★経済誌 生保ランキング特集あれこれ
今週月曜発行の「週刊ダイヤモンド12/14号」「週刊エコノミスト12/17号」それぞれに、「生命保険安心度ランキング」「保険会社・保険商品 最強ランキング」が掲載されています。
今回はそれについての感想を。
詳しい内容については、それぞれの雑誌をご覧ください。
■ 保険会社のランキングは?
<週刊ダイヤモンド>
・大手生保 ・中堅生保
1 大同 1 東京海上あんしん
2 日本 2 ソニー
3 富国 3 アメリカンファミリー
4 明治 4 プルデンシャル
5 第一 5 アリコジャパン
6 安田 6 アイエヌジー
7 太陽 7 損保ジャパンひまわり
8 住友 8 オリックス
9 三井 9 アクサ生命グループ
10 朝日 10 GEエジソン
11 マスミューチャル
<週刊エコノミスト>
・総合順位
1 アメリカンファミリー
1 東京海上あんしん生命
3 損保ジャパンひまわり
4 ソニー
4 アリコジャパン
6 プルデンシャル
7 アイエヌジー
8 大同
9 日本
10 明治
11 オリックス
12 第一
13 安田
13 富国
15 太陽
16 マスミューチャル
17 住友
18 三井
19 アクサ生命グループ
20 朝日
※ 同順位あり(1位,4位,13位)
これをご覧いただくと、ある程度、格付やソルベンシー・マージン比率から推測できる、妥当な結果といえるでしょう。
週刊ダイヤモンドの方は、大手と中堅に分けたランキングになっていますが、分けないと大手がすべてランキングの中位以下にしかならないということで、苦肉の策といった感じです。
結果として、週刊エコノミストを見れば、週刊ダイヤモンドの苦労も水泡に帰してしまっていますが。
ただし、外資系が上位を占めてはいますが、外資系だから安心というわけではありませんから、早とちりをしないように、ご注意ください。
■ 今はいるべき「保険商品」の?
毎度のごとく「週刊ダイヤモンド」では、専門家のお勧め商品についてのランキングも掲載されています。
そして毎度のように、私はこの「専門家」について?と思わざるを得ない、というお勧め内容になっています(どう見ても、外資系の商品を普段から勧めることで生計を立てているFPが、自分のメリットになる商品をお勧めしているようにしか見えないのです。特に、生保のことを詳しく知らないようなFPがお勧めしがちな、それでいて専門家面出来そうな商品が選ばれている点で、非常に作為を感じます)。
特に、「役に立つ商品」ではなく、「客が好む商品」をお勧めしている点で、非常に底の浅い、客に迎合した商品選択になっている傾向を感じます。
そして、外資系の商品設計には、そういった傾向をTV−CMなども含めまして、私は感じるのですが(大手生保のアカウント型などにもその傾向はありますので、外資系だけということではありませんが)。
さらにいえば、保険会社ランキングが上位で、しかも保険商品ランキングでも上位だからといって選択する(飛びつく)のは感心しません(出来レースみたいなものですから)。
「役に立つ」のポイントが非常に浅いという点では、「読者1000人にアンケート 選ばれる保険会社、保険商品」の記事も、似たり寄ったりです。
このアンケートは所詮、「客に好まれる商品」であることは分かるのですが、「役に立つ商品」が分かるわけではありません。
でも、この記事を読んで商品選択をしようとする読者がいたとしたら、「みんなが選んでいるんだから大丈夫だう」ということで安心したいと言うことなのでしょうが、それは大間違いです。
そう思って加入すること自体が、自己責任を放棄することになってしまうことに、ぜひ気付いてください(みんな渡れば怖くない、なんてことで生保を選んで良いのでしょうか?)。
以上、私の感想でした(今回は、まとまりがない感想で申し訳ありません)。
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