講談社文庫
名探偵シリーズ第二巻。明智はメグレ、ポワロ、クイーンを大阪から船に乗せ、別府に招待する。警視庁から吉牟田刑事、それにメグレ夫人が同行。完全な休養になるはずだったが、船にはアルセーヌ・ルパンそれに怪人二十面相が乗っていた。
ルパンからの挑戦状。宝石商島崎氏の宝石を奪ってみせると言う。探偵たちが警戒する中、飛び込み者がでて船が急停止する。島崎氏の部屋では島崎氏が刺され、宝石が消えていた。
実は島崎氏こそルパンの子分が化けたもので、宝石を海に捨て、衝突時に消えるつもりだったが、時計が狂っていたため、物色中に衝突、弾みで剣が刺さってしまったものだった。ルパンの敗北である。
ルパンは再度挑戦、今度は横山大観の名画を盗んで見せるという。絵は見事になくなるが、休戦期間中にルパンの愛人ジェノビエームを吉牟田刑事が捕らえておびき寄せようとしたことから、ルパンが硬化。ついに罠にかけ、4人の名探偵をコンクリートで固めた密室に閉じこめる。そして休戦協定切れとともに死のガスが密室に降りてくる。しかし明智が捨て身の策で部屋の唯一の外界との情報連絡手段である電話線を切ったところ、ルパンは心の戦いに負け、密室の扉を開け、二十面相、ジェノビエームと共に姿を消す。
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