あんしん配達通信マガジン(月刊)


■ガン保険は本当に必要?

前号で「ガン保険」について取り上げましたが、「本当にガン保険が必要なのか考えましょう」とくどいほど(?)言ったつもりなのですが、紙背から読みとっていただけたでしょうか。

ガン保険はガンになったら役に立つ保険であることに間違いありません。
しかも、ガンは老後になればなるほど罹患するリスクがアップします。
したがって、終身型のガン保険に加入すれば、「ガンについては大丈夫」と考えてもあながち間違いではないでしょう。

ただし、一つ大事な視点を忘れています。
それは、「一般に、ガン保険は無配当である」という点です。
何で無配当が問題になるのでしょうか?
配当が何のために存在するのか十分理解していないとお分かりになりにくいとは思いますが、インフレになって物の価値がアップしてしまった場合に、「無配当」よりは「配当付」の方が不安は少なくて済むといえます。
具体的には、例えば現在100万円でガンを治療できるとしたら、インフレで20年後にその治療費が300万円になってしまった状況をご想像ください。
この場合で、100万円の給付金が出るガン保険(無配当タイプ)に加入していたら、それだけでは200万円も不足することになってします。
これが無配当の保険が潜在的に持つ不安です。
配当付なら、インフレになることで運用が予定利率を上回るため、その上回った運用益が配当として積み立てられます。したがって、全部は埋められないかもしれませんが、不足分のかなりの部分を配当金が補填していくのではないかと考えられます。

でも、ガン保険に配当付はあるのでしょうか?
無いとすれば、今は100万円でいいのに、将来のインフレに備えて300万円の給付があるガン保険にしなければいけないのでしょうか。
答えは、余裕があればそれでも結構です。
でも余裕がないのなら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(次号へ続く)。


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