992「カラオケをやりませんか」(8月17日(水)25日(木))

詩吟の授業が終わるといつも喫茶店に行く。美人の先生を囲んで、一時おしゃべりをしようというのである。ところが荻窪周辺の喫茶店は大分行ってしまった。
「今日は新しい喫茶店を見つけました。値段が格別に安いと言うわけではない。コーヒーが格別においしいと言うわけではない。しかしこの喫茶店はほかにない魅力があるのです。6人でもちゃんと冷房の効いた個室を確保してくれるのです。そのほかファシリテイも素晴らしい。」
私が提案すると皆は「そんなところがあるのか。」と目を輝かした。
喫茶店の入り口まで来ると「なんだ、これは!カラオケではないか。」
みなの財布の紐が固くなるおり、カラオケ店も必死である。
昼間は客が来ない。そこでこの時間、格別に安くして客を呼び込もうとする。平日昼間に1時間くらい頑張るだけなら、500円でおつりが来るくらいに設定している。
フロア全体、フロントとトイレを除けばほとんどが小部屋に分かれている。防火対策がどうなっているのかは知らぬ。ただし其の小部屋が犯罪の温床になることを避けるために、入り口がすりガラス模様になっており、外から中がのぞけるようになっている。
このカラオケ室というのは会議室などにも使え案外便利な都会の新しい空間ではないか。
若い子が多い中に混じって申し込むのはちょっと勇気がいるがお勧めと思う。

話が横にそれたが、カラオケで、私は、採点機能というのを重視している。
それで高い点を目指してゆけば、音痴の私も自分の歌も少しは進歩するのではないか、下手なカラオケ教室に行くよりいいではないか。
初めてカラオケマシンに挑戦したのは四谷三丁目にある「いづみ」であった。
いきなり採点を行なったところ、80点以上でたので気をよくした。「いけるじゃないか?」
その後荻窪駅近くの「カラオケ」に行く。
最初はやはり80点くらいで安心した。しかし、次に行ったときDAMという機械の「精密採点U」というやり方であった。歌を歌いだすと、機械に入っているらしい音程が一音ごとに画面上部に現れる。そこに私の歌の音程の変化が重ねあわされる。私の音程は片っ端から違ってとんでもないところに表示される。
愈愈採点。高音、低音、ビブラートなどいくつかの細かい項目に分けて採点されるが、何度歌っても30-50点くらい。すっかり元気を失ってしまった。

世の中はどうなっているのだろうと、パソコンで調べてみると、自慢話も多いが、中には「自分は70点くらいしか出ない。」という者もいるし、またDAM二ついてはプロのボーカルが「歌には自信があったが、何度やっても80点くらいしか出ない。すっかり自信をなくしてしまった。」そうか、いい点を取れなくても嘆くことはないか!
採点の仕方は企業秘密なのか、公表している会社はないようだ。しかしあるサイトにつぎのような意見(編集)
(1) 基本的には楽譜をそのまま歌えるかどうかを判断する。最近のシステムでは「こぶし」や「ビブラート」を取り入れているものもあるが基本的にはリズムと音程である。採点方式は基本的には減点方式、したがって短い曲の方が有利である。
(2) 音程とリズムの簡単な曲がいい。代表的なものは童謡で「どんぐりころころ」や「大きな栗の木の下で」など点が出やすい。特徴の少ない曲を歌うといい。こぶしが入ったり、ロックのように巻き舌をいれるものはやめたほうがいい。また点を出すには、とにかく声を出すこと、たとえ音程がはずれていてもそれなりの点が出る。歌わなければ0点以上つけようがない。
また別のサイトにはプロも必ずしも楽譜どおり歌っているとは限らない、それゆえ100点は中々取れぬ、というようなことも書いてあった。

最後に残った疑問:個人のキーをどのように計るのだろうか。私のドレミとあなたのドレミは、周波数を計ってみても違うはずだ。私の場合、ピアノの鍵盤で下のファ辺りをドと思って歌うと、それなりのドレミになりそうに思える。
以下は私の推論。多分最初のいくつかの音で機械は歌っている人間のドレミの高さを決めるのではないだろうか。それを基準に音程とリズムを測定するのでないだろうか。そうでなければ私のようなドラ声のものが歌っても、キンキン声の女の子が歌ってもそれなりの点を出させるわけには行かぬ。私の場合、出だしの音が低いものは点が出にくいようだ。ということはこの音域の音がまだずれているということなのだろうか。
カラオケ・・・・皆さんも老後の楽しみに加えてはいかが?

註 ご意見をお待ちしています。
e-mail address   agatha@ivory.plala.or.jp
ホームページ    http://www4.plala.or.jp/agatha/