●●●●● 10月のトピックス ●●●●●


日本経済新聞 平成11年10月3日(日)朝刊
「401k時代の選択」
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もういらない?終身保険

本当に、終身保険はいらないのでしょうか?

まとめてみると・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 
  1. 「預金は三角、保険は四角」と言う基本を再確認。
    つまり、保険は加入時点から保険金額を確保できますが、預金は積み立て途中で亡くなってしまうと、積み立ての予定金額に対して不足してしまいます。

  2. 「掛け捨ての保険にすることで、お金を有効に使える」といった言い回しが良くされますが、正しく言うなら「きちんと貯蓄をされている人なら、何も保険で貯蓄性を追求する必要はないのでは?」ということで、保険商品で貯蓄性を確保することが無駄なことでも、合理的でない事でもありません。
    例えば老後の生活費を考える場合、終身保険はいざというとき解約すれば老後資金として活用できます(保険料の払込が終わっている場合、支払った保険料と同じ額の保険料は貯まっています)が、掛け捨ての保険では、貯蓄であれ個人年金であれ、投資信託であれ、いずれかで老後資金を蓄えておかなければいけません(公的年金だけでは不足するとしたら)。

  3. 終身保険と積立貯蓄の比較表が掲載されていますが、この比較表は鵜呑みにできません。
    一番の問題点は、積立貯蓄の運用利率が2.0%の1ヶ月複利である点です。
    つまり、今現在2.0%の預貯金(元本が保証されているもの)はありませんし、今後アップしたとしてその平均が2.0%と考えた場合、そのように市場金利がアップすると仮定するなら
    終身保険には配当金が必ずつきますので、著しく均衡を欠いた比較と言うことになっています。
    つまり、
    「30年後に手にするお金」は、終身保険の場合、解約返戻金だけではなく、その金額に配当金が必ずプラスされることになります(積立貯蓄の運用利率が2.0%と仮定するならば)。
    この比較表は、
    無配当の終身保険の場合にしか当てはまらず、しかも金利の底では無配当保険は不利という原則や、配当金の機能をきちんと理解していないことなど、記事の内容に問題があります。

  4. 以上の点を踏まえた場合、「自分のお金は自分で考えて運用しましょう」という自己責任の原則が述べられていると言うことです。
    これは
    401kに限らず気をつけなければいけない点で、とくに老後資金は取り返しがきかないので、うまい話には気をつけ、元本保証の商品を中心に運用することが肝心でしょう。