生命保険の落とし穴

 
 

「自分の生命保険は、どんな内容なのだろう」と思って生命保険証券を見ても、きっと内容は分からないでしょう。しかも、約款は小さい字で書いてあるし。

しかし、自分に望ましいように解釈して、安心してはいけません。

次のポイントを参考に、再チェックしてみてください。自分の生命保険が、自分が考えていた程、お得なものでもないことが、分ってビックリするのではないでしょうか。

 

 
主契約

定期特約付き終身保険の場合でも、主契約は「終身保険」と記載されています。
保険期間も「終身」と記載されているため、終身保険と定期特約の保障額の合計の保障額が、終身(いつ死んでも保険金が出る)で確保されている、と勘違いしがちです。
きちんと「主契約」の保障額を確認してください。
そうすれば、定期特約付き終身保険の場合、保障額の大部分は定期特約によるものであることが分かるでしょう。
つまり、定期特約の保障期間が終わってから死んでしまうと、がっかりするような金額になってしまうのです。

年金

今はやりなのが、収入保障特約という特約です。
この特約のメリットは、死亡時に一時金として支払われるのではなく、年1回、あるいは月1回というように遺族に支払われるため、遺族の生活費として金額を把握しやすい点があげられます。
ところが、生命保険会社によっては、この特約を「年金付き」というよな表現で販売している場合があります。
通常、年金というと個人年金のことで、これは生存給付に対する保険ですので、死亡に対する給付である「収入保障特約」を「年金」、「年金受け取りタイプ」と表現するのは、消費者を惑わせるものだと言えるでしょう。
年金と表示があっても、決して老後に受け取れるものではありませんので、注意が必要です。

更新型

通常の定期付き終身保険は、更新型といって、10年、あるいは15年ごとに保険料が上昇する形になっています。
保険料の負担が当初軽いのはメリットですが、本当に死亡する確立が高くなる年齢になったときに、払いきれない保険料にアップしてしまう可能性もあります。

ステップ払い

更新型の定期付き終身保険の保険料負担をさらに軽く見せるために、ステップ払いがあります。
10年、あるいは15年間、主契約の保険料負担を軽くできるのはいいのですが、そのあとに負担増となります。
契約時に負担感を軽くできるメリットはありますが、見せかけの負担減となってしまう場合が多いので、わざわざステップ払いにする必要はないでしょう。

通院特約

通院特約を付加している方も多いでしょうが、この特約は正しくは「退院後通院特約」ともいうべき特約で、入院した後でないと、通院しても保険金は出ません。

傷害特約

名前から、損害保険で取り扱われている傷害保険と同じ内容と思われがちですが、実は大きく違います。
ちょっとした怪我で通院しても、保険金は出ません。
文字は「傷害」ですが、内容は「障害」というべきもので、最低でも「片手の親指を切断する」といったかなりの障害を身体に負わないと、保障として役に立ちません。
保険の約款をご覧ください。

終身

入院特約などで、保障期間が「終身」というものがありますが、終身といっても、大部分の場合、入院通算日数には上限があります。
ガン保険等のように、わざわざ「入院日数無制限」と謳ってないものは、チェックが必要です。

 

 



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