小学館ハードカバー
小鳥のさえずりも救急車のサイレンもドレミで聞こえる、そんな世界に生きて、いる人たちがいる。本書はそんな人たちが基準としている絶対音感について、非常に多くのインタビューを行った上で、書き上げたもの。音楽というものに新しい見方を与えて暮れる気がすること必定。それにしても指揮者はよく何十人もの音を一時に聞き分けられるものだと感心・・・。以下にキーワードを記す。
・テクニックに陥った演奏(49P)
・日本人が技術偏重であることと、日本人に絶対音感を持つ人が多いことには何か関係があるのだろうか。(49P)
・絶対音感とは、音を聴いた瞬間に、その音の高さとそれに対応した音名の記憶があるために、その音にドレミなどの音名をラベリングできることである。(85p)
・六寸で吹いてテープの回転速度を変えたというのです。一尺八寸のDと一尺六寸のEでは倍音の配列が少し違いますので、音色が違うのです。(96P)
・人間が覚えている選択肢の数はだいたい七プラスマイナス二程度(100P)
・音の高さ、大きさ、音色(106P)
・移動ド・固定ド論争(156P)
・国際規約において、気温二十度でA音=四四〇ヘルツ、しかし実際はまちまちである。(170P)
・プロは二つの耳をもつ(201P)
・カクテルパーテイ現象(215P)
・情報の冗長性・・・・ポイントポイントで聞けばいい。(219P)
・カーマニアはどうして通り過ぎる車が皆わかる(228P)
・音楽が私たちに何かを言おうとしているなら、その何かというのは物語でも絵でもなく、心なんです。(342P)
・雰囲気を盛り上げる程度のBGMであれば、感性情報を入力した無人ピアノでカバーできると思うんです。(252P)
・言葉と音楽・・・・音楽は情動的(260P)