966「ピアノのドレミ、詩吟のドレミ」(5月10日(火)雨、12日(木)雨のち曇り)

詩吟のお稽古。練習が終わった後、先生は
「阿笠さんの質問に答えなければ、いけないと用意してきました。」とノートを開きながら、「詩吟の通常出している音程は8本で、それはピアノのミに対応する。」などと説明してくれた。しかしどうも分かりにくい。そこで家に戻ってインターネットなどで調べてみた。
詩吟の音は、この通信の863で書いたように、水 Z 一 二 三 三' 五 六 七 八で、ピアノのミ ラ シ ド ミ ファ ラ シ ド ミに対応する。
私は、詩吟を練習するとき、まずピアノを弾いて、それにあわせてドレミと歌い確認する。詩吟の教科書に向かい、先ほど練習したドレミと同じ高さの音を出すように努めて其の日の詩を吟じる。
詩吟では通常の話し方がミの高さであると教える。しかしこれは人によって異なる。
そのため、先生は生徒のミの高さがどの程度のものであるか判断する。生徒は音程が必ずしも正しく取れていないから苦労する。

ピアノのドレミはやはり通信903で、A君の教えてくれたところに寄れば
「西洋音楽の音階(CDEFGAH、ハニホヘトイロ)は振動数の比で決まっています。
C(ハ調のド)の一オクターブ上のC(ド)は振動数が二倍です。7音階が振動数の平方根になっています。ちなみにハ調のラ(A)の音の振動数は440サイクルと決まっています。」
ピアノの調律はこのハ調のラ(A)の音の振動数は440サイクルを基準に調整するらしい。
このとき下のド、つまりピアノの鍵盤の中央にあるドは261.6 Hz、上のドは523.2 Hzということに成る。
またあるウエブサイトには次のように書いてあった。
「 88鍵ピアノの一番低い音の周波数 :  27.5 Hz (中略)              
88鍵ピアノの一番高い周波数   : 4096 Hz
ピアノのオクターブですが、A0の周波数は27.5Hz、A1の周波数は55.0Hz、A2の周波数は110Hz。1オクターブ上がるごとに周波数は2倍になっていく。つまり、xオクターブ音を高くするには周波数を2のx乗倍すればいい。また半音上げるには約1.0593倍すればいい。」
これで大体ピアノの成り立ちがわかる。我が家のピアノを確認してみる。確かに88鍵。中央のドより右にある、つまり左から49番目の鍵を440 Hzとすると、この記述のようになるから大いに納得した。

ところがこの私の常識?を覆すような事件が持ち上がった。
ピアノの調律師が来て、我が家のピアノを調整してくれた。調律師は、中央のドの位置から低音サイドのよったラを440 Hzにあわせるのだ、と主張する。彼は30年近く我が家に調律に来ており、信頼できる。しかし彼の流儀でゆくと最低が55 Hz、最高が8000近くになってしまう。どちらが正しいのでか。
困ってYAHOO知恵袋に投稿して聞いてみた。すると程なく3本答えが出てきた。2番目の人の答えがほぼ満足行くもので其の抜粋。
「基音は本来49Aで、とは言われていますが、調律開始音は37Aから12音階を割り振り、オクターブで高音、低音を合わせ、3度と4度、5度等で、ズレていないかを確認しながら行います。何故、37Aからというと、唸りを12音階の中で付けるので、その時の聞き取り易さと、調律には基本グラフという仕上がり基本があり、それに沿った仕上がりになるように、37Aから行う事になります。49Aから合わせる調律師は見た事ありませんから、ほとんどの調律師は37Aから合わせてると思いますよ。
また周波数の440Hzも合わせますが、442Hzの方で合わせる人もいます。これは、好みもありますし、440Hzでも合わせる事も出来るように、調律師は数本の音叉を持っています。私も、上は444Hz、下は436Hz迄持ってます。(後略)」

これで漸く納得した。詩吟では、私など3本とも2本とも言われるから2音半、ないし3本下がったところを基準にドレミを形成せよ、といわれた。女性の場合は高く7本、8本の人も多いということのよう。私は下のソを基準にピアノを弾いたが、なんとなく自分の声に合うような気がした。ドレミを弾いてゆくと、シのところで半音あげて黒い鍵を弾くことになるが、段々なれてきた。

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