小京都連続殺人事件      山村 美紗

講談社文庫

漆という珍しい姓を持つ男が、津和野、高山、土佐中村、角館といずれも小京都として名高い観光地で殺される。
これに名探偵キャサリンが各地を訪問しながら解決するというシリーズ。
岐阜で漆という男に殺されたらしい二人の男が出てくるところが鍵。
実はギリシャで成功した男が、だまされて失敗するが、死ぬ直前「小京都の漆と言う男。」と恨みの対象を告げたところから始まる。
その娘と息子は長じて復讐をはかるわけだが、追いつめた兄は岐阜で殺された。
その事件の目撃者も殺されてしまった。
妹は、手がかりが少なかったため、該当しそうな「漆」を次々と殺していった。
そして、ついに本物の「漆」と対決する日がやってきた・・・・・。

クリステイのABC殺人事件などのように目標をカモフラージュするための連続殺人を扱った小説は多いが、犯人らしい人間を次々殺すというやり方はやや安直な感じがする。