あんしん配達通信マガジン(月刊)


★コンサルティングを希望される皆さんへ

今回は、生命保険のコンサルティングを希望される方へ、コンサルティングの注意点を書き出してみます。
私どものコンサルティングの経験からの注意点となりますが、他の(無料)コンサルティングをお受けになる際にも、お役に立つと思います。
ただし、真剣にコンサルティングを受けたい方に水を差すものではありませんので、その点はご了承ください。

■ コンサルティングを受ければ、保険料を安くできると思っている方へ

そういった方には、コンサルティングは意味がありません。
何か私に良いものはありませんか?というのであれば、セールスの方に話を聞いて、お勧めを受けてそれに加入してください。

「今は、保険もどんどん新しくなって良くなって、しかも安くなっていますよね」なんていう質問をコンサルティングでは勘弁してください(CMのすり込みを解消することは、HPやメルマガの情報で十分です)。
コンサルティングを受けるのであれば、安くしたいのではなく、保険料を有効に活用したい、といった視点からのご相談でないと、せっかく相談してもガッカリすることになります(そもそも、そういった方が加入している保険プラン自体は、今の保険料が10年だけで、その後はアップしていくことの認識がない場合が多いので、安くしようがないのですが)。
なぜなら、生命保険は「安いものは安いなりに」「高いものは高いなりに」役に立つからです(ただし、皆さんの場合は、「高いのに安いなり」になっているの場合があります)。
「安いのに高いこと」は起こらないのは、金融商品の常識です(運が悪い人だけは、結果的に高いことになる場合がありますが、加入者全員がそうなるわけではありません)。

■ コンサルティングを体験したいだけの方へ

そういった方は、有料コンサルティングで、思う存分お客様扱い(?)された方がいいでしょう。
他の、真剣にコンサルティングを希望される方の邪魔です。
また、相談者にとっても時間の無駄です。
ぜひHPなどで、問題点を自分で認識されてから、申し込んでください。
コンサルティングを受ければ、良いことがある訳ではありません。

■ ドタキャンされる方へ

無料であるということで、相談をお受けする方にもリスクがあることをご存じですか?
それは、ドタキャン(前もってのキャンセルではなく、連絡もなくいらっしゃらない方のことです)です(ただ、連絡がうまく付かなかったりする場合も考えられますし、突発的な事情もありますから、一方的にドタキャンを責めると言うことではありません)。

例えば有料で前金なんかを払っていたら、ドタキャンしますか?
逆に、無料なら、ドタキャンをしても誰にも迷惑をかけないのでしょうか?
ところが、これが迷惑なのです。
まず、相談を受けるFPも相談者と同様に、各自の休日を返上して、自腹で交通費を負担して、相談の場所まで出向きます(だからといって、コンサルティングが役に立つとか、有料にしたいということではありません)。
相談会場も、この企画に賛同していただく方から事務所をお借りしたりして、無料で運用することができるのです(FPだけでなく、そのような賛同者によって運用されています)。

とはいえ、皆さんに生命保険の情報を提供し、自己責任でご自分のプランを見つけてほしいという、私どもの已むにやまれぬ気持ちから勝手に行っていることですから、相談者に心理的負担をかけようと言うことではないのですが(つまりお節介でやっていることです)、だからといって最低限のルール(マナー)はあるはずです(この点を崩してしまうと、結果的には単なる商品のお勧めになってしまうのです)。
それは、相談を受ける立場で言えば、相談者の情報の守秘義務が絶対的なものであるというのと同じです。
しかも、他の真剣に相談を希望される方を押しのけることになるわけで、これは非常に迷惑な行為と言うことになります。

以上、コンサルティングを受けても良いことが必ずあるわけではないことを、まずご認識ください。
そして、相談者が真剣であればあるほど、コンサルティングは役に立つということもお忘れなく(そして、その前に問題点を自分なりに考えておいてください)。
コンサルティング受ける方も、受け付ける方も、相応にリスクがあるわけですが、お互いそれを合意のうえで、コンサルティングを有用な時間にしたいものです。
また、コンサルティングの間口を狭めようと言うことではありませんので、その点もお間違いのように。
コンサルティングを通じて、皆さんの悩みの解消の一助になれればと考えておりますので、上記最低限のルール(マナー)をご理解いただき、コンサルティングのお申し込みをお待ちしております。





★損保系生保2002年3月期決算

本日付け、日本経済新聞にて、損保系生保の2002年3月期決算が一覧表で掲載されました。
そこで、HP「あんしん配達通信」上でも、ソルベンシーマージン比率の増減などに一手間かけ、掲載してみました。
 → http://www4.plala.or.jp/anshin/

ところで、ムーディーズの日本国債格付けの2段階引き下げは、今後、生保格付けにはどう影響するのでしょうか?
これまで、国債の格下げに連動して、保険財務力格付けを引き下げられてきた外資系でない生保の格付けは、今回はいかに?
あまり、あからさまな引き下げは、格付けの信頼性を損ねるようにも思うのですが(どう見ても、目の敵にされている生保があるように見えるのは私だけでしょうか?)。
そういう意味では、S&P、ムーディーズだけでなく、国内の格付け会社の格付け(とはいえ、設立のメンバーが国内の金融機関というのも問題ですが)も参考にしなければいけない、そんな今日この頃です。

なお、ソルベンシーマージン比率は高ければいいと言う数値ではありません。
保有リスクが少ない場合は、ソルベンシーマージン比率が高くなる傾向があります。
したがって、ソルベンシーマージン比率だけでなく、契約高の伸びなどの参考にされるべきでしょう。


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