第8号 2000年8月 ソニッケアー
歯垢は細菌のかたまり これが歯の大敵歯の表面や歯と歯の間、歯と歯肉のさかい目などをよく見ると、白いものが付いていませんか?それが「歯垢」です。 歯垢は、口のなかの水分・温度・栄養などによって繁殖した細菌(バイ菌)が、ねばねばしたデキストランという物質とともに歯に付着してできた汚れで、いわば細菌のかたまり。わずか1gの千分の1の歯垢に、なんと1億個以上のさまざまな細菌が生息しているというから驚きです。 物を食べた後ブラッシングをしないと、歯垢は数時間のうちに歯の表面をびっしりとおおってしまい、むし歯や歯周病など、さまざまな歯の病気を引き起こすもとになり、また口臭の原因にもなります。 ですから、毎日きちんと歯垢をおとすこと、つまり、ブラッシングが大変重要なのです。 磨くのではなく リニア技術で歯垢を落とす「ソニッケアー」は1988年、ワシントン大学歯周病専門医とバイオエンジニアが開発したものです。アメリカでは2000年1月までに700万台が発売されています。 「電動歯ブラシなんて、メーカーが違ってもシステムはそれほど変わらない」 おそらくそう思っている人がほとんどだと思いますが、「ソニッケアー」はまったく別モノです。リニアモーターの技術で歯垢を除去する、家庭用では世界初の画期的な発明品なのです。 一般的な電動歯ブラシのヘッド振動数は毎分約3,000から10,000といったところですが、ソニッケアーは、毎分31,000ストロークの超高速振動によって、260Hzの音波を発生させます。 この260Hzの音波により、液体(唾液)中で生じた微小な泡が、物体(歯)と衝突し、破裂した際に強力なエネルギーを発生します。このエネルギーが、歯周病菌の線毛を破壊することにより、歯垢を取り除くので、ブラシの当たっているところはもちろん、毛先の届かない歯と歯の間や、歯並びの悪いところの歯垢まで落とせるのです。
メガネや宝石を超音波によってきれいにするように、口のなかも音波によってきれいにすることができるのです。 歯が白くなる?普通の歯ブラシや電動歯ブラシで、歯の表面についたコーヒーやお茶などによる汚れを取り除くのは、なかなか難しいものです。また、特別な薬品や、研磨剤の入ったペーストは歯の表面を傷つけることもあるので、家庭での歯のケアは大変です。ソニッケアーは、音波エネルギーにより、今まで取れなかった汚れも簡単に落とすことができ、自然な白さをよみがえらせてもくれます。ブラシの材料は丸みのあるナイロン製で、歯の表面を傷つける心配は全くありません。しかも、専用のペーストを使う必要がないので経済的です。 でも、値段が高いんじゃないの?残念ながら高価で、ソニッケアー ダイヤモンドクリーン セットで定価18,270円(税込み)です。 しかし、大変良い製品で、ぜひ皆さんにも使用していただきたいので、当院では仕入れ価格15,000円(税込み)でお譲りしています。 |
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