”保有契約高の増減”と”ソルベンシー・マージン比率の増減”の相関関係
2004年9月期決算から、下記のように、保有契約高が(+)で、ソルベンシー・マージン比率も(+)の生保(週刊エコノミストの「生保安心度ランキング」にランキングされた生保20社)がどこなのか、ピックアップしてみました。

通常は、保有契約高が増えるとソルベンシーマージン比率が減少するわけですが、両方の数値が(+)である(下図の右上欄に位置する生保)ということは、それだけ保有契約のリスクに対する安心度が高い生保ということが考えられます(もっとも、2004年9月期決算上の安心度ですが)。
とはいえ、キャッシュフローが▲の生保もありますので、下図の右上欄に位置する生保だからといって、安心かどうか?の生保もあるということがわかりますが。

週刊エコノミストの「生保安心度ランキング」(2004.12.21号)と比較してみていかがでしょうか。
第2位、第3位、第5位、第6位(2生保)、第8位と、ベスト10に入っている生保のうちの6社が、下図の右上欄から外れてしまっています。
逆に、下図の左下欄にある生保の一つが第8位にランキングされています。
これをもって、週刊エコノミストの「生保安心度ランキング」が信用ならないとまでは言えないでしょうが、そもそも保有契約高が減少している生保をランキングの上位に持ってくること自体が、ランキングとして適切ではないのではないか、という疑問をお分かりいただけると思います。


保有契約高(+)

       アクサ(107.9%、▲57.1%)
三井住友海上きらめき(110.0%、688.1%)
アリコ(107.6%、▲202.0%)
オリックス(106.5%、51.6%)
       
太陽(102.8%、▲25.9%)アメリカンファミリー(106.2%、18.6%)
ソニー(102.7%、▲13.1%)
ING(105.2%、37.5%) 
       大同(100.4%、▲45.6%)
損保ジャパンひまわり(104.7%、99.7%)
                        
東京海上日動あんしん(104.7%、31.4%)
                     
プルデンシャル(104.3%、14.9%)
ソルベンシー・マージン比率━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━(+)
富国(99.9%、▲32.9%)日本(97.8%、34.1%) 
  第一(98.0%、▲7.0%)
明治安田(97.3%、55.0%)
住友(97.4%、▲4.3%)朝日(95.2%、9.9%) 
        三井(97.0%、▲9.7%)
アクサグループライフ(94.0%、80.5%)

保有契約高(

※ キャッシュフローが(2004年9月期決算の生保は、会社名を赤字で示しています


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