神田やぶそば ★★★★ 1998.8.27
東京都千代田区神田淡路町2-10
03−3251−0287
最初は「神田まつや」に行く予定をしていたが、見つからず、 そのうちにここの看板を見つけて入ることにした。神田駅東口前に 走る国道17号を北寄りに進み、神田須田町交差点に向かって ひたすら真っ直ぐ、少し道が細くなってもかまわず、とにかく 真っ直ぐ進むと案内の看板が見える。実は「神田まつや」はすぐそば だった。ところで当の店の方だが、学生には少々入り難い門構えだが、 入るとそれほど気になることもない。しかし、客はサラリーマンが 大多数。せいろ(600円)を2枚注文。1枚ではやはり少なく、 2枚でも少し足らずもいつも通り。やや緑がかっていたのは気に なったが、味は確か。歯ごたえも程好く、喉越しもすっきり。 田舎よりせいろの方が合うらしいことはここで理解できた。「上野 薮蕎麦」同様、そばつゆが濃いことが気に掛かった。蕎麦以外では、 間延びする店員の掛け声が印象に残っている。

室町砂場 ★★★ 1998.9.4
東京都中央区日本橋室町4-11-3
03−3241−4038
東京駅方面から向かうときは、呉服橋と日本橋の間に架かる橋を 渡る。その道が日銀通りで、それを真っ直ぐ。北海道銀行の少し 先の筋を右に入ると看板がある。神田駅から向かうときは、南口の 東側に出て、国道17号と並行に走る細めの筋を見つければ、それが 日銀通り。入り口は少し入りにくい雰囲気。中はビジネスマン、 しかも役員級と見える人が多い。蕎麦よりも酒とそのつまみの 注文が多いような印象。そんな中、大盛り(900円)を注文。他の 客に比べて待たされる。出てきた蕎麦の量は予想以上に少量。味も ここまでに比べると少し落ちるような気がした。歯ごたえに欠ける ところがあり、口当たりも特筆するほどではなかった。

小川町波留賀 ★★★☆ 1998.11.22
東京都千代田区神田小川町3-1
03−3293−7091
「神田まつや」に行く予定だったが、途中で日曜が定休であることに 気がつく。位置のみ確認して、そのまま靖国通りを神保町方面へ。 ミズノを通り過ぎた辺りで左側の路地に入って、すぐのところ。 最近オープンしたかのような綺麗な外装、中は普通の蕎麦屋。もり (450円)を2枚注文。今までの1枚の少なさに慣れてきただけ あって、その1枚の量の多さに少しびっくりした。しかし、量と 値段の割に味は悪くなかった。それなりにしっかり打ってある蕎麦。 今までのレベルに比べれば多少食い足りない面があったのも事実 だが。つゆは平凡で、蕎麦の味も少し訴えるものに欠ける。 それでも、適当に歩いて入った割には当たりの部類だった。

神田まつや ★★★★☆ 1998.11.28
東京都千代田区神田須田町1-13
03−3251−1556
3度目にして、ついにこの店に入ることができた。神田駅から 国道17号に出て靖国通りにぶつかるまで真っ直ぐ、靖国通りを 渡ってすぐ先の筋を左、再び靖国通りにぶつかるあたりにある。 小川町駅の本八幡寄りの出口からはすぐ。小ぢんまりとした店で、 簡単に行列ができる。自分が行ったときも、13:30であったにも 関わらず10人くらい並んでいた。雰囲気は良く、入りやすい。 大盛り(700円)を注文。メニューは至極大衆化されていたが、 蕎麦の出来は確かだった。味・歯ごたえ共に良く、しっかり している。特に今までに比べて良かったのはつゆの味。甘くもなく 辛くもなく、非常にすっきりとしたいい味。そのまま飲んでもいい、 というのは極端だが、それくらいいい味を出している。ただ、満点を つけるにはもう一つ足りない。量の少なさというより、総合的な味と してもう少し足りない何かがありそうな気がする。

竹泉 ★★★★ 1999.3.8
東京都港区西新橋1-5-10 天野ビルB1F
03-3508-8166
新橋駅日比谷口から外堀通りを西へ、しばらく歩いて、日本石油 本社と横浜銀行の間にあるビルの地下。目立たないが、看板はある。 いす席のみで机は6つ、あまり大きくない店。三色もり (1200円)を注文。程なく1枚目の変わり蕎麦が出てくる。 ちょうど季節の変わり目であったが、一応冬季メニューのゆず切り 蕎麦が出た。量は少なめだが、同じ量であと2枚出ると考えると 予想をはるかに越える量の多さ。しかし、このゆず切りは素晴らしい 出来だった。柚子の香りが口の中に広がり、噛むと蕎麦の風味に うまく調和する。つゆを控えめにした方が、その風味をより強く 感じることができる。2枚目がせいろ。出来の良いゆず切りの後 だっただけに、味・歯ごたえなどがかなり物足りなく感じられて、 少々残念。3枚目は田舎。今まで食した田舎蕎麦の中では最も 食べやすいものであったが、単純にせいろを太打ちにしただけの ようにも感じられた。ゆず切りとつゆだけなら文句なく満点を つけたのだが、メインのせいろがやや劣るように感じられたので、 この評価。店員さんの応対はとても良かったと思う。
新橋にある本陣坊など3つの店が同じ経営母体を持っているらしい。 その他、御徒町付近にも1つ同じ系列の店があるらしい。

浅野屋 本店 ★★★☆ 1999.3.17
東京都千代田区内神田2-7-9 浅野屋ビル1F
03-3254-4351
神田駅から南西方向に徒歩3分程度、サンホテル神田の向かい側に ある。ビルの1階に店があるのだが、ビルからは看板が出ていない ので、ひょっとしたら見逃してしまうかもしれない。店はいす席 が手前側にあり、奥にお座敷が少々。大きくもなく小さくもなく、 といった印象。うどんも扱っていて、メニューも豊富。もり(500 円)をひとまず1枚注文。一緒に食べに行った友人は鳥せいろ (900円)を注文。鳥せいろは少し多めのもりを暖かいつゆで 頂くものだった。つゆに鶏肉とねぎが入っていた。もりの方の蕎麦の 量はあまり多くなかったので、もう1枚注文した。蕎麦の固さは 程好いものであったが、風味が少し弱くて残念。しかし、つゆが すっきりしていていい味だったので、食べやすかった。今の時季は 1日20食限定の上蕎麦(メニューに100円増し)を扱っている らしい。

利久庵 ★★★☆ 1999.3.29
東京都中央区日本橋室町1-12-16
03-3241-4006
日本橋三越向かいの仲通を入ってしばらくのところ。店はそれほど 広くはないが、2階・地下もあり、客はかなりは入れそうな様子。 中の作りが神田やぶそばに少し似ていた。もり(580円)を注文。 注文してから30秒ほどでもう出てきた。駅そばでもこんなに速く ないぞっ、というくらいだった。量はあまり多くなく、鼓と同じ 器で同じくらいの量。やや白めで、透き通るような部分もあった。 固さは程よいものであったが、蕎麦の風味が弱い。つゆは鰹の香りが きついかな、と思ったが、甘くいい味でまあまあ評価できる。 2枚目を食べるか少し迷ったが、この近辺に蕎麦屋がたくさん あったので、試しにもう一軒回ってみることにしたので、ここは 切り上げた。

むろまち 日本橋クラブ店 ★★☆ 1999.3.29
東京都中央区日本橋室町1-5
03-3270-6277
それなりに良さそうな店が閉まっていたので、利久庵に近いこの店に 入ることにした。一軒目で意外におなかが満たされていたので、 最初から1枚の予定で入った。ざる(600円)を注文。量は それなりに出てきた。蕎麦に歯ごたえがあまりなく、風味も今一つ。 つゆも薄めで、少々物足りない印象だった。ただ、セットメニューは 豊富で、量もそれなりに確保されているので、リーズナブルで あることは確か。

九段一茶庵 ★★★★ 1999.4.10
東京都千代田区神田神保町3-6-6 九段アビタシオン1階
03-3239-0889
半蔵門線九段下と神保町の間。九段下から行くと、靖国通りに出て 首都高5号線の下をくぐって一つ先の路地を左折してしばらくの ところ。比較的小さな店で、入ってすぐ右が座敷の他は全ていす席。 机が漆塗りであったが、無理に堅苦しくしようとするところはなく、 割に雰囲気は良かった。三色そば(1220円)を注文。メニューの 種類は非常に少ない。そして全体的に値段設定が高い。しかも量は あまり多いほうではない。他の客が食べていたせいろを見ると、 極端に少なくはないが、おなかを満たすには1枚では不足といった くらいの量。三色はそれぞれが非常に少なく、三種合わせて それなりの量になるくらい。せいろ・田舎・変わり蕎麦の組み合わせ かと思ったが、田舎・変わり蕎麦と更科の組み合わせであった。 更科は見た目そうめんに見えるほど白く細かった。食感は そうめんより良かったが、蕎麦特有の甘味は薄かった。田舎は割に 細打ちだが、今までの中で最も評価の高い出来の良い田舎。極端に 粘りつくようなことはなく、固すぎることもない。蕎麦の風味を 十分に感じさせてくれる秀逸な一品。変わり蕎麦は桜そば。桜の 風味を強くすることで蕎麦の本質が失われているような気がしたが、 本来変わり蕎麦というものはそういう性質のものなのかもしれない。 つゆは程よい鰹の香りとすっきりとした味で、良いものであった。 品によって当たり外れの差が大きいような印象を受けた。

巴町砂場 ★★★☆ 1999.4.13
東京都港区虎ノ門3-11-13
03-3431-1220
とある用件で霞ヶ関に来ていたので、この店に向かった。国道1号線 (桜田通り)を南に歩き続ければ道路の左側にあるこの店が 見つかる。虎ノ門からだとかなり歩かなければならず、神谷町から 北へ歩く方が近いように思われる。店はそれなりの大きさで、右奥が 座敷になっている。せいろ(700円)を注文、量は少なめだった。 固さや口当たりの良さは評価できたが、風味として若干ながら 物足りなく感じられた。つゆの味ももう少し濃くしても良いかも しれない、という印象。

多佳津 ★★★☆ 1999.6.14
東京都港区新橋2-2-6
03-3591-0630
新橋西口を出て真っ直ぐ西側へ、徒歩2〜3分のところにある。 店は少し広めで、手前がいす席、奥が座敷になっている。せいろ (600円)の大盛り(+150円)を注文、蕎麦の前に薬味が 出されたが、わさびは自分でおろして食べるようになっていて、 わさびの香りに対するこだわりは感じられた。しかし、肝心の蕎麦の 方が若干風味が物足りなく、蕎麦の風味を消してしまうような気が して最近は使わなくなったわさびを、今回は使うことにした。が、 わさびは、確かに自分でおろせば風味は損なわれないが、非常に おろしにくく、わさびの風味を実感できるまでには相当頑張ら なければいけない。自分のおろし方がうまくないのかもしれないが、 途中でわさびおろしを断念、大根おろしで食べることにした。 蕎麦の固さは程好く、時季的に風味はないものだとすれば、 薬味込みではあるが、それなりに楽しめるものだと思う。

松翁 ★★★★ 1999.9.8
東京都千代田区猿楽町2-1-7
03-3291-3529
水道橋駅東口から神保町方面へ、やや東寄りに歩いて10分ほどの ところにある。集英社の近く。それほど大きい店ではなく、住所を きちんと把握していないと、店を探すのにかなり苦労する。座敷は なく、全ていす席。価格設定は全体的に高めではあるが、つまみの 類は充実しており、酒飲みには嬉しい店、かもしれない。二色もり (950円)を注文。注文してから1枚1枚茹でるようで、少々 時間がかかる。その間につゆを濃い口・薄口のいずれにするかを 聞かれる。この日は濃い口を選択。しばらくして、せいろと しそきりが2玉ずつ盛られて出た。「玉」で数えるくらいなので量は 少なめ。財布の中身が許せば、2枚は欲しいところ。いずれの蕎麦も 十分にコシがあるが、しそきりの方は風味にやや物足りなさを 感じた。しかし、さすがに名店と謳われるだけあって、せいろの 出来は確実に保証できる。つゆに関しては、自分の注文した濃い口 でも特別濃いという印象を受けず、むしろすっきりしていて なかなかのもの。蕎麦の味以外では、店員の応対に少々不満が 残った。

浜町薮蕎麦 ★★★☆ 1999.9.17
東京都中央区日本橋浜町2-5-3
03-3666-6522
浜町駅から南へしばらく歩いたところ、明治座の近くにある。 店の入口はあまり大きくないが、中は意外に広い。内装はホテルや デパートの和食を扱う店のような雰囲気で、いす席のみ。11時半 くらいに入ったが、まだ誰も入っていなかった。せいろ(600円) を注文、大き目のせいろに薄く盛られた蕎麦が出てきた。細いが コシは強く、風味もそれなりに感じられた。つゆは「薮」の流れを 汲むだけあって、濃く、かつ辛口だが、蕎麦を完全に浸けて しまわなければ、癖もしつこさもなく美味しく頂ける。量と蕎麦の 風味が若干物足りなかったが、店員さんの対応も良く、総合的には 満足のいく店だった。

茅場町長寿庵 ★★★★ 1999.10.6
東京都中央区日本橋茅場町1-9-4 長寿ビル地下1階
03-3666-1971
「東京の蕎麦屋さんの中では大変な老舗で、ここで修行して独立した 人が東京中にいる」と言われるほどの老舗中の老舗。しかし、店は 奥まったところにあるのではなく、茅場町駅のすぐそこ、大きな 交差点の角にあるビルの地下1階。13時ごろに訪れたが、まだ 満席に近いほど混雑していた。周りがオフィス街であるだけに、 ビジネスマンの姿が目立つ。表からはいす席しか見えないが、奥の 方に座敷がいくつかあるようで、そうだとすると場所の割には 広い店舗。せいろ(650円)を注文、少し大きめのせいろに 薄く盛られた蕎麦が出てきた。量は平均的。蕎麦の色は薄めで、 コシはそれなりにしっかりしている。つゆは見るからに濃く、 若干辛めではあるが、つゆの味だけが突出してしまうほどのクセは ない。さすがに老舗、「基本に忠実」と言うべきか。 おかわりせいろが350円で頂けることを、一応付け加えておく。

山形田 ★★★★ 1999.11.2
東京都中央区京橋2-5-15
03-3535-9410
京橋駅付近にある別の店を探していたのだが、移転してしまったのか 全く見つからず、その周辺にあるいくつかの蕎麦屋の中から、ここを 選んで入った。思った以上に、京橋駅近隣には手打ちをやっている 蕎麦屋が多いことに驚いた。ところで、この店は京橋駅から地上に 出てわずか30秒ほどのところにある。店内は縦に細長く、食券 方式を取っているため、一見普通の立ち食いそばの店のようである。 十割そば(800円、1日20食限定)を注文、普通の2倍は あろうかという大きなせいろに薄めに盛られた蕎麦が出てきた。 ちょうど新米の時期でもあり、味噌漬けのついた御飯もおまけとして 出てきた。蕎麦は色が比較的薄め、コシは程好いくらいに感じられ、 風味も悪くはない。つゆは、良く言えばすっきりした、悪く言えば はっきりしない、と言った感じの味。総合的に素晴らしいと言うには 少々足りない気がするが、単位量当たりの値段はかなり低めに 抑えられており、それでいてある程度の質を維持しているところは 高く評価したい。

薮伊豆 総本店 ★★★★ 1999.11.5
東京都中央区日本橋3-15-7
03-3242-1240
先日「山形田」に行ったときに探していたのは、この店。いつの 間にか、やや北東の方へ移転していた。宝町と日本橋の中間くらいの ところで、最も道が簡単な東京駅八重洲中央口からでも10分ほど。 首都高の宝町入口付近にある。移転したこともあって、店はとても 綺麗。店舗面積自体はあまり広くはないように感じられるが、2階も あって、そちらが案外広いので、全体としてかなりの大きさ。 もりそばランチ(1000円)を注文、せいろ2枚とおかず各種、 それに小盛りの御飯が出てきた。せいろは1枚が小さく、盛られて いる量もそれほど多くはないが、1枚が400円と聞き、納得。 蕎麦自体は色が薄く、コシはそれなりにある。風味が弱く感じられる のは、一番粉を使用しているせいなのか、どうなのか。つゆは さすがに「薮」直系だけあって、辛い。鰹(宗田節らしい)の香りも かなり強い。しかし、それが嫌味にならずなかなか美味しい。 おかずの量が若干足りなくて、ランチとしてのコスト パフォーマンスは若干物足りないが、1枚400円で質の高い せいろが頂けるのは、魅力十分。

美々卯 新橋店 ★★★☆ 2000.1.10
東京都港区新橋2-5-6
03-3503-3350
2000年の記念すべき第1回目。約1ヶ月ぶりの更新となる。 この店は、レースの後、新橋にたまたま立ち寄ったときに見つけた。 京橋にある本店が非常に有名で、支店も各所にあるらしい。ここも、 その支店のうちの一つ。新橋駅西口を降りてまっすぐ西側へ、駅から 2〜3分で店に到着する。大きな通り沿いに大きな看板があるので、 比較的見つけやすい。中はかなり広く、いす席も座敷も豊富。 せいろ(600円)とかやくご飯(300円、昼のみ)を注文、あっと 言う間に2つとも出された。せいろは量が少なめ、上に海苔がかかって いるのが気になったが、それ以外はそれなりにきちんとした蕎麦。 コシも風味もそれなりにある。つゆの味が表に出ていて、しょっぱいと 言うより多少酸っぱく、ちょっと違和感を覚えた。逆にかやくご飯は 量が多めで、まあまあ、といったところ。

はなの蔵 ★★★ 2000.2.9
東京都千代田区神田須田町1-2 山勝ビル1F
03-3254-1471
本当はこの付近にある別の店に行くつもりであったが、住所をしっかり 確認せずに向かったために見つけられず。しかし、この近辺は 「犬も歩けば蕎麦屋に当たる」ほど蕎麦屋がたくさんあり、代わりの店には 事欠かない。ところでこの店は、神田まつやの道路を挟んで向かい側の路地を 入ってすぐのところにある。店は小さく、カウンター席がいくつかと4人席が 2つあるだけ。食事用のメニューは少なく、どちらかと言うと夜の営業に 重きを置いているような印象。更科・田舎・石臼の3種の蕎麦と、せいろ・ 天付・鴨汁の組み合わせで全てのメニューを語ることができる。更科(480円) 天付(+400円)の大盛り(+100円)を注文。蕎麦は、色が白く量も それなりにある。天ぷらは、海老2つと獅子唐1つで少なめ。天つゆとそばつゆが 同じもので器も一つしかなかったので、先に天ぷらを食べる。まあまあ。 肝心の蕎麦。コシはそれなりにあったが、更科だけに蕎麦特有の甘味は薄い。 このようなときは、つゆに特徴があると良いのだが、何となくはっきりしない。 十割蕎麦を出し、意欲は強く感じられるのだが、全体的に物足りない。

藪伊豆 神田店 ★★★ 2000.2.16
東京都千代田区神田多町2-11-5
03-3254-6230
神田まつやの道路を挟んで向かい側の路地の奥にある。店は普通の大きさで、いす席 のみ。三色せいろ(900円)を注文、小さなせいろが3枚重ねで出された。 3枚の中身は、普通のせいろに何もかかっていないものが1枚と、ふりかけのような 物がかかっているものが2枚。蕎麦はコシが少し物足りなく、つゆももう一つ。

さらしなの里 ★★★★★ 2000.3.1
東京都中央区築地2-2-7
03-3541-7343
最寄駅は新富町だが、築地からでも地上に出てわずか1〜2分のところにある。 入り口を入ると蕎麦打ち部屋が正面に現れ、あとは下に続く階段だけがある、少し奇妙な 風景。階段を降りると比較的広めの客席がある。手打ち蕎麦(700円)の大盛り (+200円)を注文。量は大盛りにしては少なめだが、それなりにはある。若干 黒みがかった蕎麦はコシが強く、人によってはクセが強いと感じられるかもしれないと 思うほどだが、つゆをクセなくすっきりまとめているので、全体としてのバランスが 取れており、非常に美味しく頂ける。さらに、店の雰囲気が良く、ゆっくり落ち着いて 食事ができることも高く評価したい。特に注文をつける点は見当たらないが、願わくば もう少しだけ値段を下げてほしいのだが。

虎ノ門砂場 ★★★☆ 2000.3.30
東京都港区虎ノ門1-10-6
03-3501-9661
虎ノ門駅を出てすぐ、霞ヶ関駅からでも徒歩5分圏内、日石三菱SSの隣にある。ビルの中に あり、外には暖簾がかかっていない。入り口で食券を購入する方式は、この手の蕎麦屋では 珍しい。店内は広くもなく狭くもなく、いす席のみ。客のほとんどがスーツ姿のビジネスマン で、何となく慌しい雰囲気。もり(630円)の大盛り(+150円)を注文、大盛りなりの 量の蕎麦がしばらくして出された。コシはそこそこあるが、蕎麦の風味はもう一つ。つゆは 普通。

味喜庵 ★★★★☆ 2000.3.30
東京都港区西新橋2-10-9
03-3591-2626
新橋駅日比谷口を出て徒歩2分ほど、同じ経営母体を持つ本陣房・天祥庵のすぐ向かい側に ある。以前訪れた内幸町の「竹泉」も同じグループ。手打ち蕎麦店がほとんど同じ場所に 3つもあって、それらが全て同系列であるのは、いかにも効率が悪そうなのだが。ともあれ、 この店はそれほど広くなく、いす席のみ。せいろもり(600円)を注文、しばらくして 二段重ねのせいろに蕎麦が盛られて出てきた。それほど細くなく、やや色が濃い。蕎麦独特の 風味が強く、コシもしっかりしている秀逸な一品。「竹泉」で頂いたときとは、かなり 印象が違った。つゆは若干濃いがクセはなく、つけ過ぎなければ蕎麦と共にスッと喉を通る。 量もそれなりにあり、コストパフォーマンスはかなり高い。素晴らしく美味しいと言うには 少し物足りないが。

京金 ★★★★☆ 2000.10.1
東京都江東区森下2-18-2
03-3632-8995
都営新宿線・大江戸線森下駅のA4出口から清澄通りを挟んで向かい側にある。 若干狭くて低い間口の割には店は広く、奥には座敷もある。夜に立ち寄ったので、 初めて蕎麦屋で日本酒(久保田千寿、700円)を注文。つまみとしてそばどうふ (500円)とだし巻き卵焼(800円)、最後にせいろ(800円)を注文。 ちょっとお金を使いすぎたかも…。ともあれ、つまみの2品はどちらも薄味であったが、 非常に美味しかった。蕎麦は細めの手打ち、コシがありほのかな甘味もある。 つゆは濃い目で、鰹だしの味と香りが強い。最初のうちはつけすぎて失敗してしまった。 つける量を少なめに調節して、すっと蕎麦を吸い込み、口の中で味わうと良いのかも。 蕎麦とつゆだけで判断すればコストパフォーマンスはまずまずといったところだが、 店員さんの対応の良さとつまみや蕎麦湯の美味しさを加味すれば、かなりの高評価。


Last modified: Sun 1 Oct 2000