943「伊豆のんびり旅行」(3月2(水)−4日(金))

「入院がこんなに体力を失わせるものとは知らなかった。」とガールフレンドのAさんは言う。例の耳鳴りで10日近く入院した結果である。
しかも医者は「薬は必ず決められた時刻に飲むように。」「神経にストレスをかけるのがいけない。そのような仕事は避けるように。」「激しい運動はしないように。」「酒は余り飲まぬように」「カフェインなど刺激性のあるものは取らぬように。」等々。
それでいて耳鳴りは治らぬ。ちょっと金属製の音などするとがんがん耳に響くのだという。だからTVも音を小さくしてみざるを得ない。
毎年春は、九州あたりに飛び、レンタカーなど使って動き回るのを常としたが、それが今年はかないそうもない。仕方なくのんびりと伊豆にでも行こうか、となったが、直前になって悪いことが重なる。私がスポーツクラブの風呂に入った後、長時間外にいたため、湯冷めで風邪を引きかけてしまった。彼女は医者から「風邪だけは絶対に引かぬように。」ともいわれている。天気も悪くはなさそうだが、寒波が来ているとかで大分寒そう・・・・・。

初日は小田急で小田原、そこからのんびりと鈍行で蓮台寺温泉、高校時代の友人B君と一緒に行き、通信862で紹介した蓮台寺荘。
蓮台寺の地名は、750年代、行基によって創建された寺の名前からきている。真言密教の修験道場あるいは宿坊として1220年頃までこの地にあった。其の蓮台寺の本尊だったといわれる大日如来が117段の石段の上にある天神神社に祭られている。今回は拝むことが出来た。
蓮台寺には昭和34年まで河津鉱山があった。この鉱石を運送するため下田港まで、4.5kmに馬車鉄道が敷かれていた。もっともやがてトラック輸送などに変わっていったが・・・。廃線路跡にそって温泉のパイプラインが敷かれ下田の温泉街に配られ始めた。蓮台寺荘はそのパイプに沿ったところにあるから、お湯は豊富、かけ流し、ということらしい。しかし翌朝早く、お風呂に入ると少々ぬるい。レセプションに電話すると「分かりました。しかしすぐには温まらぬ、他のお風呂に入ってください。」後で聞いたところによると、かけ流しのため、ボイラーがないのだそうだ。蓮台寺荘は、そのほかは満足行くものであった。

二日目に河津桜を見に行く。インターネットに寄れば
「河津桜とは静岡県賀茂郡河津町で毎年3月上旬に満開になるピンク色の桜です この桜は染井吉野のようにパーっと咲いてパーっと散るって感じの桜ではありません。伊豆の温暖な気候と早咲きの特色を生かし毎年2月上旬から開花しはじめ約1ヶ月を経て満開になります。この桜は本州でも早咲きの種類に分類され開花の過程を楽しめ、更に満開を長く維持できる特徴もあります。」
今にも雨が降りそうでよい天気とはいえぬが、丁度満開。河津川の岸辺沿いには、多くの露店が並び、観光客もずいぶん出ている。今日は桃の節句、この地方の名物、つるし雛が売られていたので孫娘にと求める。大いに堪能したが、ガールフレンドのAさんは疲れる様子で少々心配。

伊豆熱川に向かう。それにしてもおじさん、おばさんの数の多いこと、伊豆は近いし、温かいし、経済的だし、ということで大人気。
熱川はこれも一度いったことのある「奈良偲の里」少し山に入ったところにあるが一昨年8月にオープンしたばかり。庭を囲んで二階建てが囲み、落ち着いた純和風旅館。よい旅館だが、残念なことに「風邪をうつしてはいかん。」とキスも出来ぬ・・・・・・。そのほかは、設備、従業員の応対、雰囲気、食事、いづれも二重丸。

翌日名物ワニ園に行った。しかしどうも鰐は、見世物としてはおもしろくない。動かず、のそっとしていて、愛嬌がない。ガラスをたたくなとあったが、係員の目を盗んでコツコツやる。反応しない。そこにゆくとレッサーパンダが可愛い。一匹単位で木の上に登りみずくろい?をしたり、竹を食べたりしている。
ウイキペデイアによれば「内部形態の比較からクマ科に近縁とする説もあるが、DNA配列や免疫反応などの分子系統学的解析ではアライグマ科に近縁と推定されている。イタチ上科のレッサーパンダ科に分類されることとなった。」イタチの仲間か、といえばそれまでだが、可愛い。ジャイアントパンダは、熊に近いと聞いたことがある。こんなことを調べているうちに昔はパンダといえばレッサーパンダをさしたが、今はジャイアントパンダが発見されて区別されて呼ぶようになった。「小さいほうのパンダ」という意味だそうだ。レッサーパンダは日本でも1970年代に繁殖に成功しているようで、中国等に大金を払わなくてすむらしい・・・・。
ワニ園には外にも面白い動物が飼われている。彼女の発した疑問「フラミンゴは何故足を上げるのか。」・・・・良く分からん。誰か教えてください。

早めに切り上げて帰還。私は今年古希を迎える、彼女も近い。段々老老介護みたいな旅になってゆくのか・・・・。クシュン。

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