ハヤカワ・ミステリ文庫 A RUNNING DUCK 山本 俊子 訳
巻末の解説に「巻き込まれ型事件」とあるように、プロットは、主人公の広告会社OLクレア・ランデルがふとしたことから、殺し屋エジソンに狙われるようになり、一匹狼の警部補マイク・マルチェックと共に追いつ追われつの活劇を繰り返し、最後は結ばれると言うどちらかというと平凡なもの。
駐車場で不振な男と言葉をかわす・・・突然屋根の上から何者かに狙撃される・・・自宅の冷蔵庫が爆発し、恋人が吹き飛ばされてしぬ・・・当局が犯人を警察が血眼で追っている殺し屋エジソンと断定、クレアに保護がつけられる。・・・自宅を焼かれる・・・犯人を捕らえたの連絡に従って赴くと罠、危機一髪で脱出・・・当局に内通者がいるらしいことがわかり、マルチェックと逃亡の旅に・・・犯人があの目立たない彼女が見知っていた男であったことを思い出す。・・・エジソンのアジトが摘発される・・・主人公とマルチェックの激しい恋・・・逃亡途中、ついに森の中で車の挟み撃ちにあう・・・脱出、森の中の徘徊、マルチェックとエジソンの死闘
特に最後の森の中の徘徊シーンが迫力があり、一気に読ませる。
・その記録が全部、暗号コードで書かれているんだ・・・・「ブックコード」というやつで、なんの本を使ったか分からなければ解読の手段はないらしい。(226p)
・人間は肉食獣だ。・・・そして、人間は自分たちがほかの肉食獣よりは高級な動物だと思っている。ところがそうじゃあないんだ。ちょっとばかり脳のおおきいオオカミにすぎないのさ。(248p)
* ブックコード