明日は立春、気温も少し春めいてきたようだ。夕方、ガールフレンドのAさんの家に行き、恵方まきをご馳走になった。なかなかおいしい。今年の恵方まきは南南東をむいて丸かじりするのだという。南南東はほぼ巳の方向である。
少し知ったかぶりをしてみよう。知ったかぶりはするほうの知識の整理になる・・・・。
恵方巻のことは430「豆、鰯、恵方巻」で述べたから書かない。
昔の方位は北から時計回りに 子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥 と十二支が当てられている。ただこれだと30度づつに分けられ、北東、南東、南西、北西が呼びにくいから、北東を艮、南東を巽、南西を坤、北西を乾などとも呼ぶ。
北東つまり艮の方角は鬼門とされた。それゆえ江戸を守るという観点から其の方向に神田明神や上野の寛永寺がるといわれている。そういえば日光東照宮もこの方向だ。
実は時刻も同様で、子を夜中の12時、午を昼の12時として子、丑、寅・・・・を割り当てている。さらに子の刻から巳の刻、午の刻から亥の刻をそれぞれ九つ、八つ、七つ、六つ、五つ、四つなどとも呼ぶ。明け六つというのは午前6時、暮れ六つは午後6時頃になる。落語の「トキソバ」はここを利用している。
この子、丑、寅・・・・・はもちろん中国の陰陽五行説から来ている。
今年の干支はご存知か。ウサギ、あるいは卯年というのは誰でも答えられる。
干は、甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸である。これと支を組み合わせて、毎年の干支が作られている。今年は正確には辛卯(しんぼう)、みなぴょんぴょん飛び跳ねることを期待しているが、結構暗い年になり、じっと辛抱を強いられるのかもしれない。なお去年は庚寅、来年は壬辰である。壬辰の乱を覚えておいでか。豊臣秀吉が起こした文禄・慶長の役を韓国ではこう呼ぶそうだ。1592年ー1593年。 2012-1592=420 420/60=7
つまり文禄・慶長の役から来年で干支は7回目の周期を向かえることに成る。どんな意味があるなどとは、ここではお遊びであるから述べないことにする。
恵方巻の薀蓄を少し補足。
具はウイキペデイアによれば、「商売繁盛や無病息災を願って、七福神に因み、かんぴょう、キュウリ、シイタケ、だし巻き、ウナギ、でんぶなどの7種類の具を入れることで、福を巻き込む意味があるとする説もある」Aさんの恵方巻はウナギの変わりにアナゴを使っていたが、ほかは大体このようであった。
また430を読み返してみると其の年(2006年)も南南東とあった。有るサイト
(www.geocities.jp/planetnekonta2/hanasi/ehoh/ehoh.html)に
「恵方は「明けの方(あきのかた)」ともいいます。その年の歳徳神(としとくじん)のいる方向をいいます。古くは正月の神の来臨する方向を指していたのですが、九星術が流行してから現在のような意味になりました。その方位とは
甲・己の年 甲(寅卯の間)の方位(東微北)
乙・庚の年 庚(申酉の間)の方位(西微南)
丙・辛の年 丙(巳午の間)の方位(南微東)
丁・壬の年 壬(亥子の間)の方位(北微西)
戊・癸の年 丙(巳午の間)の方位(南微東)
歳徳神というのはどの暦本にも最初のページに美しい姫神として描かれます。これが歳徳神で下に「あきの方よろず吉」と書いてあります。由来は色々あるらしいが、とのかくなににつけても神秘的な作用をおよぼすとされ、歳徳神のいる方位を選んで家屋の建築・造作・結婚・移転・取引などをおこなえばすべて吉とされます。」(編集)
2006年は丙戌(ひのえいぬ)であるからやはり南南東(南微東)に成るわけだ。ただ恵方巻の方角は、4つの方角しかなく、丙、辛、戊、癸の年、つまり全体の4割は南南東ということになる。
最後に恵方まきを食べたからには?、明日は春分。24節季の第4・・・・・などという薀蓄は脇において、とにかく少しは温かくなり、よいことが起きると期待したい。
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