危険な花嫁     ガードナー

新潮文庫 THE CASE OF THE CURIOUS BRIDE 宇野 利泰 訳

辣腕弁護士、ペリーメイスンの法律事務所に飛び込んできた、いわくありげな女性。
質問にしどろもどろになり、立ち去って行ったが、忘れたハンドバックの中身等から追跡してゆくと、ローダ・モンテインと言う富豪カール・モンテインの若妻。
彼女の前夫グレゴリイは、彼女の金を持ち出した上、事故で死んだと思われたが、実は生きていて婚約無効をたてに彼女から金を強請ろうとする。
一方カールの父は、息子を彼女から引き離そうとする。
そんな折り、ローダが交渉に行くと、グレゴリイと争いになり、火かき棒を振り回すが、電気が突然消える。
彼女がほうほうの体で逃げ帰ると、現場には瀕死のグレゴリイと彼女の車とガレージの鍵。
グレゴリイは死んでしまう。 そして裁判になるわけだが、ここから先が検事、犯人と弁護士の真実追求と知恵比べ。
法廷技術だけで立ち向かうペリーメイスンの活躍が見物である。
まず前段で、原告側に荷担する夫が証言を望み、婚約無効を訴えると、証人をたてて論破、逆に夫の暴力を理由に離婚訴訟を起こし、賠償を要求する。
結局、グレゴリイにとどめを刺したのは、夫のカールで、彼は気が弱く、父の言うままに彼女に罪を着せようとしたものだった。