徳間文庫
阪神タイガ−スと対戦するため、夜行新幹線で大阪に向かっていた巨人軍37名が何者かに誘拐され、5億円の身代金を要求される。身代金は払われたが、彼等は帰ってこない。
捜査を依頼された私立探偵左文字進と史子は、巨人軍が岐阜羽島で吊れ去られたものと推定。また警察との協力で犯人が5、6人の複数で数年前に黒い霧事件で球会を追放されたブル−ソックスの出身者が中心と考えるが、元内野手で実行の中心と思われた生田は女と共に消されてしまう。試合は中止か、時間は刻々と迫る。
しかしついに二人は賭け事好きの素人を探すうち入江を突き止め、その不動産売買書類からついに高槻市のホテルに監禁されていた巨人軍を助け出すことに成功、海外脱出を計った一味も逮捕される。非常にジャーナリステイックな素材を扱っており、文章の運びも非常に軽快で読むものを飽きさせない。
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