黒いアリバイ 

黒いアリバイ         ウイリアム・アイリッシュ

創元推理文庫  BLACK ALIBI  稲葉 明雄 訳

アメリカからの女優キキ・ウオーカーを宣伝するために、マネージャーのマニングは彼女に黒豹をつれてパレードさせる。
ところが突如黒豹が逃げ出して・・・。
夜、石炭を買いに行った少女テレサが食いちぎられたような死体で発見された。
そして豹の爪らしき者の後・・・・。
夜の墓地で恋人とデートをしようと出かけたコンチータがおそわれ、同じように死体で発見された。
夜の姫君クロクロは、素晴らしい紳士に惚れられて150ペソももらい有頂天。
だが友達のトランプ占いは、彼女に降りかかる災難を暗示。
夜の帰り道、男に絡まれ逃げ出して家に戻ると胸に入れた金がない!
引き返し探していると、豹らしき者があらわれ、同じ運命。
秘書のサリイと支店主任のマージョリイは、森の中のレストランに馬車で食事に行った。
その帰り道、暗い公園で白鳥にエサをやっていたところ、突然白鳥と馬が逃げ出した。
そしてサリイが同じ運命に・・・・。
あくまで逃げた黒豹が犯人、とするロブレス警部と、疑問をはさむコンチータの恋人だったラウール。
なぜ、若い女ばかりねらわれるんだろう。黒豹はどうして現場から消えてしまったのだろう。
ラウールは、マネージャーとはかって、マージョリーを餌に暗い公園の再現をし、犯人をおびきだす作戦。
うまく犯人がひかかったが、マージョリーをつれて逃亡。
しかし隠れ家に追いつめて倒し、殺された女たちの冥福を祈って何度も発砲。
黒豹の皮の下から転がり出た精神異常犯罪者の素顔は・・・・。