やはりここ1週間は気になっていた。先週受けた前立腺癌についてのMRI検査と視野検査による緑内障チェックの結果。
「いづれはあの世にゆく。」とは認識しつつも、まだ早い、癌とでも宣告されたらどうしよう。ガールフレンドのAさんは「大丈夫よ。悪かったら測定したときに何か言うわよ。」というが、そんなことはありえないことは自分でも分かっている。眼科の方は多分問題がないだろう、と予測していた。先生の様子も何か落ち着いているように見えた。以下、その結果。
泌尿器科:「前立腺癌の徴候はない。しかし腫瘍マーカー測定でPSA(前立腺)が4前後を記録したことは大きい。この値は下がることはない。少し様子を見続けたい。4カ月おきに血液検査をしたい。それで値に大きな変動が出るかどうかチェックする。」
眼科:「左目が少し成績が悪い。緑内障の徴候に見えなくもない。眼圧を下げる薬を出すので、それを朝晩点滴してほしい。2ヶ月に一度着てほしい。」
ウエブサイトから
資料1「PSAはProstate Specific Antigen(前立腺特異抗原)のことで、その名の通り、前立腺から分泌される物質でセリンプロテアーゼ(セリン蛋白分解酵素)に分類されます。PSAは本来、前立腺から精漿中に分泌され精子が体外に放出される時に精漿中のゼリー化成分である蛋白を分解して精子の運動性を高める役割を果たします。したがって、健常男性であれば、血液中にPSAが浸出することは非常に稀です。しかし、前立腺に疾患があると血液中にもPSAが浸出し血液検査で測定が可能となります。」
資料2「PSA検査は前立腺がんを判断する最初の基準として非常に有効です。血液検査だけで測定できるので、前立腺がんの集団検診でも用いられます。PSA値が高ければ高いほど前立腺がんの確立も高くなっていきます。年齢にもよるのですが約4.0 ng/mL程度から疑いが強くなります。 」
資料3:「早期発見が難しい」
怖いのは周囲に広がる力が強い悪性度の高い前立腺がんの発見が遅れるケース。前立腺肥大は、前立腺の中の尿道の近い部分が肥大するので、早期に頻尿や残尿感などの排尿障害が現れる。しかし、前立腺がんは前立腺の外寄りに発生するので初期は無症状。排尿障害で見つかった場合はかなり進行した状態のことが多い。
B教授は「早期発見のほとんどがPSA検査(血液検査)やMRIなどでたまたま疑われるケース」とし、「前立腺がんは早く見つけて悪性度を調べることが非常に大事。それによって治療法も異なる」と説明する。前立腺がんの確定診断は生検(針で組織を採取)しか方法はなく、悪性度も生検で診断される。
「悪性度で予後が違う」
悪性度は前立腺に散在するがん組織の最も多い成分と次に多い成分を「1(最もおとなしい)」から「5(最も悪い)」の5段階で評価し、それを足し算してスコア化する。
「6以下はあまり怖くないがんでまず治る。7は一番多く中程度の悪性度。8以上は進展するリスクが高い」(B教授)治療は、がん組織が前立腺内にとどまっていれば「手術」か「放射線療法」で完全治癒を目指す。前立腺を破って進展していたり、転移がある場合には、男性ホルモンをブロックする「内分泌療法」でがんを抑える治療、または手術や放射線との併用を行う。内分泌療法の薬剤は数種類あり、平均2−3年使うと効きが悪くなるので、効かなくなったら薬剤を切り替えていくという。」
夜、会社にいた頃一緒であったC君、D君と四谷クラブで飲む。D君に誘いをかけたときの返信メールの一部。
「・・・・・1年半ほど前に前立腺腫瘍マーカーの値が高く、癌とほぼ断定され体力も低下して一時は死の淵を眺めた心持となりましたが、身体改善に専心した結果、最近では回復を実感できるようになりました。・・・・」
しかし今日は明るかった「あれはそんなに心配することはない。PSA値が高いといったってそれは前立腺癌と相関関係があるに過ぎない。それに進行速度が遅く、寿命とどちらが先かは分からぬ。検査は最終的には尻の穴からチューブをいれて前立腺の細胞を取り分析するのだが、余り進められぬ。」これはおそらく資料3の内容を指すのであろう。
いろいろ聞いて回ると周囲に前立腺がんがらみで検査を受けた人は意外に多かった。またE君は細胞を取り出す治療を受けたが、治療器具が不衛生であったのか敗血症らしいものになって往生した、と言っていた。手術を受けるときはよほど考えて受けぬと危ない!危ない!
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