入院2日目

 

7/5(金)

7:00

起床。

相変わらず吐き気はあるけど、のどの痛みはある程度慣れてきている。人間、慣れはすごい。

昨日の調子だと、寝ている間に胃の内容物がかなり出ているだろうと期待していたのに、ほとんど出ていずがっかり。

ナース「今日は9:00にレントゲン、16:00にCTの予定です」

 

9:00

ナースが呼びに来てくれレントゲン室へ。腹部レントゲン撮影、立位と仰臥位(仰向け)の2枚。歩いたら下腹部が痛くなってきた。

病室に戻ったら直ちに点滴交換。本日は、ソリタ-T3、2ボトルと、ソリタ-T1、1ボトル。でも、そのうちのソリタ-T3、1ボトルには、赤い袋がかけられている。

私 「この赤い袋はなんですか?」

ナース「ビタミン剤が入っていて、遮光した方がいいからこの袋かけてあるの」

(@_@) 「昨日は遮光してませんでしたよ」

ナース「・・・遮光しなくてもそんなに簡単には分解されないから大丈夫・・・」話を変えるかのように「ついでだから体拭きますね」

しかし持ってきたタオルが、私が預けたタオルと違う。

私 「これ私のではないんですけど」

ナース「堀内隆雄さんですよね」

私 「確かにタオルについている名札はそう書いてあるけど、預けたタオルとは違いますよ」

ナースはそのタオルを持ってナースセンターへ。しばらくして「昨日預かったナースが間違えたようです」と言って、私が預けたタオルを持ってきた。今流行の医療ミス?

背中を拭いてもらっていると、別のナースが「堀内さん、CTに呼ばれました」

私「??。16:00じゃないの?」

予定が変更になったらしい。背中を拭いてくれたナースはさすがに苦笑いするのみ。

 

10:30

腹部CTスキャン撮影。 まずは初診同様そのまま撮影。

終わると、点滴から造影剤を入れて同じように撮影するとのこと。造影剤が入ると、体が温かくなるかもしれないと言われたが、逆に入った瞬間、冷たく感じた。

腹部レントゲン撮影では、歯科の小さなレントゲン撮影(いわゆるデンタル)の10倍以上の被爆量。CTスキャン撮影は、通常のレントゲン撮影の30〜50倍。今日1日で、腹部レントゲン撮影2回、腹部CTスキャン撮影2回だから、少なく見積もっても、デンタルの620枚以上の被爆をしていることになる。 う〜ん、すごい。日頃、患者さんに気を使って撮影しているのがアホらしくなってきた。

 

11:00

動き回ったせいか、胃の内容物が管から出てきた。力むとどんどん出てくる。おもしろいので、何度も力む。そのおかげで、おなかの張りや痛みが減ってきた。

窓側の患者さんが退院していった。いいな〜。

 

15:30

窓側のベッドに移ることになった。冷房がないので、窓の近くはうれしい。

おならが出るようになってきた。腸が動き出し、ガスは下へと動いている証拠。後は、大便さえ出てくれるとありがたいのだが・・・

 

19:30

昼過ぎまで使っていたベッドに、新たな患者さんが入院してきた。他の病院で気を失い、転送されてきたらしい。付き添いの人達に、「昼寝ちゃったから、夜は眠れそうにないな〜」とグチっている。

 

20:30

ブラッシングを行う。絶飲食のため、日に1回でいいし、その時間も短くてすむので、楽チン、楽チン。

 

21:10

点滴交換。 夜間は、ソリタ-T3、2ボトル。

絶飲食のため、1日5ボトル(2,500ml)だけで生きている自分が情けない。

 

21:30

消灯。

吐き気や痛みはないが、やっぱり眠れない。そのうち、今日入院してきた患者さんが眠り始め、歯ぎしりを始める。音はそれほど大きくないが、歯が破壊されているかと思うと気になって眠れない。眠れそうにないって、さっき言ってたじゃんか!もう!

 

23:00

やっと入眠。

 

 

 

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