(2月7日(月) 晴れ)
東京マラソン2011の路上審判員の説明と物品授与が東京都で行なわれた。
毎年、同じ場所、ブロック長や運営医院等スタッフも同じで、私の持分は茅場町交差点岩井証券前。往は23.7kmくらいのところ、復は32キロくらいの地点。
コースは東京都庁を出て晴見通りなど進み、日比谷交差点を曲がって泉岳寺あたりまで行き、そこから引き返し次に銀座4丁目交差点を曲がり吾妻橋、戻ってきて東京ビックサイトのゴールに向かう。茅場町交差点は吾妻橋に向かう途中にある。
人気は大変なもので参加者は応募抽選で決められたらしいが、9.6倍の競争率であった、と聞く。どうしても出たい、というものも多く、今年は寄付を10万円払えば参加させてやると呼びかけたところ、700人余りが集まった。全体で36000人とか。
大事な大会だが、今まで我々路上審判員は余り重視されていなかった。
競技規則第144条の「助力」に関するルールにより、選手が倒れても助け起こそうものなら助力とみなされ、選手は失格になってしまう。これを今年からは医療スタッフが現地に到着するまで観察員や路上スタッフが臨機応変に対応できるようにした。逆に言えば私たちもある程度のことが要求されることになった。助け起こしたり、時には人工呼吸、医療スタッフへの連絡である。傑作は自分用の救急安心シートが配られたことだが・・・・。
何回かの積み重ねで私は随分改善されたように思った。今まで東京マラソンは今まで大きな事故を起こしてはいないが、それに近いことはあったという。昨年は車椅子ランナーが銀座近くの交差点で曲がるところを猛スピードで直進して、観客の中に危うく突っ込むところであったとか・・・・・。
(2月27日(日)晴れ)
幸いにうららかに晴れて絶好のマラソン日和。10時前に規制がかかり、コーンを置いたり立ち入り禁止のテープを張ったりするが、ボランテイアが皆でやってくれたからスムースに行なわれた。往きは私の場所からは道路の反対側。
11時半頃、車椅子選手が走りぬけた頃、マラソン男子のトップ集団が駆け抜けてゆく。
トップグループは黒人が主体、しかし日本人らしい選手も、後ろのほうについている。
段々選手が多くなってくる。やがて女子のトップも通過。ゼッケン番号が赤く書いてあるのですぐに分かる。時折頭に風船をつけたペースメーカーが駆け抜けてゆく。
トップグループが我妻橋方面から戻ってくる。今度はこちら側。選手と観客が接触しないよう気を使う。ゴールまであと約10キロの地点。男子は黒人二人に絞られていた。時間がたつに連れて通過する選手が向かいも、こちらも増え、一向に減らぬ。一番盛り上がる頃。
東京マラソンは、一方で都民のお祭りといった雰囲気が強い。様々な意匠を凝らし、パフォーマンスを繰り前しながら通過するものが多い。応援も我々のそばに陣取っている。でっぷり太った伯父さんが、女装までしてきている。わざわざ金髪まで用意して・・・・。
ドラえもん・・・・野次がドザエモン、ダースベーダー、キンニクマン、シンデレラ・・・野次が「メルアド、教えてよ」、マイケルジャクソン、俳優、プロ野球選手、新人歌手が自分を宣伝したり、東京プリンのように自社を宣伝する者、中には大きな十字架をつくりキリストの成り立ちで担いで走る者、不思議に菅総理や小沢一郎の姿を見かけなかった・・・・・。
急に倒れたものがいた。頭を打って脳震盪を起こし、一瞬わからなくなったとか。朝確認しておいた救護所に連れてゆく。しかし外には事故らしい事故もなかったようだ。
最後は夢遊病者のように者たちが、歩くように通過してゆく。収容車が通過したのが2時半過ぎ。終わりはひどくあっけない。ボランテイアも審判も、寄ってたかってコーン等を除き、ゴミを片付け、収集車も手際よく登場し、道路は元通りに。
我が家に戻ってインターネットを確認する。男子はエチオピアのハイル・メコネン。2位もケニアで、3位に日本の川内が入った。彼の記録、2時間8分37秒で立派なもの。市民ランナー、23歳、埼玉県職員、「実業界に大きなショックを与えた。」と新聞は報じていた。
女子はロシアのタチャナ・アラソワ、2時間27分29秒、条件のよかった割には平凡な記録に見える。2位にワコールの樋口。この人は知らない。調べるとこちらもハーフの記録しかなく、始めてのマラソンなのであろうか。注目の渋井は4位に沈んだ。
芸能人では猫ひろしが2時間37分台、実に立派な記録である。AKBの秋元という女性が6時間50分で完走した、と報じている。あの夢遊病者の一人かと思い起こす。ずいぶん有名人が走っていたが、私はほとんど気がつかなかった。そういえば後ろの応援団女性が「芸能人はまだ来ないの。」と呟いていたのを思い出す。
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