ソルベンシー・マージン比率は、大きければ良いというわけではありません。
というのは、保有しているリスク(契約高が少ない場合や、ガン保険や変額保険などに特化している場合)が少ない場合、ソルベンシー・マージン比率が大きくなってしまう傾向が強いからです。
そこで、保有契約高とソルベンシー・マージン比率の相関を、一覧にしてみました。
ご覧いただくと、保有契約高が大きな生保より、保有契約高の小さい生保ほど、ソルベンシー・マージン比率が大きくなることが、ご理解いただけると思います。
以上のことからいえることは、ソルベンシー・マージン比率は、その大きさだけを気にするにするのではなく、比較する場合は、保有契約高など保有しているリスクとの兼ね合いからも、検討することが必要だということです。
そこからいえることは、一般論として
・ソルベンシー・マージン比率が小さく、保有契約高が一定の規模以下の生保
よりも
・ソルベンシー・マージン比率が大きく、保有契約高が一定の規模以上の生保
が安心ということでしょう。
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10,000以下 |
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ル ベ ン シ | ・ マ | ジ ン 比 率 |
以上 |
スカンディア(13652.9%) |
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以上 |
ハートフォード(2909.6%) |
共栄火災しんらい(2079.5%) |
富士生命(2875.2%) |
東京海上あんしん(2172.5%) |
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以上 |
PCA生命(1062.3%) |
クレディスイス(1485.2%) |
T&D生命(1284.8%) |
ソニー生命(1429.5%) |
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以上 |
オリックス(862.5%) |
GEエジソン(863.2%) |
大同生命(824.9%) |
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以上 |
アクサ生命(735.2%) |
太陽生命(789.0%) |
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以上 |
富国生命(663.2%) |
安田生命(673.9%) |
日本生命(632.0%) |
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以上 |
第一生命(569.2%) |
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以上 |
マスミューチャアル(496.4%) |
三井生命(465.4%) |
住友生命(452.2%) |