とまとめた、という話は余り報道されていない。日本もあのくらいする能力は無いのか!

しかし高邁な話はすぐにグレードダウンし、身の回りの話になる。最近真っ先に飛び出すテーマ・・・・病気と健康!例外ではない!
「大腸のポリープを取り除いた。あれも上手なところに行かぬと腸に穴などあけられる恐れがある。」「この前の会話は脊椎間狭窄症の話だ。」「俺も腰痛が問題だ。」「前立腺癌の検査を受ける。」「緑内障が心配で検査を受けている。」「血圧が高い」
しかし酒がまずくなるから、其の類の話はやめよう、ということになった。
「年をとると金を使わなく成るね。いや、使えなくなるね。」
食うだけなら大して金はかからぬ。酒も飲めなくなった。オンナも・・・・・。

「比較的高額の金を使うのがクルーズだ。あれは1日一人当たり5万円くらい使う。つまり夫婦で50日行けば500万だ。」
「おれは去年は8月にカミサンと地中海クルーズに行った。地中海の島、スペイン、イタリアの都市、チュニジアなど回った。しかしクソ暑くてかなわなかった。それに食事がまずい。みな冷凍保存したものだ。其の上バイキングだが3000人も一度に食わせようとするのだから土台無理なものに成る。寄港した町で食事をしたいが、衛生上困るらしい。」クルーズは、そもそも一日船のなかに閉じ込められてそれで楽しいのか・・・・よく分からぬ。さらに「旅行に行くのもだんだん億劫。」と元気の無い意見も・・・。
それでも若さを維持するために「パートナーと人生をENJOYすることが必要だ。」では一致した。しかし男ばかりの集まりであるから、女性に対する不満が次第に飛び出す。

「女は現在のこと、それから将来のことしか考えない。過去のことをまったく考えない。それが家族制度の崩壊をもたらしているといえる。現実的過ぎるのさ。」
「もともと男と女は違う生物なのだ。子育ても終わり、男の収入もなくなってくるとメリットが無くなる。カマキリみたいに食われないだけましかもしれない。」
「家にいるようになると、もういるだけでうっとうしく感じるらしい。この前など言い草が気に入らない。「ぼんやりしてそこにいるくらいなら掃除くらいしてよ。」」
「ところが女の作戦が、だんだん男もわかってきた。その結果結婚しない、草食系男子などと言うもんが増えてきたりするのだ。男は強くなければならない。」

とどまるところを知らぬ。しかし、実を言うと私はこういう話は一般論としては楽しいが、夫婦の話になった場合、あまり突っ込まないほうがいい、と経験で知っている。
いつかあるう夫婦と海外旅行に行った。すると夫婦は口々に、妻は夫について、夫は妻についての不満を私にぶちまける。そして私を味方につけようとするのである。しかしうっかりあるとき調子に乗って「そうだね、そう言えばお宅の亭主は髪が薄いね。」くらいのことを言った。すると途端に奥さんは柳眉を逆立てて「人の亭主にそんな失礼なことを言うもんじゃない。」と怒りだしてしまった。
案の定、この場合も今、君が話したことを、奥さんに話そうか、と言うと「あなた発狂したんじゃないの、と言われるのがおちさ。」・・・・・「弱きもの、汝の名はオトコなり」これが現代の格言?

ともかくも日ごろの腹にたまったものを発散し、楽しいひと時であった。酔っ払って9時過ぎに、待つべき妻のいない家路についた。クシュン!

註 ご意見をお待ちしています。
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なお、2月6日より以下のように変ります。
今まで同様、よろしくお願いします。 
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