これも生保会社の宣伝による勘違い作戦の一つです。
生命保険に加入して、老後の保障は個人年金で、というのが保険会社のお勧めパターンですが、保険会社のお勧めというのが曲者です。
答えを先に言えば、生命保険プランを設計するときに終身保険を厚くすれば、老後その保障を個人年金代わりに使えるため、わざわざ二つの保険に加入する必要はありません(終身保険の解約返戻金を個人年金的に活用することができます)。
もう一つ考え方。
生命保険(終身保険の薄い保険プランの場合)は老後までに死なないと役に立たない、逆に個人年金は老後にならないと役に立たない。
であるなら、終身保険を厚くすれば、老後までの死亡保障と老後の生活費を一つの保険でバトンタッチすればいいわけです。
しかも、現時点でいうと、個人年金と終身保険の保険料の格差がほとんどない生保会社もあります。予定利率が同じ会社の中でも商品によって違うと言うことで、そのような事ができるのですが、ほとんど同じ保険料で同じ年金額にできるなら、それまで死亡保障が付いている終身保険の方がお得といえるのではないでしょうか。