健康体・ノースモーカー保険の勘所

 


 

健康な人・たばこを吸わない人の保険料負担を安くした保険です。

健康な人・たばこを吸わない人にしてみると、自分より健康状態が劣る、あるいは喫煙をしている人と保険料が同じなのは、何か納得いかない気がします。
しかし、この保険は本当に消費者のために開発された商品なのでしょうか?

次に述べる点から、必ずしも消費者のためだけの商品開発とは思えないのですが…。

 

1. 特別保険料と言うシステム

健康なら保険料が安いというのは、消費者ニーズに合致した商品のように見えます。しかし、消費者が手放しで喜べる商品とはいえません。厳しく言えば、安い保険料をなんとか設定するために、健康体やタバコを吸わないと言う理由をこじつけた感もあります。

まず生命保険には本来、健康状態によって保険料の割り増し(特別保険料)するというルールがあり、きちんと標準体の人と健康状態に問題のある人とは、保険料で区別されているという前提があります(そのために、診査をするのです)。
それを、わざわざ交通違反の有無まで範囲を広げて、保険料を割安にする必然性は、あまりない感じがします。

2. 選別と非選別の死亡率

次に、生命保険を多少勉強すると出てくるのですが、統計上では、健康状態で選別したグループとまったく選別しないグループで比較すると、ある年齢までは選別したグループの死亡率の方が低いのですが、一定の年齢をこえると選別したグループと選別していないグループの死亡率に差がなくなってしまいます。
つまり、「健康体だから保険料を安くしろ」というのは、一面の真理ではありますが、最終的には真理ではなくなってしまうのです。
期間限定で、ある年齢までしか、この理屈は通用しないわけです。

3. 定期特約のみ

以上のことからか、割安な保険料の適用は、期間の定めのある定期保険や定期特約(つまり掛け捨ての保障)に限定されています。

ところで、例えば10年の定期保険の場合で考えると、本当に健康である人として保険会社が選別した人が10年で死ぬ確立は非常に低いのではないでしょうか。さらに、安全運転まで要件にすると事故で死亡する確立も通常より低くなるでしょう。

そう考えると、そう言った人がその時点でわざわざ保障の期間を限定した保険(掛け捨ての保障です)に加入する意味があるのでしょうか。保険料の無駄という気がします。
多少保険料を安くしたとしても、保険会社の儲けは逆に増えているのではないか、と勘ぐりたくなる程です。

本当に消費者のために保険料を安くするなら、終身保険の保険料を引き下げるべきでしょう。

4. 保険会社の安全度も考えよう?

最後に。健康体保険やノースモーカー保険を発売している生保会社を見てみると、世間で経営状態が取りざたされている生保が多いようです(だから悪い保険と言うことでは決してありませんが)。

もしかすると、とりあえず保険料収入を増やすために、一見、消費者ニーズを満たしたかのような商品を、苦し紛れに発売したのかな?という印象も受けます。

 

この保険を待っていた人には、お勧めの保険ですが、何となく得だと思っている人は、もう一度ニーズの確認をしてみてください。

 



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