976「7泊8日、上海と江南8都市をめぐる旅行、29800円」(7月1日(金)曇り)

24日から7泊8日で、上海と江南8都市をめぐる旅行に行ってきた。
例の阪急交通社トラピックスツアー。このツアーに参加を決めたのは、外にもあったが主たる要因は値段であった。7泊8日29800円。もっとも実際には一人部屋の場合は追加料金28000円、燃料チャージ14000円、しかしこれは9000円に減額された、保険料などが加わるから80000円くらいにはなる。飛行機はもちろん安い夕方発の朝帰り。しかも成田発着。

それでもこの旅行は格段に安い。原価の内訳は、私の憶測では飛行機代 上海往復で7000-12000円くらい。ホテル代 一泊2000-2500円。食事込み。ガイドはおそらくほとんど無料。
この安さに惹かれたのか、6月24日に出発した私が参加したコースの客は何と57人、バスを2台仕立てての大旅行となった。どんな飛行機や宿に成るのやら、食事はまともなものが食えるのか、心配した。しかし飛行機は全日空のエコノミークラス、ホテルはどこも豪華であった。近代的な高層ビルホテル、ホリデイイン、ラマダなどの名がつき、外から見ればお城のようなホテルも多い。ロビーは広く、豪華、公園のようなりっぱな庭園があったり、ショップ、バー、各種娯楽・体育設備などを備えていたりする。ゆったりした部屋には、立派なバストイレが着き、冷蔵庫、金庫、ポット、インターネットなどユーテイリテイがほぼ完璧、空調もばっちり。案内は専用バスで、日本からの添乗員はつかないが中国人スタッフが迎えてくれて、つききりで対応してくれるからありがたい。食事はさすがにみな中国料理、別にふかひれやツバメの巣が出るわけではないけれども、それなりに楽しめるものである。

分からぬがこのようなツアーが成立する背景を考えてみた。
飛行機会社が安いのは額面どおり受け取れぬ。燃料チャージを加えて考えねばならぬ。こちらで回収しようとするが、高くしすぎるとオカミから文句を言われる。そこで今回の5000円バックになった、というような話も聞いた。
ホテルは、どうも万博やオリンピックを見込んで最近建てたもののようで、どこも何百もの部屋を抱えている。しかしイベントが終わってみれば客が減るのは当然。稼働率を上げねば為らぬ。その結果がこれなのではないか。航空業界も大変である。格安航空を売り物にする航空会社がどんどん参入し、お高く留まっているわけには行かぬ。全日空と言えども同じであろう。非常な金持ちがどんどん出現しているとはいえ、中国は全体で見れば人件費はまだまだ安い。月に2-3万と言うオーダーであろうか。そんな条件がいくつか重なってこのようなツアーが成立したのではないか。
多くのツアー客の発言「ヨーロッパやアメリカではこうはいかない。」
それはそうだ。ホテルラッシュがあるわけではなく、従来のホテル主体、設備が近代的とは行かぬ。部屋数も格別供給超過と言うわけではないから適正価格で提供、ということになる。航空会社の競争は最近激しくなってきて、往復10万円を切るものが出てきたが、アジアほどではないのだろう。人件費も高かろう。

参加者はほぼ全員が定年退職者のようであった。安い海外旅行、全部面度を見てくれる、惹かれたのであろう。しかし帰り道に皆口々に「楽しかった。」と大満足の様子。私もその一人であったが・・・・。もっとある参加者が「29800円というが、随分高いものではあった。」彼女は絹の寝具や真珠を買ったりした結果である。実は私も上述の8万円のほかにお土産等すべてを入れれば15万円くらいについた。
表示価格が安くしているから旅行を受け入れる側はナントカ別の面で金を回収しようとする。一つは買い物・見学コースである。工芸品、枕、真珠、茶等いろいろあった。ガイドも店と組んでいるようなところもあり、つい客は高価なものを買わされたりする。またこの時間は買わぬものにとっては無駄に写る。事実、どこでもやるラテックス蒲団などではほとんどの客が買う様子はなく、お茶で時間をつぶしていた。しかしそれでも観光主体でお土産や等は一応後回し、はどうにか貫かれているようであった。
オプショナルツアーは一つ一つは3000円とか4000円とか安いけれども、原価は1000円に行かぬ様子、これに送り迎えの費用、会社の利益等が加算されているようである。また期間中の写真やまとめて薦めるお土産も安いとはいえぬ。前者は最後に配られ1枚1000円、後者は多く買えばおまけがつく、等宣伝していたが、後で連れて行ってもらったショップで同じものが更に安い値段で売られている様子であった。

ツアー料金は、今後は徐々に上がってゆくものと思う。2-3年前に桂林ツアーがひどく安かったが、最近はそれなりの値段になってきている。個人的には中国ツアーは今お勧め、と感じた。皆さんもいかがですか。

(後期)この旅行自体の感想は次回にでも述べたいと思います。

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