「紙袋が必要なほどチョコをもらうってのは漫画の世界だけだと思うんだよね」
「僕もそう思うよ」
「晴彦とかもさ、女の子の友達多いから結構貰うんだけど片っ端から食べていくから周助みたいにならないのかもね」
「中村のやつ、今日は時間さえあればチョコだのクッキーだのずっと食べてたしね」
「ホントにね。ところでその机の上にある山盛りのプレゼントとロッカーにも溢れかえってるプレゼント、どうすんの?」
「どうしようか、でも青学にいるときよりかはマシかな」
「なにそれ、イヤミですか!ブッサイクなそこいく男子が聞いてたら怒られちゃうよ?」
「聞こえてるぜ、!!お前がはっきり人の顔のこと言ってんじゃねぇかよ!!泣くぞ!!」
「ごめんご〜このチロルちゃん、しかも限定かきごおりで許しておくれ」
「・・・仕方ねえなぁ、許してやるよ」
「ま、あんな感じだよね。もてない男ってのは、フッ・・・」
「、えげつないことするのはやめなよ。それよりもさ」
「それよりも、で片付けちゃう周助も結構えげつないよ」
「それよりもこの荷物どうしよう、カバンに隙間ない?詰め込ませてよ」
「やだよやだよやだよ、なんで私が荷物もちみたいなことやらなきゃいけないんだよぅ」
「やってくれたらこのゴディバらしきチョコとブリュエールらしきチョコ、まるまるあげるよ?」
「よしきた!さささ、お兄さん、こっちのカバンは置き勉ですっからかんですよ。どうぞどうぞ、あとできればそっちのチョコも・・・」
「ん、これもあげるよ。じゃあこの机のほうはよろしくね。それにしても、裕太は大丈夫かな・・・ルドルフは校内チョコ持込禁止だったっていうけど」
「そうなの?じゃあ初体験だね!チョコまみれになるのは!アイツもいいチョコもらってそうだなぁ」
「よだれ垂れかけてるよ、」