日本経済新聞社
この本は目線がごく一般的な庶民においているところがいい。そういった庶民が心得るべきものを48か条にまとめてある。証券会社の社員でも、機関投資家でも、特別の資産家でもない私は、それでも20年以上少しの株の売買をやっている。過去の自分の投資行動と照らし合わせて考えるとき考えさせられるところが多い。筆者は山一證券にいたことのある若手。この本はブルベア大賞2004というのを取っているらしい。
以下自分自身の反省も踏まえて・・・。
1予知能力などない。2 必勝法はないが経験則はある
相場は、上がると思う者と下がると思う者の均衡で成り立っている。明日は上がるに決まっている、などと断定できない。当たり前だが案外忘れる。
しかしそれでも有用な経験則は多い。それを知っているのと知らないのでは大違いである。
04 楽しく楽に投資せよ
全財産をつぎこむなどもってのほか、余力を残しながら、楽しく投資してゆきたい。幸いこの線は守ってきたためにいまだに夜逃げせずにすんでいる。しかし熱くなるとつい一点買い、あるいは貯金もくずしてなどと考えがちで自分を抑えるのに苦労する。
17 出口を決めてしかける。38 損きりできない人は株をやるな!
株は是が一番大事に思う。それが出来ないばかりに私はソニーを10000円以上で買い、今だ持ち続けている。東洋建設は800円くらいで買い、120円で売ってしまった!
18 投資銘柄数は少なくてよい。20 一発買いは危険だ
株など単純、一番効率よく上がる株に全財産投資すればいい。確かにそうだが、危険だ。そのため、小出しに分散して投資すべきだが、プロでない限り、おおくの銘柄を見ることはできない。そこで著者は5-10銘柄を薦めている。
証券会社社員はよく見ているようだが、個々の株について研究して突っ込むと案外知らない。そこを時間のない素人はつかなければいけないように思う。
19 投資期間をどう設定するのが有利か。
個人個人によって違う。その通りだと思う。私はデイとレーダーをやるつもりはない。14の「明日も相場はある」くらいで行きたい。一日株のことばかり考えていると人間が卑しくなるような気がする。さりとて金は儲けたい。それなら中長期投資と考えたい。
22 含み益など利益ではない
文字通りでも教訓になる。しかし解説にある「「マイナス側に回転している株はさっさと処分して、プラス側に回転している強い銘柄を残す」のが投資のセオリーである。」はなるほどと思った。今まで私は著者が言うところの最悪の「弱い銘柄を残して強い銘柄をさっさと売却する」を繰り返し、小さな利益で喜んでいたように思う。
30 テクニカル分析か、ファンダメンタル分析か
これは迷う。迷った挙句「直感」に頼るケースが多く、これが一番いけない。「テクニカル分析」重視型は株を上手にやる人が多いようだ。ただ私の基本方針は中ないし長期間保有スタンスでやはり業績重視でテクニカルは横目でみたい。
31 ローソク足にひげがあらわれたら 32 包み足はチャンス
とはいえ、目先株価がどうなるかはやっぱり気になる。ローソク足に長い上ひげが現れたら売りだそうだ。明日はあのひげの分まで上がると考えてはいけない。ただこの本はローソク足については分析が少ないように思う。別の本も読んでみたい。
47 ポジションを落とす
下がった場合、損切りするか買い足して買いコストを引き下げるかのどちらかである。私
場合は多くは後者を取った。損した、という現実をみたくなかったのといつかは回復する、と信じたからである。かなり多くが成功したが、10年単位くらいに考えないとダメなケースも多い。それでもダメ、「損きりできない人は株をやるな!」を痛切に感じたケースもちらほら・・・・困ったものだ!
付録 RSIの見方
これ勉強になった。70%以上で山の頂上を形成したら「売りサイン」、30%以下で底を形成したら「買いサイン」と読むのだそうだ。
051013