第2回 安曇野検定(自然科学編)

 

 

一般の部 試験問題

 

 

問題1〜問題50

私の解答

 

問題51 ゲンジボタルは生息地によって発光周期が異なりますが、安曇野で6月から7月に見られるゲンジボタルの発光周期はどれでしょう。

 

 2秒に1

 3秒に1

 4秒に1

 5秒に1

 

 

問題52 ゲンジボタルの幼虫が捕食する貝類はどれでしょう。

 

 ウスカワマイマイ

 オオタニシ

 カワニナ

 ナミギセル

 

 

問題53 山麓沿いの社寺林でよく見かけ、ケヤキの洞などに巣を作ります。前足と後足の間の飛膜を使って空中を滑空し、「空飛ぶ座布団」とも呼ばれる動物はどれでしょう。

 

1 ムササビ

 ハクビシン

 アナグマ

 ニホンリス

 

 

問題54 ツキノワグマは、平成23年度に安曇野市内でも80件の目撃報告がありました。ツキノワグマの生態として適切でないものはどれでしょう。

 

 若芽、草本、果実、ドングリ、昆虫(アリ、ハチ)などを食する雑食である

 集団で生活する

 30110kuの行動圏をもつ

 行動圏が互いに重複している(なわばりがない)

 

 

問題55 長野県では2006年と2010年にクマが大量出没していますが、その原因はどれでしょう。

 

 長雨により生息場所が深刻な被害を受けた

 夏場の気温低下により、気温の高い低地まで出没した

 なわばり争いに敗れた個体が、生息場所を求めて出没した

 長期(夏〜秋)の深刻な餌不足のため

 

 

問題56 クマの年齢を調べるとき、体のどの部分から調査するでしょう。

 

 歯

 体毛

 爪

 頭骨

 

 

問題57 クマによる被害がおこる主な原因として、適切でないものはどれでしょう。

 

 トウモロコシ畑や廃果、残渣(ざんさ)などの誘引物

 放棄された田畑のやぶ化

 二次林(森林)の放置

 サルの群れがクマを追い出したため

 

 

問題58 クマの被害対策として、駆除に頼らない対策も実施されていますが、それはどれでしょう。

 

 森林の開発

 電気柵の設置

 ミズナラの伐採

 ヒノキの植林

 

 

問題59 長野県における野生動物の農林業被害額で、平成19年度以降、ある動物による被害額が急激に増大しましたが、どの動物による被害でしょう。

 

 ニホンジカ

 カモシカ

 ニホンザル

 イノシシ

 

 

問題60 ニホンジカは、安曇野市の東山に多く生息していますが、近年西山でもその姿が目撃されるようになりました。このニホンジカの特徴として、適切でないものはどれでしょう。

 

1 木の葉、草本、冬芽、樹皮を採食する

 10頭前後の群れで生活する

 季節ごとに移動する

 一夫一妻である

 

 

問題61 安曇野市の西山山麓一帯にはニホンザルが群れで生息していますが、ニホンザルの生態・習性として適切でないものはどれでしょう。

 

1 昼間に活動し、夜間は一箇所で休息する

2 群れで行動するが1頭ずつ自立している

 46歳で初産を迎え、1520歳で死亡する

 雌は雄より強大な犬歯を持つ

 

 

問題62 梓川や犀川、中房川に生息する樹木で、若木の木肌は白く、小枝が冬の間は美しい紅色に染まります。梓川と奈良井川の合流点付近にあるものは市の天然記念物に指定されているこの植物はどれでしょう。

 

1 オオタチヤナギ

2 ケショウヤナギ

 ツクバネウツギ

 オノエヤナギ

 

 

問題63 市の天然記念物のヒノキがある神社は吉野神社と、もう1つはどこの神社でしょう。

 

1 熊野神社

2 潮神明宮

 住吉神社

 賀茂神社

 

 

問題64 昭和30年の南安曇郡誌において農作物を除く外来植物は約80種でしたが、平成20年に確認された安曇野市における外来植物の数はいくつでしょう。

 

1 160

2 300

 約400

 約500

 

 

問題65 安曇野市で自然植生が残っている地域は、急傾斜地の尾根筋や谷間等の例外を除き標高約何m以上の地域でしょう。

 

1 500m以上

2 800m以上

 約1,200m以上

 約1,600m以上

 

 

問題66 桜の名所の光城山に植えられているソメイヨシノは、花つきが良いのが特徴ですが、オオシマザクラと何の桜をかけあわせてできたものでしょう。

 

1 ミヤマザクラ

2 エドヒガン

 カスミザクラ

 チョウジザクラ

 

 

問題67 安曇野市の原風景に屋敷林があります。屋敷林は安曇野の季節風を防ぐほかに、燃料や肥料、建築材等に重宝されてきましたが、もう1つの大切な役目はどれでしょう。

 

1 害虫から屋敷を守る

2 屋敷の乾燥を保つ

 屋敷の鳥よけ

 落ち葉や落ち枝の害を防ぐ

 

 

問題68 安曇野市でも近年減少している植物のスイカズラの花は甘い蜜が特徴ですが、葉や茎は漢方薬とそのほか何に使われていたでしょう。

 

1 染料剤

2 床磨き

 タバコ

 入浴剤

 

 

問題69 かつて「上米草」と呼ばれて田んぼの肥料に用いられ、5がつになると赤いじゅうたんを敷いたように安曇野の水田を彩る植物はどれでしょう。

 

1 ホトケノザ

2 アカツメクサ

 レンゲソウ

 イヌタデ

 

 

問題70 安曇野市の山地帯下部の植生について、5001,000mまでに分布している代表的なものは、アカマツ林、コナラ林とどれでしょう。

 

1 ケヤキ林

2 ウラジロモミ林

 サワグルミ林

 ミズナラ林

 

 

問題71 安曇野市にはブナ林があまり見られませんが、その理由として適切なものはどれでしょう。

 

 標高が高いため

 標高が低いため

 湿度が高いため

 湿度が低いため

 

 

問題72 2007年春、市内の中学校の生徒が中心となって現地調査や整備計画の立案に携わり里山の動物園の保護・保全と自然観察を楽しむために造られた、ビオトープ池や自然観察ができる散策路などがある公園はどれでしょう。

 

1 かじかの里公園

2 龍門渕公園

 自然体験交流センター・せせらぎ

 黒沢洞合自然公園

 

 

問題73 近年、帰化植物であるセイヨウタンポポが、北アルプスの燕岳で越冬して生育しているのが確認され、高山植物のミヤマタンポポとの交配が懸念されています。平地でも、在来種であるシナノタンポポとの雑種をつくり問題になっているセイヨウタンポポですが、1頭花におよそ何個の種子をつけるでしょう。

 

1 50

2 150

 約250

 約350

 

 

問題74 長野県に分布する帰化植物の原産地を多い順に並べると適切なものはどれでしょう。

 

1 アジア>ヨーロッパ>熱帯アメリカ>北アメリカ

2 ヨーロッパ>アジア>北アメリカ>熱帯アメリカ

 アジア>ヨーロッパ>北アメリカ>熱帯アメリカ

 ヨーロッパ>アジア>熱帯アメリカ>北アメリカ

 

 

問題75 長野県に分布する帰化植物が、日本に最も多く渡来したのはどの時代でしょう。

 

1 明治

2 大正

 昭和(戦前)

 昭和(戦後)

 

 

問題76 安曇野市でも駆除がすすめられている帰化植物で、他の樹木に絡みつき、覆い尽くして枯らしてしまう、繁殖力の非常に強い植物はどれでしょう。

 

1 マルバルコウソウ

2 アメリカネナシカズラ

 マルバアサガオ

 アレチウリ

 

 

問題77 北アルプスに分布する高山植物の1つで、茎や葉に高山の寒さや強い日差しから身を守るための産毛のような毛がたくさん生えている植物はどれでしょう。

 

1 ミヤマタンポポ

2 ミヤマキンポウゲ

 タカネヤハズハハコ

 ミヤマサクラソウ

 

 

問題78 高山帯の樹木は冬季の積雪や強風などにより、低い背丈で地表面に密着してクッション状に成長します。このような特徴を持つ北アルプスの樹木はどれでしょう。

 

1 ウツギ

2 イワウメ

 ツリバナ

 ヤマハギ

 

 

問題79 燕岳を代表する植物で、高山植物の女王とも呼ばれている植物はどれでしょう。

 

1 クモマスミレ

2 コマクサ

 コケモモ

 タカネナデシコ

 

 

問題80 本州中部の高山のみに分布する「本州中部型」に分類される代表的な植物はどれでしょう。

 

1 コメバツガザクラ

2 キバナシャクナゲ

 オヤマノエンドウ

 アラシグサ

 

 

問題81 安曇野市は、湧水を利用したワサビ栽培で全国的にも有名ですが、近年地下水の減少により水温が上がり、ワサビ畑や水路に、ある帰化植物が増えてワサビ農家を困らせています。紫色の花をつけるこの帰化植物はどれでしょう。

 

1 オオカワヂシャ

2 アメリカスミレサイシン

 シロバナシナガワハギ

 ヨウシュヤマゴボウ

 

 

問題82 帰化植物“オオキンケイギク”は鮮やかな橙黄色でコスモスに似た花です。安曇野市でも川沿いや道路周辺に群生しています。その実()は風に飛ばされ易くするための特徴がありますが、その特徴とはどれでしょう。

 

1 線状になる

2 綿毛になる

 翼がある

 丸く平らになる

 

 

問題83 高山植物の分布の型の1つである「周北極型」の説明として適切なものはどれでしょう。

 

1 氷河時代の寒冷なときに分布し、寒冷地を好む

2 湿潤な気候で雪が多く、雪田周辺、なだれ草原などの雪の多い環境に生える

 風衝地、礫原などの雪の少ない環境に生える

 東シベリアの亜高山に広く分布する

 

 

問題84 安曇野の原風景ともいえる水田の環境は、ここ40年ほどの間に大きく変わりました。「畦畔木」と呼ばれた立ち木の1つで、護岸や肥料の目的で植えられ、小正月の年中行事「萬物作り」で繭玉に見立てた団子を飾りつける際に使われる樹木はどれでしょう。

 

1 ヤナギ

2 ハンノキ

 クロツバラ

 ハリエンジュ

 

 

問題85 安曇野市内各地の池に見られ、羽を除く全身が真っ赤なことから、中国から伝わる伝説の動物にその名が由来するトンボはどれでしょう。

 

1 ショウジョウトンボ

2 アキアカネ

 モートンイトトンボ

 オニヤンマ

 

 

問題86 安曇野で絶滅が危惧されているオオルリシジミ、ヒメシロチョウ、ヒメヒカゲ、ギンイチモンジセセリに共通する生息環境はどれでしょう。

 

1 高山

2 森林

 草原

 河川

 

 

問題87 穂高地区では、大型の蛾を使って光沢のある緑色の美しい生糸を生産しています。ヤママユと呼ばれるこの蛾の幼虫のことを何と呼んでいるでしょう。

 

1 天蚕

 柞蚕

 楠蚕

 樗蚕

 

 

問題88 本州には9種類の高山チョウが生息し、その内の8種類が安曇野市に生息しています。次のうち安曇野市に生息していない高山チョウはどれでしょう。

 

1 ミヤマモンキチョウ

2 コヒオドシ

 オオイチモンジ

 ミヤマシロチョウ

 

 

問題89 2度の冬を幼虫で越し、3年目の夏に羽化する高山チョウのタカネヒカゲは、研究者の田淵行男から敬意を込めた愛称で呼ばれていました。その愛称とはどれでしょう。

 

1 アカマツ仙人

2 ヒマラヤ仙人

 ハイマツ仙人

 クロマツ仙人

 

 

問題90 畦畔木の1つ、クロツバラ(オオクロウメモドキ)の葉を食べて育ち、信州では高原のチョウとして知られている、安曇野からの衰退が著しいチョウはどれでしょう。

 

1 モンシロチョウ

2 ヤマキチョウ

 ツマキチョウ

 モンキチョウ

 

 

問題91 

希少種オオルリシジミの幼虫は、殺虫剤代わりに利用された毒草の花蕾を食べて育ちます。安曇野でも「ウジゴロシ」と呼ばれたこの植物はどれでしょう。

 

1 マンジュシャゲ

2 トリカブト

 クララ

 スズラン

 

 

問題92 

安曇野では、カラスアゲハやオナガアゲハなどの黒いアゲハチョウは「カラスチョウ」と呼ばれていました。そのカラスチョウの幼虫の餌となり、安曇野の民家の生垣にも利用された樹木で、葉をちぎると鼻を突く臭気が出る植物はどれでしょう。

 

1 レッドロビン

2 クサギ

 イチイ

 コクサギ

 

 

問題93 

平成7年4月、三郷小学校の南庭で長野県初となる越冬幼虫が確認され、最近では安曇野でもよく見かけるようになった、温暖化の指標としても扱われる南方系のチョウはどれでしょう。

 

1 アサギマダラ

2 ツマグロヒョウモン

 ヒメギフチョウ

 オオムラサキ

 

 

問題94 安曇野では絶滅危惧種のオオルリシジミの保護活動が展開されてきました。しかし、あるハチが卵の時期に集中して寄生することにより、幼虫の高い死亡率の原因となっています。そのハチとはどれでしょう。

 

1 アゲハヒメバチ

2 セイヨウミツバチ

 キイロスズメバチ

 メアカタマゴバチ

 

 

問題95 

昭和37年に安曇野市明科の長峰山で採集された標本(安曇野市教育委員会所蔵)が残っていて、すでに長野県でも絶滅したと考えられるチョウはどれでしょう。

 

1 ヒョウモンモドキ

2 キマダラモドキ

 コヒョウモンモドキ

 クロヒカゲモドキ

 

 

問題96 安曇野市の黒沢、烏川などの渓流に生息し、1億5千万年前の原始的なトンボの形を伝えることから「生きた化石」とも呼ばれるトンボはどれでしょう。

 

1 ベッコウトンボ

2 シオカラトンボ

 ギンヤンマ

 ムカシトンボ

 

 

問題97 安曇野市からはたくさんの雪形を眺めることができますが、中でも最もポピュラーな常念岳に現れる常念坊の雪形は、お坊さんが何を持っているといわれているでしょう。

 

1 印籠

2 徳利

 巾着

 煙草入れ

 

 

問題98 

右の写真の雪形が現れる山はどれでしょう。

 

 

1 常念岳

2 爺ヶ岳

 蝶ヶ岳

 横通岳

 

 

問題99 安曇野から見える雪形のしんがりで、明科などのごく限られた地域からしか望めない東天井岳に現れる雪形の動物はどれでしょう。

 

1 仔犬

2 仔熊

 仔狐

 仔狸

 

 

問題100 白鳥の飛来地として知られる犀川白鳥湖と御宝田遊水池では、毎年数百羽のコハクチョウが越冬します。安曇野に初めて白鳥が飛来してからこの冬で29シーズン目を迎えますが、今シーズン白鳥が初飛来したのは、2012年の何月でしょう。

 

1 9

2 10

 11

 12

 

 

私の解答

 

 

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