ハヤカワ・ミステリ文庫 THE BRIDE WORE BLACK 稲葉 明雄 訳
ニューヨークグランドセントラル駅からシカゴ行きの切符を買ったその女は、なんと隣の駅で降り、部屋を借り、過去の自分に訣別し、謎の女になりすまして住み始める。
最初にブリスがパーテイで突き落とされて死ぬ、ミッチェルが自宅アパートで青酸カリ入りのアラク酒を飲まされて死ぬ、モランは幼稚園の先生を装ってきた女に物置部屋に閉じ込められて窒息死する、そして画家のファーガスンは、新入りのモデルに矢で撃たれて死ぬ。この頃になって警察は、すでに死んだ4人があるクラブの仲間だったことを発見、5人目の被害者を予測する。
最後に大衆作家ホームズを殺しに掛かった謎の女は、変装していた警官に掴まってしまう。謎の女は結婚式の日、彼等に夫を殺されたと信じた新妻だった。しかし真犯人は実は彼等ではなく・・・。
山本周五郎の「五辧の椿」の元になったと言われる作品。
章頭に小さな詩(その頃の流行歌?)を取り入れ、詩的ムードをかもし出している。
* 無差別殺人
* 他人になる
* 青酸カリ(アラク酒)
* 矢
* 部屋に閉じこめられ窒息死
* 詩
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