●●●●● 1月のトピックス ●●●●●


昨年末はバタバタしていて、トピックスを忘れておりました。
しかし、生保の話題はいろいろ盛りだくさん

まずは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ニコス生命が、クレディ・スイス・グループ傘下の保険会社に譲渡されることになりました。
これまでは日本信販の子会社でしたので、外資系生保といいながら本当は日本資本も会社だった(ソニー生命のようなもの)のですが、今度は
本当に外資系になってしまいます。
最も、ニコス生命の前身は
米国のエクイタブル生命だったわけですから、もとに戻ったといえなくもないのですが・・・。
これからも、外資・国内資本に関わらず中小生保の身売りは続くのではないでしょうか(破綻もあるでしょうが・・・)。
次に・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
昨年から盛んにTV-CMで流れていますD生命の「堂々人生」について一言。
このCMを見た人は
「なんていい保険なんだ」と思われたのではないでしょうか。
しかし、このHPをじっくりご覧いただいた人なら、
「うまい話には裏があるんじゃ?」とお気づきになったのでは。
そうなんです。
CMでは「三大成人病になったとき、それ以後の保険料はいりません」というメリットだけいっています。
しかし、どこを見ても「そのためには、
保険料払込免除特約を付加して月々1,267円(35歳以降のプラン例:10年更新タイプ)が必要です」とはCMでいっていません(特約保険料は10年ごとにアップしていきます)。
「いらないよ」といいながら、そのためには「いるんだよ」では、本末転倒ではないでしょうか。
つまり、このメリットは保険会社のサービスではなく、お客様が特約保険料を払うことで、得られるものです(10年間の保険期間中に三大成人病にならないと、特約保険料は掛け捨てになります)。
これが本当に
「D生命の魂」(CMより)なら、会社の姿勢に?マークがつくのでは。
この特約自体にも?ではありますが、問題なのはCMの内容です。CMのイメージで、本当にお得と勘違いさせているとしか思えないのですが・・・。
他社の誹謗中傷や格付けの表示についてはとても厳しい金融監督庁がこんな
優良誤認CMを放っておいていいものでしょうか。

来月は「介護のS生命」について考えたいと思います。