ハヤカワ・ミステリ文庫 A KISS BEFORE DYING 中田 耕治 訳
キングシップ製銅社長の3人娘、ドロシー、エレン、マリオン
ドロシーと結婚しても財産を貰えないと分かった男は妊娠した彼女を殺そうと決意する。
砒素を使った殺害計画は失敗する。
しかし・・・、ビルの屋上、通風口の上に誘い
「コブラのような俊敏さで・・・・両手で彼女の踵をつまみ・・・・一歩下がって彼女の足を高く引き上げた。
・・・・魂の抜けたような恐怖が彼女の瞳に広がり、悲鳴が咽喉につき上がってきた。」
男は次ぎにエレンに近ずくが、彼女は探偵気取りで姉殺しの犯人を探し出そうとする。
しかし後一歩で男に殺される。
冷酷無情な男はさらにマリオンにも触手を延ばすが・・・。
いかに男が完全犯罪を成し遂げようとするか、そこをどうつめてゆくかという視点で描かれており、倒叙法ながらスリルに富んでいるのは作者の表現力の故だろう。
* 完全犯罪
* 墜落死
* 倒叙推理小説