Island Fiction(original)
ヨーロッパからやって来た国際的殺し屋カーメルに、最高裁判所の保守派長老ローゼンバーグと革新派のジャンセンが暗殺された。裁判所、FBIが捜査を開始するが、糸口すらつかめない。
寝坊で酒飲みだが優秀なキャラハン教授はローゼンバーグを尊敬していたため絶望の淵に立たされる。彼は愛弟子にして愛人の優秀な学生ダービーと共に独自の調査を始める。
ダービーが過去の事件を元に作成したレポートは核心を突いていたらしい。キャラハン教授はそのコピーを旧友でFBIのヴェルヒークに渡す。
ワシントン・ポストのグレイ記者のもとにガルシアなる男から犯人を知っているとの電話がかかる。ヴェルヒークのもとからFBI長官ヴォイルズの元にわたった書類はペリカン文書と名づけられ、大統領、側近コール、CIA長官グミンスキー等に示され、彼らはその対策に苦慮する。
キャラハン教授が自動車に仕掛けられた爆弾で殺されるがダービーは危うく難を逃れる。ダービーはいまや何者かがあのペリカン文書のせいで彼女の命を狙っていると認識し、逃亡生活を始める。彼女もまたヴェルヒークと懇意で用心しながら連絡を取るが、ヴェルヒークはカーメルに襲われ殺されてしまう。彼女はヴェルヒークになりすましたカーメルに会い、危機一髪だったが、何者かがカーメルを暗殺してしまう。
「ルイジアナは豊かな自然環境に恵まれていたが油田が発見され、マチスなる男が過半を買い取った。しかしペリカンが絶滅寸前に追いやられるなど環境破壊が進展したため自然保護団体が訴訟を起こしだした。昔から大統領と癒着していたマチスはこれに激怒、裁判で不利になると考えた裁判官の暗殺を企てた。」これがペリカン文書の内容である。
ヴェルヒークがだめならとダービーは昔の友人のあのグレイに連絡。二人でたれ込み屋のガルシアを探しはじめ、マチスの手先の仕事をしているホワイトアンドブレスウイッチ法律事務所をつくが失敗。しかし法律学校に潜入し、かって同事務所で働いていたモーガン・カルチスであることを突き止める。彼は既に殺されていたが、その自白テープ、大統領とマチスの癒着を示す写真が銀行の隠し金庫に保管されていた!
新聞社に駆けつけたヴォイル長官が二人の裁判官、教授殺害犯などの謎を解き明かす。明日の新聞に暴露記事と証拠の写真が出ると知って大慌てする大統領府、ホワイトアンドブレスウイッチ法律事務所・・・。ダービー、グレイには緊張の一夜が過ぎて行く。
ショッキングな出だし、はらはらどきどきさせるストーリー展開、大統領、FBI,CIA、国際的暗殺団、そしてピンチ連続の美人の主役、甘い甘いハッピーエンドなど非常にストーリーテリングがうまいと感じた。(もっともダービーを追っていたカーメルが突然殺されるなど、作りすぎの感じもしないでもない・・・。)
990315
ペリカン文書ノート
1アブラハム・ローゼンバーグが押し寄せる群衆を見下ろしている。91歳、車椅子の彼は伝説的人物だが、まだその権威を保っている。
主席裁判官室ではルーニャン以下が、ローゼンバーグ、グレン、ジャンセン等の警護を心配している。
2トマス・キャラハン教授は寝坊で酒飲み。彼は学生に「ニュージャージー審判でのローゼンバーグの異説」について質問する。指名された学生サリンジャーは資料を読んですらなく、それでも声高にしゃべり教授をあきれさせる。ところが遅れてきた美人学生ダービー・ショウは理路整然とローゼンバーグは保守的でおかしい、ルーニャンが正しいことを説明し、教授を感激させる。
3ヨーロッパからやってきた国際的な殺し屋、カーメルがルークやスネラーのガイドで侵入、彼らをあやつる何者かの金による依頼で、半分ぼけかかったローゼンバークおよび看護夫、護衛を射殺、さらにジャンセンをポルノ映画館で絞め殺し、消えてしまう。
pickup=無蓋のトラック
4二人の死が大統領にしらされる。コールの助言で大統領は国民に説明することにし、FBI長官ヴォイルズとCIA長官グミンスキーを呼ぶ。五時までに容疑者リストの提出、米国の何らかの機関がこの件に関わっていないかどうか調べるよう要請する。コールは大統領にテレビ演説をする際の服装について助言する。
divulge=漏らす
5キャラハンはダービーショウに起こされて、二人で大統領の演説を聞き、事件を知る。民主党が影にいるのかとも考えるがはっきりしない。キャラハンは授業を教える気がしない。しかしダービーは授業に出ないと単位を落としてしまう!
6大統領はヴォイルズと会見するが期待した情報は得られない。しかしヴォイルズはルイスか「容疑者らしい男を特定した。」との報を得る。マンシイと言う男で彼は最愛の姪をバック・タイロンと言う男に強姦殺人された。ところがローゼンバーグが無罪にしてしまった。その後タイロンは行方不明になり、その弁護士は射殺されたがローゼンバーグは残っていた。
concoct=でっちあげるcastrate=去勢するgiddy=めまいがするsentry=歩哨、見張り番migraine=偏頭痛
7最高裁は重苦しい雰囲気につつまれていたが、とにかく関係のありそうな事件を調べてみようと言うことになった。一方で葬儀の準備が始められる。ダービー・ショウとキャラハン教授も図書館で関係のありそうな事件を追う。事件は恨みと言うより何か策謀、それも金が絡んでいそうだ。
sober=酔いを醒ますeulogy=賞賛retribution=報い、懲罰procrivity=性癖
8FBIではエリック・イーストを中心に捜査態勢を組む。あのマンシイに何人、息子がエイズで死に、ホモ撲滅に情熱を燃やすレーンに何人という具合だ。ダービーは調査を進めているが、復讐等はローゼンバーグにはあてはまるが、ジャンセンは秀才、意見がはっきりせず、あてはまらないように感じる。大統領とコールはデイックを中心にジャンセン賞賛の言葉を考えるホモに賞賛はまずいなどと考える。大統領はジャンセン、嫌われ者のローゼンバーグ二人の葬儀には顔を出すがしゃべらないことにする。
POIGNANT=強く心に訴えるERRATIC=移り気のconcurrence=一致dissent=不一致
9キャラハンは法学校時代の親友ギャビン・ヴェルヒークに連絡を取るがダービーを貸せと要求される。ダービーはラファイエットオフィスで調査、しかし膨大な量だ。サングラスの男がいくつかの映画館に爆弾を仕掛ける。
smirk=にやり笑いscalpel=手術用メスincision=切れ込みspew=吐きだす
10デンヴァー、アトランタ、ボルチモアなどで映画館が爆破され、大統領府は大騒ぎ。コールの極秘裏に調査しろなど吹っ飛んでしまう。キャラハンがダービーの元に行き仲直り、彼は調査に協力する事を誓う。
den=散らかった部屋uptight=緊張するdean=学部長sulk=膨れる
11グレイ・グラハムが息子クリーブのアレンジでサージと密談。プライスとマクローレンスが次期裁判菅にノミネートされていること、捜査についてはまだ不明としらされる。
12酒場でキャラハンとヴェルヒーク会談。女の話、だれが次期候補をリークしたか、等の議論の末キャラハンはダービーの報告(ブリーフ)をヴェルヒークに渡す。感謝祭の日にキャラハンはセント・トマスでヴェルヒークにダービーを会わせることにする。
condo=コンドミニアムcuss=のろい
13ワシントンポストグレイ・グラハムのもとにガルシアなる偽名の電話がかかり「裁判官殺しの犯人を知っている。職場であるブリーフを見つけた。」とのたれこみ電話。ヴェルヒークはキャラハンから渡されたドラフトを読み驚愕、エリック・イーストに送る。長官から呼び出しがかかる。コールは報告を二つ聞く。パリでカーメルらしい男がチェックされ、実行犯は彼ではないかとの疑いがもたれるとの話。エリックがヴォイルズのすしめにより提出される。大統領に害があるとの感触に驚く。大統領がハリケーンの被災地からもどりコールと会談。コールはヴォイルズを出し抜くために、今やペリカン文書と名づけられた文書を追求するため、CIA長官グミンスキーに調査させることを提案するが大統領はその任にあらずとする。
underlings=部下smug=自己満足しているnausea=吐き気esophagus=食道succinctly=簡潔にdemoted=降りるfarfetched=持って回った、こじつけの
14ニューオリリンズでキャラハンと一緒のダービーは父を事故で亡くし、下手な弁護士ハーシェルをみて自分も弁護士になろうと決心した。今は再び学生で忙しい。彼女をじっと見ている者がいた。ホワイトハウス近く男はブッカーなる男に会う。ヴォイルズ、グミンスキーのペリカンレポートでのあわてぶりを議論。あれがノミネートされた二人に関係しているらしい。グレイ・グラハムのもとにガルシアから電話。会うことを約束。
hull=南京豆の皮pervert=性倒錯者discreet=親しいjeer=バカにする
15ダービーとキャラハンは飲んだが、諍いを起こし、キャラハンは一人で自分のポルシェに乗った。ところがエンジンをかけた途端二度の爆発。教授は爆殺された。ダービーは刑事と名乗るルパートに救急車に収容されるが彼は消える。後から来たオルセンはルパートなど知らぬと言う。隙をついて逃げ出した彼女はホリデイインにチェックイン。ヴェルヒークに連絡し、あのペリカン文書情報をだれかに漏らした課というとそうだという。何かが私を殺そうとしている。ヴェルヒークも信用できるかどうか。朝のテレビが事故を大きくうつしだしている。
sloppy=水っぽい、どろんこのgape=ぽかんと口をあくsquat=うずくまるsqueal=(子供ブタなどが)きーきー言う
16コールはヴォイルズの動きが心配。そのヴォイルズに大統領は「ペリカン文書の事はほおっておけ。」と言うが、ヴォイルズは「コールが動かない限り」と条件を付ける。ルイスはヴェルヒークとの会談でペリカン文書を配布した事をくやむ。ダービーはギャビン・ヴェルヒークに電話し、教授があの書類を渡して24時間かそこらで爆死したこと、私も危険にさらされていると訴えるが、ヴォイルズに連絡できぬとらちがあかない、ホテルに怪しい人影があらわれる。
plow=農業用のすきscurry=あわてて走るunyielding=堅い、頑固な
17 グレイ・グラハムの依頼でクロフトは裁判所近くに張り込みたれ込み屋の写真をとることに成功。ガルシアは若いスペイン系の男のようだ。裁判所のサージ、警官のクリーブ等から見かけたようだという。またサージからホワイトハウスが暗殺犯人はカーメルと考えていると知る。ワシントンポストはメモから何者かがカーメルが犯人と知らせようとしていると考える。ダービーは逃げまくっている。自動車も空港も学長への連絡も危険だ。ホテルの一室で彼女は眠りに落ちる。
conviction=有罪の判決inconspicuous=目立たない
18CIA長官グミンスキーはダービーの用いたクレジットカード番号から所在を突き止め、隣のホテルから監視。ヴェルヒークが彼女に電話。クレジットカードで居所を知られていることを教え、会談を要求。しかしヴォイルズが動かないことに不審を持った彼女は同意せず、ホテルを抜け出す。彼女は喫茶店からヴェルヒークに電話し、夜会うことを約束し併せて薦められて新聞を買う。カーメルが犯人との報道がなされている。大統領府はどこからカーメルの秘密が漏れたかで大騒ぎ。ついにはグレイ・グラハムに尾行をつけるかとの話に発展。コールは大統領再選委員会の秘密のアジトを運営させているマシュウ・バールにグレイ・グラハム追跡とサージの調査を依頼。
janitor=門番、守衛
19ダービーの親友アリスがダービーの部屋を捜査、何者かが侵入してフロッピー等を持ち出した後だった。酒場で落ち合うとダービーはしばらく身を隠すと宣言。ヴェルヒークはダービーの電話を待つがかかってこない。学校近くのバーなどに行き、彼女について分かったら電話してくれと名刺をばらまく。ホテルに戻るがメッセージは届いていない。
eavesdropper=立ち聞きする人chitchat=世間話stomp=とんとんたたくhairdo=髪型20グレイ・グラハムのもとにガルシアから電話がかかるも決裂、その後女(ダービ
ー?ペリカンと名乗る)から電話。ペリカン文書の存在を教える。「ペリカン」が葬式の日、3階に坐って下をみているとあのシェラトンで見た男があらわれて消えて行った。ハバナに潜入していたカーメルが同僚を殺してアメリカに戻ってくる。何者かが彼にダービーを殺せと命ずる。
21ダービーがヴェルヒークに電話。あの爆発のおり警官と偽ったルパート、カウボーイハットの男等が怪しい、しかも私は彼らを葬式で見たと報告、なぜヴォイルズは動かないのかと非難。その時間カーメルは米国人になりきるために英会話のレッスン。グレイ・グラハムの元に盗聴器が取り付けられる。
22ダービーがあのカウボーイスタイルの男に発見される。しかし教会から出てきた男たちを利用して難を逃れる。ヒルトンホテルでこの失敗の連絡を受けたスネラーは隣室のカーメルに連絡。ヴェルヒークが彼女の所在を知っているかも知れないと聞き、その部屋に侵入。
poised to=用意が出来てtesticle=睾丸slob=だらしない
23ヴェルヒークのもとにダービーから連絡。洋服屋で会うことを約束。電話の後ヴェルヒークはひそんでいたカーメルに襲われ殺される。カーメルは考える。彼は自殺と思われるが検屍の結果他殺となるだろう。しかしそうなる頃には彼女は殺され、おれはマナグアにいるだろう。
larynx=喉頭
24サージにペリカン電話。大統領の選挙協力者をさがせと要求。ペリカンの名がダービーであることが明らかになる。グラハムがダービーの現状を上司のスミスに報告するも動けないとする。クロフトはガルシアを求めて調査。グラハムの電話で大統領府ではどうしてペリカン分署が漏れたかで大慌て、
25ダービーはヴェルヒークに変装したカーメルと洋服屋で落ち合い、ボートの桟橋に連れて行く。ところが突然銃を持った男があらわれ、カーメルを射殺し逃亡してしまう。警察の尋問をおそれたダービーは逃げだし、タクシーでバトンルージュに向かう。殺された男がエジプト人だったことからヴェルヒークでなかったと気づく。
fidget=そわそわする。yell=叫ぶ
26ヴォイルズのもとにヴェルヒークの死体が発見されたとの報道。デントンを中心に捜査体制。コールとマシュウ・バーの会話。ペリカン文書の重要なことは分かるが内容不明。しかもなぜグレイ・グラハムが知っているのか。
hermorrhage=出血
27ヴォイルズの部下トロープとブッカーが噂話。一人やられた、最初の殺害者は殺されたらしい、マチスについての噂など。グレイ・グラハムのもとにダービーから電話。ニューヨークで翌日会うことを約束。突然信頼されてグラハムはやる気十分。大統領とコールが新最高裁裁判官候補について車の中で話し合い、カルデロンについては一致を見るが二人目が決まらない。CIAグミンスキーとのゴルフの話、ヴォイルズの話等がでる。支持率は50%を超えており、彼の時代。
28ダービーの指示に基づき、グレイが尾行に注意しながら彼女をホテルに尋ねる。まずは雑談、食事、グレイはダービーの顔に夫を失った未亡人の悲しさを見る。
overkill=やりすぎ
29ルイジアナは何世紀にもわたって海と川がぶつかり合い、動植物にとって素晴らしい環境を作っていたが、1930年代に石油が発掘され環境破壊が始まった。1979年、ヴィクター・マチスの所有する会社が特に大きな油田を発見、土地を買い占めて開発を開始、苦境に陥ってもアラブの支援を受けて続行した。しかし緑基金なる団体が環境破壊について訴訟をていきした。開発がストップされもちろん反撃も試みられたが否定された。さらに開発地域が水鳥の生息地域になっていたため、絶滅寸前のペリカンが緑基金の英雄になり、訴訟は広がった。大規模な弁護団の結成によりマチス側は小規模な勝利を収めたが開発は遅々として進まない。
frivolous=ちっぽけなwaterfowl=水鳥lush=緑なすsediment=堆積物devour=消えるcajun=混血hapless=不運なbayou=南部の村injunction=命令
30ダービーの話では訴訟については友人のジョン・デル・グレコから得た。ニューオルリンズで開かれる第五訴訟法廷は判事が初期3人、訴えによりフルメンバーになり判決、最初からやり直し、差し戻しに分けるが双方が不満の場合最高裁に上訴される。それまでには3ー5年かかるが好みの判決を得るためマチスは反対派の二人を殺す機会と考えたようだ。マチスと現大統領は癒着しており、副大統領時代に両者が握手している写真がある。マチスの動かす弁護士集団はニューオルリンズのみでなくワシントンにもありそれらはホワイトアンドブラゼビッチ、ブリム、スターンなどだ。
グレイもガルシアについての情報を提供、写真を示すがダービーは知らないと言う。質問は明日の朝にして二人はベッドとソファーでおやすみ。
clerk=事務をとるremand=差し戻すdementd=発狂したresume=いったん止めた仕事を再び始めるspook=幽霊demurely=恥じらって
31グレイは記録を上司フェルドマンに提出、大騒ぎとなるが彼は彼女がどこにいるかを明かさない。フェルドマンはグラシアから始めてマチスを追うよう指示。
グレイはスピード違反でクリーブ刑事に呼び止められ、ペリカン文書捜査の危険性を忠告される。殺しやルパートは親分が頭に来て関係者は殺せ、特にニュウヨークにいるらしいあの女は・・・と言っていると指示を受ける。
insolent=無礼なbrat=子供touchy=神経過敏なgoofy=まぬけfaze=恐れさせる
32学校に来て昔を思い出しダービーはグレイに電話。マチスもガルシアも見つからなかった事を報告。しかし彼の1週間ここにとどまっていろに危惧を感じ脱出を計画。ガルシアを張り込んでいたクロフトの報告によりグレイはガルシア・オフィスを訪問。ダヴィッド・アンダーウッドがその名だったが、彼はガルシアを知らないととぼける。ポスト編集部ではタイムスがキャラハンとヴェルヒークの死、ダービーの逃亡を報じたため、フェルドマン以下がグレイに記事を書くよう言うが、彼はマチスが何者か分かるまで48時間何も書かぬと彼女に約束した、タイムスがどのくらい知っているか調べると拒否する。
gosh=ああlewd=みだらなfabulous=伝説上のamble=ぶらぶら歩くyak=世間話をする33
写真とブリーフを見てバールとコールが協議。「こうなったらダービーやグレイを追っても仕方がない。マチスを追いつめよう。スピード違反のふりをしてクリーブに近づいたグレイはタイムスの記者を調査するよう依頼する。ホテルを抜け出したダービーは、航空券を買うときに再びクレジットカードを使うミスを犯したものの地下鉄でオヘア空港に到着する。
34フロリダで大統領、コール、ホートン等がポストの記事をを元に対策を協議、大統領は行動を1週間待てと言う。タイムズ等にはもうマチスの件を除いてすべての記事が出ている。いつマチスの確証を得て発表するかが問題。グレイのもとにダービーより電話がかかりホテルを予約し、脱出用の車を用意するよう要求してくる。タボルトインで落ち合ったグレイにダービーは「新聞の争いには興味ないがガルシアを見つける方法がある。それが終わったらスコットランド出身で知り合いも多いためヨーロッパに行く。また環境保護主義者でグリーンファンドを
援助していたチャドブルーネットが、裁判を前にして他殺らしき自殺によって死んだ。」という。
35マーベリホテルでキーンとグレイの話し合い、いかにして弁護士に真実をしゃべらせるか。グレイが自室に戻るとだれかが部屋を調査した様子、幸いダービーの連絡先は持ち運んでいたため心配ないが恐怖がせまる。マシュウ・バーはラフキンとグレイにたいするマチスの対応に注目するとコールと話し合う。グレイはダービーと会見、彼女のホテルに移ることにする。
thug=暴漢overrate=過大評価するsubpoena=召還状
36ダービーとグレイはジョージタウン・ロースクール(同法律学校含む)に潜入、ホワイトアンドブレズウイッチで働いていた学生を捕らえ、ガルシアの写真を見せ、情報を得ようとするが見た者がなかなか見つからない。ジョージ・ワシントンはどうかなど考え始める。昼食をとりながらグレイはダービーに自分の方針を説明。ウオーターゲートよりすごい記事になるぞ。ジュデイスアパートの話でエドワード・リネイをおうが、相手方も状況を察知したのか授業予定の提出を拒否するなど困難にあう。ようやく精神病院にまで押し掛け、グレイに面会拒否をつらぬく校長の脇を通り抜け、ダービーが病室に侵入。写真の男がモーガン・カルテイスであることを知る。。しかし逃走中ルパートが彼らを発見。
exhale=息をつくscoot=走り出す
37マシュウ・バーはラリーという男に連れられてマチスに会いに行く。代理人のエミルの話すことを拒否したバーは見晴らし台でマチスに会うが、彼に「コールが悪い。」ととんでもないことを言われたうえ、ラリーに絞め殺されてしまう。
gazebo=見晴らし台treasure=大切にするludicrous=ばかげたflinch=ひるむ、たじろぐ
38事務所を訪れたダービーはモーガン・カルテイスが1週間前、暴漢に襲われ死んだと聞いて驚く。ダービー、グレイがホテルで相談、モーガンの死亡を新聞社に確認する。新聞社のキーンはもう記事より身の安全が心配と告げる。茶色ペリカンの絶滅等ルイジアナの環境破壊の解説。二人はモーガン夫人に会いに行くことにする。ダービー捜査を命じられたスネラーはカードの使用から彼女を追おうとワシントンにやってくる。ダービー、グレイはモーガン夫人を訪問するが父親に断られる。明日もう一度と言うことだが、ホテルに戻るとダービーに次第にグレイに対する愛が芽生えてくる。
pesticide=殺虫剤obit=死亡
39グレイは親友クリーブにモーガン殺人事件とその後の様子について聞く。コールがバーチフィールド、エミットと共に警戒態勢をしき、サージは病院に入院したと伝える。彼はさらにモーガン夫人に電話、銀行の隠し金庫には重要な書類が入っていなかったが、鍵を見つけたとの報を受け喜ぶ。スネラーはダービーがつかまらず困っている。
novice=素人disparage=おとしめるmug=襲うcutthroat=殺人
40ダービーはグレイの指示でファーストコロンビア銀行に行き、死亡が確認されていないことを祈りながら書類の取り出しに成功。自動車の中で内容を読むとモーガンの宣誓書で、いくつかの証拠に加え、彼はウエイクフィールドの机で秘密のレターを発見。それには訴訟を遂行する上でローゼンバーグとジャンセンが邪魔なことが書かれてあった。その書類の日付のすぐ後に彼らは殺された。公証人役場でも確認し、グレイは新聞発表の準備を指示。ポストの門前にはボロに隠した刺客が待機していたが人が多すぎて腕を振るえない。
affidavid=宣誓書notarize=署名する
41ダービーとグレイがポスト編集部でテープを公開。内容に加えて秘書ミリアンの突然の解雇など。大反響を呼び、2時までに記事にするよう要請される。二人は記事の作成に没頭するが遥かしたに怪しい男を発見。しかしとにかく記事を仕上げる。二時に終わり3時半までにリドラフトし、行動をとることにする。下の男にスタンプが近づいたことから二人は警戒、対策をフェルドマンに要請することにする。ダービーはこれ以上の会話を望まなかったがグレイはノヴェル経由でヴォイルズと連絡、彼はポスト本社に来ることになった。またコールに電話、大統領とマチスの癒着をつくが彼は否定する。
hoax=担ぐこと、悪ふざけdude=気取りや
42FBI長官ヴォイルズが、グレイ、ダービー、フェルドマン等と会談。彼はブリーフが明らかになったとき、大統領からマチスをほおっておけと要請されたので待ったがヴェルヒークが殺されて本格的な捜査体制に入っている。あなたをつけている者はおそらく大統領とも対立しているグミンスキーのCIAであろう。すぐに訴訟体制に入る。ヴェルヒークをやったのはカーメルだろう、カーメルをやったのはCIAから命令を受けたルパートだろう、とする。グレイ、ダービーのみになったとき、ヴォイルズはFBI特別機による彼らの脱出を提案、二人は受け入れる。事情を教えられたホワイトアンドブレズウイッチはすぐ訴訟の準備をとるが裁判官に丁重に断られる。
flinch=ひるむ、たじろぐswagger=いばって歩くgingerly=用心深いconfederate=同盟したsavor=味わうgrudge=恨みinjunction=命令
43デンヴァーに到着した二人はヴォイルズと別れ、アトランタに向かう。彼女は一人これからバハマのどこかに飛びそこから彼にコンタクトをとると約束。ホワイトアンドブレズウイッチ事務所内は沈鬱なムードで責任のなすりあいが始まる。ヴェルマノはヨーロッパに逃げ出すと言い、ウェリクフィールドは絶望して自殺する。ヴォイルズはコールに大統領とマチスが抱き合い側にコールのいる写真が一面に出たポスト紙を、証拠のテープがあると言いながら届ける。
abstainer=禁酒家sarcastic=皮肉なwhine=泣き言を言うhug=抱く
44朝には大騒ぎになっていた。大統領府のザックマンはマチスから選挙資金を得たことを認め、一度だけ会ったことのある古い友人だがいまは関係ない、憎むべき犯罪の犯人なら法廷に引き渡されるべきだとのコメントを発表。一躍有名になったグレイはキーンとともにホワイトハウスに向かう。
perpetrator=犯人heinous=凶悪な
45サンジュアン島からセント・トーマス島に移り、傷心を癒したダービーの元にグレイが到着。ハッピーエンド。
felon=重罪犯人