●●●●● 12月のトピックス ●●●●●


99年6月に破綻した東邦生命の破綻処理が決定しました。
結果としては、
GEエジソンに契約が移転されることになりましたが、
それに伴い、契約者の保険金額などが減額されることになります。
なんといっても、
日産生命の破綻のとき(予定利率を2.75%に引き下げ)
より厳しい内容
となっているのが驚きです(当然ですか?)。

内容は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

予定利率が1.5%に引き下げられることにつきます。
現在の他社の予定利率が
2%(三利源商品の場合)ですから、予定利率が高い時期に加入した保険(92年度以前については5.5%)ほど、削減率が大きいことになります。

また、解約自体にも規制があり、解約返戻金(解約したときに戻ってくるお金)は最大で15%が削減されることになります。
しかも、解約は2000年3月まではできません。

なお、死亡や入院の保障(保険金)は、2001年3月までは全額保障されます。


<保険金・年金の削減後(例・男性・月払い)>

保険種類
契約時年齢
97年契約
96年契約
95年契約
94年契約
93年契約
92年契約
91年契約
90年契約
89年契約
一時払い養老保険
(10年満期)
20歳
84
85
86
80
79
79
82
86
-
一時払い養老保険
(10年満期)
40歳
84
85
86
80
79
79
82
86
-
養老保険
(15年満期)
20歳
90
89
83
83
78
75
76
77
77
養老保険
(15年満期)
40歳
90
89
83
83
78
75
76
77
77
一時払い終身保険
20歳
50
51
35
35
25
20
21
21
22
一時払い終身保険
40歳
60
61
47
48
38
33
34
35
37
終身保険
(60歳払済み)
20歳
69
68
54
53
43
38
38
37
40
終身保険
(60歳払済み)
40歳
73
73
60
59
49
43
43
43
45
定期付終身
(10倍型・10年更新・60歳払済み)
20歳
82
82
80
79
75
77
76
76
-
定期付終身
(10倍型・10年更新・60歳払済み)
40歳
83
83
79
78
72
69
68
67
-
定期保険
(10年満期)
20歳
100
100
100
100
100
100
100
100
-
定期保険
(10年満期)
40歳
100
100
100
100
100
100
100
100
-
医療保障付定期保険(10年満期)
20歳
96
96
96
96
96
100
100
100
-
医療保障付定期保険(10年満期)
40歳
97
97
97
97
97
100
100
100
-
個人年金「新健康年金」
(10年保証付終身年金、64歳払済み・65歳年金開始)
30歳
71
71
58
56
43
37
37
37
38
個人年金「新健康年金」
(10年保証付終身年金、64歳払済み・65歳年金開始)
40歳
76
76
62
62
51
44
45
45
47
個人年金「新健康年金」
(10年保証付終身年金、全期前納・65歳年金開始)
30歳
57
58
41
42
28
23
24
25
27
個人年金「新健康年金」
(10年保証付終身年金、全期前納・65歳年金開始)
40歳
65
67
51
52
40
35
36
38
39
※ 契約時を
100とした場合(例えば80ならば20削減されると言うこと)※ 日経マネー3月号・2000年から

 

<解約返戻金の削減率>

解約の時期
2001年3月まで
2002年3月まで
2003年3月まで
2004年3月まで
2005年3月まで
2006年3月まで
2007年3月まで
2008年3月まで
2008年4月以降
解約返戻金の削減率
15%
14%
12%
10%
8%
6%
4%
2%
0%
※ 日経マネー3月号・2000年から