おもしろ推理パズル(名探偵世界一周)   藤原 宰太郎


光文社文庫

面白いが今では少しネタが古い気がしないでもない。わたしが答えをうまく出せなかった物のみ、思いつくことを書いてみた。
割れた金魚鉢
金魚鉢を割り氷づめにした金魚を現場に残しておくと、やがて氷が溶けて金魚が現れるが、状態が違う。これを利用して犯人が、アリバイを申し立てるというアイデアは面白いと思った。
熱帯の殺人
強い風を吹きつけておいたら、皮膚呼吸ができなくなって死んでしまった、だって?本当かなあ。
警察犬の追跡
足に羊の糞をつけて逃走、警察犬の追跡から逃れるというアイデア。面白い。
コーヒー毒殺事件
半分飲んで見せたコーヒーをわたし、毒殺してしまうもの。犯人は口をつけたコップの淵の反対側に毒をぬっておいたという。毒をしみこませた脱脂綿を隠し持ち、渡すときに絞って毒を入れるという方法もありそう。
埋められた猛獣
動物保護区で密猟者がライオンと発見者を射殺して埋めるが、ライオンに発信器がついていたためたちまち発見される、というもの。ライオンが実は夫婦ものでもう一方が殺されたライオンの臭いをもとめてうろつき、その後をつけた警官が当該場所にたどりつく等というのはどうかな。
奇妙なマーク
ボーイスカウトが野外実習でつかう記号というのは知らなかった。
殺人バチの謎
殺人バチは、ワルツのようなスローテンポな曲を聞くとおとなしくなるが、ロックミュージックのような激しい曲を聞くと興奮する。この特性を生かして犯罪?ウーム!良く分からない。
殺人交響楽
何?ハープで毒矢を撃って指揮者を殺した。ヴァイオリンやコントラバスじゃだめなのかしら?
テントの中の死体
大きな木の下にテントを張る馬鹿はいない?そんなことはないだろう。事故が予測されたのに川の中州にテントをはった馬鹿もいたのだから。
奇妙な決闘
ピストルは一つだけで二人が死んでいた。実は一方は他方を撃ったが、傷を付けただけだった。そこでルールに従い、ピストルを投げ与え、撃たれて死んだ。なんだかデイクスン・カーみたいだな。
湖に浮かぶボート
死体の乗っていたボートにフジツボがついていたから、死体はボートごとよそから運ばれて来て、水に浮かべられたにちがいない。なるほど。フジツボについているボートを運んできて二人で川に繰り出したとしたらどうだろう。

音楽家の怪死

トランペットの音の振動でフラスコの中の物質が爆発。物質はアンモニア溶液に沃素を混ぜた物と言うが本当にそうなるのかなあ。

なぞの至近弾
銃の死後銃が暴発し、銃痕が二つできた、という考えはどうも無理がありそうだ。確かにデクスン・カーの「孔雀の部屋」はそうだが、偶然が重なっている感じでいいアイデアとは言えないように思った。
アリバイ電話
電話の転送装置を使った犯罪は他にも考えられる。
百パーセント密室殺人事件
密室から抜け出すために接着剤を使うアイデアは山村美砂の作品にもあったように思う。
密室の中のサル
何、眼鏡ざるに窓の外から演技指導し、部屋の鍵を内側からかけさせた?ちょっとひどすぎるアイデアだなあ。
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