Q 現在は金利が底の局面なので、配当付の商品がいい


ちなみに、配当はおまけではありません。
配当は、大雑把にいえば、予定利率を上回って運用できたときに、契約者に還元するものですから、「インフレになると市場金利がアップし、運用も良くなる」といった流れから、インフレから保障額を守る安全弁であるといえます。
もっと根元的にいえば、インフレになると保険によって確保した保障額が目減りしていくことが、保険(とくに保険期間の長いもの)の泣き所なわけですが、配当がそのリスクをカバーする機能を持っていることで、インフレに対する心配はほとんどなくなると言えるでしょう(ただし、配当の機能にはタイムラグがあるので、ぴったりとリスクヘッジができるかどうかは断言できませんが・・・)。

逆に考えると、無配当の保険は(特に終身保険は)、インフレに無防備です(有効な手段は、増額特約などをつけておくことですが、保険料がアップしてしまいます)。

では、変額保険ならインフレに強いのではと思われるでしょうが、変額保険は投資です。元本を割る恐れがあります。
貯蓄と投資、投機のリスクの違いは、十分確認されていた方がいいでしょう。

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