講談社(コミック)
不動高校の北校舎が建て直されることになったが、そこに「北の館はわが住処、手を触れることは許さぬ・・・・」の怪文書が何度も届けられ、関係者を困惑させる。そして北の館にまつわる七不思議を知った者は殺されると言う噂・・・。この謎に金田一少年と最近推理作家賞を取り、得意の絶頂、女たらしの真壁先輩がいどむという設定。
死の儀式を行う、という不思議な葉書で呼び出されたミステリー研究会のみんなが集まる夜、開かずの間で知られる生物学教室に桜木るい子の首吊り死体が見えた。あわててかけつけると教室に異常はない。しかし翌日、死体が発見されると言う珍事。その上ワープロに残された奇妙なメッセージ。
真壁は、事件の謎を糸のトリックと解いてみせるが、そんな簡単なものではなさそう。そして真壁と口論になり、そのポスターを破ろうとした尾の上が吊され、美雪が襲われる。その上過去に青山なる女生徒も、行方不明になっていることが明らかになった。
美雪に励まされて捜査を再会した金田一少年は、北の校舎がかっては薬品会社の研究室であったこと、その薬品会社は新薬開発のために人体実験をしたが、被験者6人が全員死亡したことを突き止める。そしてあの奇妙なメッセージが、ひらがな文をローマ字モードに変えたときに真実を伝えた。学園七不思議のうち六つは分かっていた。しかし彼らは七つ目の不思議に近づきすぎたが故に、殺されたり、襲われたりしたのだ。
犠牲になった6人の死体は、北の校舎の中に塗り込められた。この事実を永久に隠蔽するために、薬品会社は一人の男を学校に忍び込ませ、監視させていた。ポスターが隠した壁の割れから覗くあの青山の白骨死体が、その男を指摘する。
別の部屋にある桜木るい子の死体を、大鏡を使って生物学教室にあるように見せるトリックが面白い。また陳腐だが、ワープロのローマ字モードを使った暗号文というトリックも出てくる。
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