筑摩書房 Rich Dad Poor Dad 白根 美保子 訳
西欧の考え方は、労働は罰であり苦痛である、との考えが強い。だから豊かな人生をおくるために早めに稼いで、金持ちになり、あとは利子など資産から得られる収入で暮らす、ということが理想と考えられている。この書ではそれを達成するための考え方、技術をやさしく述べている。もちろん日本でもこの考え方が一般には当てはまり、大いに参考となった。
学校と言うところはお金のために働く方法を学ぶところだ。しかしその結果の会社勤めは、ろくな年金プランもないまま、自分のためよりもむしろ税金のために一生働くようなことになる。こういうのをラットレースと呼ぶ。だから、いい成績をとって安定した職業を見つけなさい、とアドバイスするのは危険だ。お金について正しい知識を子供たちに与えることが必要だ。
金持ち父さんと貧乏父さんのちがいはものの考え方だ。
中流以下の人間はお金のために働く
金持ちは自分のためにお金を働かせる。
フラーと言う人の考え方では、富というのはあと何日間その人が生き残ることができるか、つまり今日仕事をやめたとして、あとどれくらい生きていけるか、その能力をさす。この富は資産からのキャッシュフローと支出欄からの支出を比較した測定方法だ。
このような経済的安定を確保しようとするなら自分のビジネスは「収入」ではなく「資産」を中心に展開しなくてはならない。マグドナルドの創始者は「私の仕事はハンバーガー販売だが、ビジネスは不動産業だ。」と答えている。
資産を働かせるには自分の会社を作りなさい。すると有利な税金対策がとれる。訴訟から身を守ることができる。次ぎに「知識は力だ」と認識しなさい。その知識、ファイナンシアルインテリジェンスとは会計力、投資力、市場の理解力、法律力をいう。
資産を作る投資には2種類ある。あらかじめパッケージ化された投資を買う人たち、二番目は投資を自分で投資を作り出す人たちだ。たとえをつかうならコンピューターを部品から組み立てる人たちだ。二番目になりたい人は「他の人が見過ごすチャンスを見つける技術」「資金を集める技術」「頭のいい人間を集めて組織する技術」を身につける必要がある。
お金のためにでなく学ぶために働くようにしなけれいけない。広く浅く学ぶことが必要だ。合法的なマルチ商法を行っている会社で仕事をしてみることを進める。セールスとマーケッテイングに関する知識が一番大切だからだ。以上をまとめると
金持ち父さん六つの教え
1 金持ちはお金のためには働かない
2 お金の流れの読み方を学ぶ
3 自分のビジネスを持つ
4 会社を作って節税をする
5 金持ちはお金を作りだす
6 お金のためではなく学ぶために働く
後半は実践の書として、独立して金をもうけることを薦めている。
実践その1 まず五つの障害を乗り越えよう
恐怖心、臆病心、怠け心、悪い習慣、傲慢さ
実践その2 スタートを切るための十のステップ
1 強い目的意識を持つ…・精神の力
2 毎日自分で道を選ぶ…・選択する力
3 友人を慎重に選ぶ…・協力の力
4 新しいやり方を次々と仕入れる…・速習の力
5 自分に対する支払いをまずすませる…・自制の力
6 ブローカーにたっぷり払う…・忠告の力
7 もとは必ず取り返す…・ただで何かを手に入れる力
8 ぜいたく品は資産に買わせる…・焦点をしぼることの力
9 ヒーローを持つ…・神話の力
10 教えることで得る…・与えることの力
実践その3 具体的な行動を始めるためのヒント
今やっていることをやめる
新しいアイデアを探す
自分がやりたいと思っていることをすでにやり遂げた人を見つける
講座に出席する、自習用テープを買う
オファー(買い付け申し込み)を沢山する
ジョギング、ウオーキング、ドライブをする
将来の価値を見極める
株式を「バーゲン」で買う
適切な場所をさがす
買い手を見つけてから売り手をさがす
010209