生保セールスマン の見分け方

 

生命保険の見直しを考えるときに、最も必要なものが商品の情報です。
そして、その情報を一番持っているのが、その会社のセールスマンです(知らないで売っていたり、メリットしか知らない、セールとしても不適格な人も大勢いますが)。
ところが、セールスマンに相談したりすると、商品を売り付けられるのではないか、と言う不安が常に付きまといます。
それが全くの杞憂でないことは間違いないのですが、相談する方に次のようなしっかりとしたセールスに対する見識が有り、単なるセールスなのか、それともコンサルタントなのか判断できれば、恐るるに足りません。こりゃまずいと思ったら、切り返してみてください。断わり文句にも使えるはずです。
それでもダメなら、きちんとしかるべきところを苦情を申し立てれば、最低限、商品の内容はきちんと教えてくれるでしょう。

それには、まず、生保会社には相談であることをしっかりと伝えましょう(ただし、年収などの収入や資産内容については、あれこれ言わない方がいいでしょう。セールスはあなたがいくら払えるだろうと言う目安を付けて、まず一番に保険料を設定したうえで、役に立かどうかは二の次でプランを提案してきます。)。
あるいは、特定の商品について聞きたいときには、「この商品についてのみ、情報が欲しい。ただし、無理なセールはいらない」と言わないと、いらない商品(ノルマがある商品)のプランを最初から、無理矢理に提案されることになりかねません。
解約するかどうかの相談等の場合、解約を検討している生保に相談すると、検討するための情報ではなく、「転換をすれば良い保険に安く入れる」というように、結果として新しいプランのお勧めになりかねませんから、その点は十分に気をつけてください(「迷っているんです。良い保険はないでしょうか?」なんていう相談は、生保のおばちゃんにとって鴨がねぎを背負っているようなものです)。
自分がどの点で今のプランが気に入らないのか、どう手直しをしたいのか、それくらいは、相談する前にまず自分で真剣に考えましょう。

以上のことが前提となります。


 

  1. 最初から自社商品を提案する場合はセールス

    お客さんのニーズ(もっとも、このニーズを誘導される場合もありますから、「困らないように」を前提に、保障額を検討しましょう)も聞かないで、のっけから自社の商品を提案する場合は、セールスです。
    コンサルティングなら、本当に保険が必要なのかどうか、ということから判断していくはずです。
    これでは、たとえ「顧客第一主義」を標榜していても、信用することはできません。たとえば、お客さんのニーズがあってこそ、商品がお客さんに合っているか合っていないか判断できるのです。
    ところが、その最低限必要な前提すら聞かずに商品を提案するとなれば、それは商品の押し付けといっても間違いありません。
    そこで、セールスではなくて、きちんとコンサルティングしてくれるよう要望しましょう。

    なお、「困らないように」にの保障額は、おばちゃんが必要だという額でも、外資系生保のセールスがパソコンで試算してくれる必要保障額(ゲームだと考えておけばOKで、こうしなければ不幸な目に家族が遭うなんてことではありません)でもありません。
    あなたが、遺族年金や健康保険の制度を理解した上で、あなたが足りないと思う額を設定しましょう。
    そして、保険料だけを払うのではなく、貯金もしながら払える保険料で、保険料のレベルは設定しましょう。

  2. 他社の商品についても知識が有るか

    次に、他社の商品について、どの程度知っているのか、またそれを客観的に説明できるかがポイントとなります。
    自社の商品しか知らないのは論外です。知っているようなそぶりでも、他社のことは、「何となく悪い」程度にしか比較できないのも、知っているとは言いません。

    他社のあるいは他の金融機関の商品に、お客さんのニーズに合った商品が有る場合で、その商品をきちんと紹介しない場合、そのセールスはあくまでセールスで、コンサルタントではありません。

    ただし、他社の商品パンフレットを携行することは、それ自体が誹謗中傷と金融庁は見なし、厳しく取り締まっているため、セールスが他社のパンフレットを持ち歩いていることはありませんので、比較検討している商品があるなら、ご自分でそのパンフレットを持参した方がいいでしょう。
    パンフレットの落とし穴を教えてもらえることもあるでしょうから。

  3. 加入後も、継続してフォローしてもらえるか

    生命保険は、加入して終わりということではなく、むしろ30年後、40年後にようやく役に立つ商品です。
    そこで、よく「あなたの一生の面倒を見ます」というように、加入後のフォローをアピールするセールスがいますが、これも口だけの場合があります。

    具体的には、
    ・生保のおばちゃん
     :1年または2年すれば、解約されてもペナルティがなくなる場合が多いのです。
      したがって、その期間を経過すると、転換(下取り)をすすめにくる訳です。
      そうすると、新たに1件獲得となるのですが、これってフォローでしょうか。
      会社も、既契約の保全より、それを解約させて転換させることを成績とみなす傾向が強いといえます。
      あるいは、2年も続かないおばちゃんが大半です
      (担当者がころころ変わって、連絡するとき、誰が担当者が分からない)。
    ・外資系の男性セールス
     :こちらも、加入後2年すれば、解約されてもペナルティがなくなる場合が多いのです。
      また、4年(会社によっては7年などことなります)を経過すると、保全手数料もなくなります。
      そのため、それ以後は解約をされても、セールスは困らないことになります。
      あるいは、2年間くらいで契約を取りまくり荒稼ぎして、セールスをやめてしまう人もいます。
    と考えると、おばちゃんも外資系も、所詮は加入後5年もすれば、契約をやめてもらっても構わないということになります。
    むしろ、既契約を解約してもらって、新しい契約にしてもらった方がうま味があるわけです。
    それにも関わらず、生命保険は入ってやめてを繰り返しても、良いことはあまりありません。
    となれば、あなたが一生を託せるセールスを探さなければいけないことになります(家を買うのと変わらないくらいお金もかかる場合がありますし、大変なのです。そして、家選びも実はセールス選びが肝心なのです)。

    で、一つの目安としては、5年以上は生保のセールスを継続して行っている人、ということが目安になるでしょう。
    でも、その地域で一番やり手なんて人は、私はやめた方がいいと思います。
    なんせ生保のセールスでは、「悪貨は良貨を駆逐する」傾向が強く、実は良心的なセールスほど、生き残れないような世界だからです。

    また、
    「とりあえず、このプランに入っておいたら」(ただし、「保険プランの土台を作っておきましょう」というのは、「とりあえず」とは違います)
    「まず、10年間だけこのプランでいってみたら」
    「10年したら、また良いプランがでています」
    「結婚したり、子どもが産まれた前提で、加入しておきましょう」
    というようなセールストークをする人は、あなたのプランのフォローをしたいのではなく、後で転換をさせてまた1件獲得できる、ということの方を重視しているわけですから、やはりお勧めできません。

    以上からいえることは、後でやめる(解約する)こと(転換、下取りということは解約することです。見直しという場合にも、解約することを意味している場合がありますから、この点ははっきりと確認しましょう)を前提にプランを勧める人は、一生涯のフォローより、目先の成績を優先している、といえるのではないでしょうか。

いろいろ心配の種は尽きませんが、生保の見直しには体力が必要です。
良いセールスを見つけて、相談しながら、最適な保障を考えることが、ベストでしょう。
通信販売は事務的でいい、という方もいらっしゃいますが、保険は契約によって成り立つ商品です。
パンフだけを見て契約するのは、安易です。
やはり、きちんと様々な場合を想定した質問をして、回答を得て、納得してから判を押すべきです。

そのためには、セールスをうまく使いこなすことが必要です。
これ以上の話は、直接コンサルティングにお出でいただいたときにでも。




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