第2回 安曇野検定(自然科学編)
ジュニアコース 試験問題
問題1 安曇野市の西側にそびえ立つ北アルプスの蝶ヶ岳、常念岳、横通岳、大天井岳、燕岳など山々の標高は、約何mでしょう。 1 1,500m 2 2,000m 3 3,000m 4 3,500m 問題2 安曇野市の東側には光城山、長峰山、東川手の山地など標高800mから900mの山々があります。これらを何山地とよぶでしょう。 1 筑摩山地 2 飛騨山地 3 有明山地 4 押野山地 問題3 明科の押野崎で合流する3つの川は、犀川、高瀬川とあと1つはどれでしょう。 1 梓川 2 穂高川 3 黒沢川 4 烏川 問題4 安曇野市の特徴的な地形で、川が山地から平らな土地へ流れ出るところに多く見られる、土や砂が扇のような形に積み重なった地形のことを何というでしょう。 1 河岸段丘 2 三角州 3 堆積段丘 4 扇状地 問題5 堀金地域や三郷地域の山は、主に恐竜の生きていたころの、とても深い海の底に積もった泥や微生物のからが固まってできた岩石からできています。この微生物の名前はどれでしょう。 1 放散虫 2 三葉虫 3 有孔虫 4 ビカリア 問題6 (第5問から続く)この微生物のからが固まってできた岩石を何というでしょう。 1 石灰岩 2 チャート 3 れき岩 4 花こう岩 問題7 穂高地域の山は、マグマが地下の深いところで固まってできた岩石でできています。この岩石を何というでしょう。 1 せんりょく岩 2 石灰岩 3 花こう岩 4 玄武岩 問題8 (第7問から続く)この岩石の特徴の説明で正しいものはどれでしょう。 1 黒っぽく、とても固い岩 2 白っぽく、砂が固まった岩 3 白っぽく、ごま塩模様の岩 4 黒っぽく、魚や貝などの化石が含まれる岩 問題9 明科地域や豊科地域の東側の山を作っている岩石は、何からできているでしょう。 1 恐竜が生きていた時代の植物 2 恐竜の時代の前の海の泥 3 恐竜の時代が終わった後の時代に海に積もった砂や泥、小石など 4 恐竜が絶滅した後に残った恐竜の骨 問題10 安曇野市の平地の部分には、川が運んできた砂利や砂が、岩石の上に厚くためっている層があります。この層を何というでしょう。 1 砂岸層 2 砂利層 3 砂れき層 4 化石層 問題11 次の4つの活断層のうち、安曇野市にない活断層はどれでしょう。 1 松本盆地東縁断層 2 鹿島−満願寺断層 3 梓川断層 4 信濃坂断層 問題12 安曇野の西側の山の岩石と東側の山の岩石は、性質が違う岩石でできています。これらの岩石は、犀川の近くのある断層を境にして西と東に広がっています。この断層を何というのでしょう。 1 松本盆地東縁断層 2 鹿島−満願寺断層 3 梓川断層 4 信濃坂断層 問題13 三川合流部に湧く地下水は、名水百選にも選ばれた有名な湧水です。この湧水群は何とよばれているでしょう。 1 安曇野わさび田湧水群 2 安曇野わさび畑湧水群 3 三川わさび田湧水群 4 三川わさび畑湧水群 問題14 安曇野市全体の水道水のうち、地下水は何%使用されているでしょう。 1 48% 2 63% 3 82% 4 93% 問題15 最近、地下水が少なくなり問題になっています。その原因の1つとして正しいものはどれでしょう。 1 観光客が増えたため 2 地下水が他のところへ流れてしまうため 3 田んぼが減っているため 4 水の近くに帰化植物が増えたため 問題16 安曇野で湧き水を利用してさかんに栽培されている作物はどれでしょう。 1 わさび 2 りんご 3 そば 4 れんこん 問題17 犀川や万水川などで秋から冬にかけてよく見られる、暖かい水面上を冷たい空気が渡る時に水面から蒸発した水蒸気が冷やされて発生する霧はどれでしょう。 1 蒸発霧 2 放射霧 3 移流霧 4 滑昇霧 問題18 安曇野市を含む松本盆地の気候を内陸性気候といいます。内陸性気候の説明で、間違っているものはどれでしょう。 1 空気が乾燥していて1日の最高気温と最低気温の差が大きい 2 年間を通して雨の量が多く、湿度が高い 3 秋から春にかけてよく晴れた夜の翌朝は冷え込み、霧が出やすい 4 霜が降り、春先の農作物に被害をあたえやすい 問題19 安曇野市を含む松本盆地で発生しやすい「フェーン現象」の説明として正しいものはどれでしょう。 1 湿った気温の低い風が山から吹き下りてくる現象 2 乾燥した気温の低い風が山から吹き下りてくる現象 3 湿った気温の高い風が山から吹き下りてくる現象 4 乾燥した気温の高い風が山から吹き下りてくる現象 問題20 安曇野市の西側には北アルプスが南北にそびえ、夏でも気温が低いため多くの雪が雪渓として残ります。その場所はどこでしょう。 1 尾根 2 沢筋 3 谷壁 4 山ろく 問題21 5月の中旬から常念岳にあらわれる、白い三本爪の雪形を何というでしょう。 1 蝶 2 万能すき 3 万能くわ 4 雁 問題22 安曇野市明科地域の限られた場所からしか見ることができない、東天井岳にあらわれる雪形は何でしょう。 1 代かき馬 2 白い仔犬 3 鶴 4 獅子 問題23 3月のおわりから4月のおわりにかけて、種をまく時期を知らせる役目をしていた、爺ヶ岳にあらわれる雪形はどれでしょう。
問題24 蝶ヶ岳に、蝶の雪形があらわれる時期はいつごろでしょう。 1 2月下旬から3月上旬 2 3月中旬から4月上旬 3 4月上旬から4月下旬 4 5月上旬から6月上旬 問題25 北アルプス常念岳にあらわれる常念坊(袈裟を着たお坊さん)の雪形は、3月下旬から4月中旬にかけてみることができますが、常念坊は何を手から下げていると言われているのでしょう。 1 弁当箱 2 なた 3 とっくり 4 びく 問題26 森林が人によって切り倒されたり、焼けてしまったりしたあとに、自然に生えてできた森林のことを何というでしょう。 1 薪炭林 2 二次林 3 天然林 4 人工林 問題27 亜高山帯はシラビソ帯ともいわれていますが、シラビソのほかに生えている代表的な木はどれでしょう。 1 コメツガ 2 ブナ 3 ミズナラ 4 アカマツ 問題28 北アルプスの一番高い部分は高山帯とよばれ、きびしい環境のため高木の森林はできません。そのかわりな背の低い植物の群落がありますが、その植物はどれでしょう。 1 シナノザサ 2 ヨモギ 3 ハイマツ 4 ススキ 問題29 安曇野市の標高500〜1,100mの場所には、自然のまま生えている植物はほとんどなく、田んぼや畑、住宅地となっています。この植生帯のことを何帯とよぶでしょう。 1 シラビソ帯 2 クリ帯 3 ブナ帯 4 ハイマツ帯 問題30 人間の活動によって海外から入ってきて、日本で野生化した植物を「帰化植物」といいますが、帰化植物の説明で間違っているものはどれでしょう。 1 ニセアカシア(ハリエンジュ)は土の深いところまで根を張るので、抜けにくい 2 オオブタクサは花粉症の原因になっている 3 オオカワヂシャは日本にもともとあるカワヂシャとの雑種をつくる 4 アレチウリは10mもつるを伸ばし、木をおおって枯らしてします 問題31 年に何回も開花する、繁殖力の強い帰化植物であるセイヨウタンポポの特徴として正しいものはどれでしょう。 1 総苞片が丸まっている 2 総苞片がそり返っている 3 総苞片がない 4 総苞片が上を向いている 問題32 北アルプスの標高2,500m以上の高山帯に住んでいる、氷河時代の生き残りといわれている生き物はどれでしょう。 1 カモシカ 2 ムササビ 3 ライチョウ 4 テン 問題33 写真家でチョウの研究家でもある田淵行男が敬意を込めて「ハイマツ仙人」とよんだ高山チョウで、幼虫で2度の冬を越し、3年目でやっと成虫になるチョウはどれでしょう。 1 タカネヒカゲ 2 クモマツマキチョウ 3 オオイチモンジ 4 コヒオドリ 問題34 クモマツマキチョウは、オスの前羽の先があざやかなだいだい色をしていて、とてもきれいな高山チョウです。幼虫はアブラナ科のある植物を食べて育ちますが、その植物はどれでしょう。 1 スカシタゴボウ 2 イヌガラシ 3 ミヤマハタザオ 4 ナズナ 問題35 安曇野市の山に住むオコジョは、夏は背がチョコレート色ですが、冬になると毛が生えかわり、全身が同じ色になります。それは何色でしょう。 1 グレー 2 白 3 茶 4 黒 問題36 オコジョが食べるものはどれでしょう。 1 はちみつ 2 どんぐり 3 木の芽 4 ネズミ 問題37 さえずりが美しいため日本三鳴鳥のひとつに数えられ、安曇野市でも烏川や中房川で見ることができる、青く美しい鳥はどれでしょう。 1 キビタキ 2 セキレイ 3 オオルリ 4 ライチョウ 問題38 1億5千年前のトンボの姿や形を今に伝えることから「生きた化石」とよばれるトンボはどれでしょう。 1 シオカラトンボ 2 ムカシトンボ 3 オニヤンマ 4 アキアカネ 問題39 堀金の烏川、三郷の黒沢などの上流にすんでいるムカシトンボは、幼虫の時は小川の石にしがみついてくらします。幼虫の期間がトンボの中で最も長いといわれていますが、その期間は約何年でしょう。 1 3年 2 4年 3 8年 4 12年 問題40 安曇野市で保護活動が続けられているチョウで、幼虫はクララという植物だけを食べる、羽の表が青いチョウはどれでしょう。 1 ヒオドシチョウ 2 ヒメシジミ 3 オオルリシジミ 4 モンキチョウ 問題41 ツキノワグマの説明で、間違っているものはどれでしょう。 1 本州の中部地方から東北にかけての間と四国に住んでいる 2 どんぐりや果実のほかに、アリやハチの幼虫も好んで食べる 3 決まったなわばりがあって、ずっと同じ場所でくらす 4 環境の変化によるエサ不足のため、農作物を荒らしたりする 問題42 ニホンカモシカの説明について、正しいものはどれでしょう。 1 肉や毛皮をとる人が増えたので、数が少なくなっている 2 オスもメスも15センチくらいの2本の角を持っている 3 標高3,000m以上の山岳地帯に住んでいる 4 人里におりることはなく、農作物を荒らすこともない 問題43 穂高川や犀川に住んでいるカジカという魚をとるときに使う道具の名前は何でしょう。 1 ミノ 2 ウケ 3 クマデ 4 ザル 問題44 ムササビはどれでしょう。
問題45 安曇野市の西山に住むヤマネの説明について、間違っているものはどれでしょう。 1 背中に一本の黒い線がある 2 日本にしかいない 3 冬は冬眠しない 4 国の天然記念物になっている 問題46 安曇野市には、前足と後足の間に飛ぶための「まく」が発達し、木から木へと飛び移って移動する動物が2種類いますが、モモンガとどの動物でしょう。 1 イタチ 2 ハクビシン 3 ムササビ 4 シマリス 問題47 安曇野市には毎年10月中旬ごろ白鳥が飛来しますが、平成24年2月には約何羽の白鳥が飛来したでしょう。 1 約500羽 2 約800羽 3 約1,100羽 4 約1,300羽 問題48 安曇野市の清らかで冷たい川に住んでいて、旧穂高町では特産物としてあつかわれていた魚はどれでしょう。 1 ウグイ 2 ヤマメ 3 イワナ 4 カジカ 問題49 オオルリシジミが観察できる、安曇野市内にある公園はどれでしょう。 1 黒沢洞合自然公園 2 県営烏川渓谷緑地 3 国営アルプスあづみの公園 4 岩洲公園 問題50 安曇野明科にある長野県水産試験場が、日本で初めて養殖に成功した魚は何でしょう。 1 サクラマス 2 コイ 3 アユ 4 ニジマス |
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