ソルベンシー・マージン比率は、大きければ良いというわけではありません。
というのは、保有しているリスク(契約高が少ない場合や、ガン保険や変額保険などに特化している場合)が少ない場合、ソルベンシー・マージン比率が大きくなってしまう傾向が強いからです。
そこで、保有契約高とソルベンシー・マージン比率の相関を、一覧にしてみました。
ご覧いただくと、保有契約高が大きな生保より、保有契約高の小さい生保ほど、ソルベンシー・マージン比率が大きくなることが、ご理解いただけると思います。
以上のことからいえることは、ソルベンシー・マージン比率は、その大きさだけを気にするにするのではなく、比較する場合は、保有契約高など保有しているリスクとの兼ね合いからも、検討することが必要だということです。
そこからいえることは、一般論として
・ソルベンシー・マージン比率が小さく、保有契約高が一定の規模以下の生保
よりも
・ソルベンシー・マージン比率が大きく、保有契約高が一定の規模以上の生保
が安心ということでしょう。
|
||||||||||
|
10,000以下 |
30,000以下 |
50,000以下 |
100,000以下 |
300,000以下 |
500,000以下 |
1,000,000以下 |
|
||
ル ベ ン シ | ・ マ | ジ ン 比 率 |
以上 |
三井住友海上シティ(6394.0%) |
富士生命(3190.2%) |
|||||||
2,000% 以上 |
チューリッヒ(2365.1%) |
共栄火災しんらい(2426.5%) |
|
東京海上日動あんしん(2299.0) |
||||||
1,500% 以上 |
東京海上日動フィナンシャル(1945.3%) |
あいおい生命(1874.0%) |
三井住友海上きらめき(1807.9%) |
|||||||
1,000% 以上 |
損保ジャパンDIY(1053.6%) |
クレディスイス(1426.0%) |
アイエヌジー(1385.5%) |
アクサ生命(1207.2%) |
ソニー生命(1317.1%) |
大同生命(1037.2%) |
日本生命(1237.8%) |
|||
900% 以上 |
オリックス(902.0%) |
マニュライフ(937.4%) |
アリコ(938.1%) |
富国生命(925.0%) |
||||||
700% 以上 |
T&D生命(721.7%) |
アクサグループライフ生命(870.2%) |
太陽生命(865.7%) |
第一生命(891.6%) |
||||||
600% 以上 |
三井生命(663.9%) |
|||||||||
500% 以上 |
マスミューチャアル(577.2%) |
朝日生命(570.3%) |
||||||||
400% 以上 |
||||||||||
|
||||||||||
|
10,000以下 |
30,000以下 |
50,000以下 |
100,000以下 |
300,000以下 |
500,000以下 |
1,000,000以下 |
|
||
|
|
|