●●●●● 11月のトピックス ●●●●●
証券診断をすると、
傷害保険と生命保険の区別がついていなかったり、
まったく逆の目的で加入していたり、
「これまで何にもなくて良かったね」
と言う方がたくさんいます。
そこで・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
人間が死ぬ原因は、大雑把に分けると
・病気
・病気以外
となります。そして、病気によって死亡した場合、保険金が出るのは生命保険だけです(法定伝染病の場合など例外も多少ありますが)。
つまり、傷害保険に入っていても、病気で死んだ場合、保険金は出ません(もちろん入院も、通院も、手術も同様です)。傷害保険の特色は、チラシの次の文言で分かります。
・年齢によって保険料は変わりません
・死亡、入院、通院の高額な保障が、家族ごと賄えて、格安
・加入に際して、診査はありません
・通信販売で申し込めます
このような広告の場合は、必ず四隅に小さい字で「普通傷害保険」と書いていないか確認しましょう。
また、保険会社の名前も外資系だとなかなか気が付かないのですが、社名に「生命保険」とは入っていないと思います。なんか今までより格安の保険料で、大きな保障が手にはいるのはすごいと言うことで、通信販売で申し込んでしまいがちですが、気をつけてください。
ただし、傷害保険でもニーズによっては役に立ちます。
例えば、子供がバイクに乗っているので、事故で、死んだり、障害が残ったり、入院したときの保障がほしい場合、生命保険に加入するより傷害保険の方が、合致していますし、保険料の負担もかなり少なくてすみます。結論としては、ガン保険でも、医療保険でもそうですが、安いものはそれなりの保障しかない(大きな保障があっても、保険期間が短いなど、注意しないとわかりにくい)、ということを十分考えて、通信販売だから入りやすいと、ほいほい申し込まないことが肝心です。