成星出版
著者は1932年生まれ、香港に8年滞在し、東南アジア各国の政財界に多くのパイプを持つ事情通。
円がどんどん安くなり、年金など老後の保障が怪しくなってきたこのごろ、老後の設計をどうすべきかという観点から書かれた平易な読み物。しかし言っておることは本質をついており大いに参考になる。
以下にポイントを記す。
・人口が減って不動産価格が上昇したという国は、世界中のどこを探しても見あたらない。(10P)
・香港はお金の出入りに対してはまったくフリーなのだ。
・まずは5ー6年眠らせておいてもいいお金を1万ドル用意する。(31P)
・香港上海銀行、スタンダードチャータード銀行、中国銀行、シテイバンク香港支店
・定期の満期前の解約は不可能・・・1週間定期がいい。(45P)
・初心者向けは元本保証型ファンド(47P)
・マルチカレンシー口座、外貨定期預金口座(55P)
・ファンド4つのチェックポイント「貴方のところがつぶれたら、私のお金はどうなるのですか。」「どの銀行に預けるのでしか。」「私が死んだらどうなるのですか。」「過去の経済大変動の時にはファンドの成績はどうなりましたか?また、その時のパフォーマンスは?」(60P)
・ドルは「ローリスク・ハイリターン」円は「ハイリスク・ローリターン」(65P)
・我々の資産を円の外にUSドルで持つべきだ。(79P)
・金銭面に関しては、香港に対する中国の影響は皆無だと思って良い。(83P)
・香港のペッグ制がはずされたら・・・損害をUSドルでカバー((85P)
・海外に一年以上住民票を移してすめば、そこで得た収益に対しては海外で課税されるだけであり・・・・(88P)
・エネルギーのシーレーンを守れないような国が、自国の通貨を守れるはずがない(99P)
・円が切り下げられるおそれ・・・金融機関に預けていた預貯金が封鎖される可能性・・・国家に収奪される危険性(106P)
・郵便貯金の不良債権化
・もし金利を上げれば・・・(銀行)顧客に金利を払えない・・・・(会社)銀行に金利が払えない・・・・国際が暴落・・・・国家の破綻(113P)
・国家とは、国民の資産を、国家目的のために収奪するものである。(120P)
・国民総背番号制・・・・国民資産の徹底調査(122P)
・国の金利支払い率が極めて高い(33.6%)(126P)
・2001年頃から本格的な資産収奪が始まる(129P)
・見通し・・・調整インフレは失敗する・・・デノミが起こる・・・デノミをきっかけに資産没収が始まる(134P)
・外国銀行・・・日本で営業している限り、日本の銀行法の網(143P)
・海外に円で送金して現地でドルに替えよ(148P)
・定期付き終身保険は詐欺同然(154P)
・急速に人口減少・・・・年金は崩壊する
・退職後のビジョンの大切さ(181P)